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2003.12.11

新生ナップスターってどんな感じ?

「ナップスター狂騒曲」などという、実にしっかりあの世界の裏側が書かれた、優れたドキュメンタリーが翻訳された。残念ながら私自身は、このナップスター狂騒時代には全然関わっていない。しかしそれとは無関係に、テクノロジーが引き金となって世の中が動くことがある、という実例をつぶさに知るのは実に楽しかった。

さて、そのナップスターだが、しばらく前に合法サービスとして復活した件は何カ所かのニュースで取り上げられていたからご存じの方も多いだろう。登録して3日間は自由に試せるらしいので、せっかくだから試してみた。

専用クライアントをダウンロードして、あとはサイトにサインインする。その状態で、インターネットラジオを聴いたり、楽曲の検索が出来る。私の関心は、「果たしてどのくらいの楽曲が存在するのか?」という点にあった。

ま、乱暴に結論を言ってしまえば、「結構あるけどないものも多い」って感じかな?

検索して見つかった曲は自分のマシンにダウンロードできる。やってきたのは128KのWindowsMediaファイルだった。MP3に比べれば音はいいので、まあPCで聴く分には悪くない。無料お試し期間中でもダウンロードが有料な曲があったりする。実はこのために、アルバム1枚丸ごと落とせないものが結構ある。面白かったのは、Miles Davisの曲は多くがそのままダウンロード出来るのに、John Coltraneは有料曲が多かったこととかかな。Charles Mingusはかなりいっぱいある。Art Ensemble Of Chicagoは1曲も無かった。Captain BeefheartもPeter Hammillもなかった。Renaissanceは最近のアルバムがぽちぽち。なぜかGo Go'sはオリジナルアルバム3枚ともある。Bob Dylan初期のが数枚。Randy Newmanそれなり。

拾い物だったのはPentangle。4枚くらいしかないのだが、2枚組ライブ「Sweet Child」がほぼまるまる聴ける。
いやー、これが聴いてびっくり、今まで聴かずにいたのが大馬鹿もんの素晴らしい演奏だった。

でもそのままダウンロード購入って気にはなれなかったので、結局Amazon.co.jpでボーナストラック入りのちゅうもんしちゃいました(笑)。

1曲99セント、というのが話題になってるけど、これ、私は高すぎると思う。CDに10曲入ってたとして10ドルでしょ?余裕でバーゲン品や中古盤が買えます。やっぱりアルバム1枚で500円切らないとダメでしょう。国内のダウンロード販売も、1曲300円とか100円とか言ってる間はだめでしょうね。

考えようによっては、20分の曲でも100円なら、LP1枚分200円でAB面だから、クラシックやジャズは割安かも・・・。でもレジデンツの「コマーシャル・アルバム」みたいに、1分の曲を40曲詰め込んだアルバムはどうするんでしょうね?(笑)。

で3日経つと曲はダウンロード出来なくなります(私の場合は、実質7日目に止まったんですけどね)。ダウンしたファイルも再生できなくなります。
あとは曲単位で購入するか、月9.95ドルのプレミアム会員になって、聴きまくったりダウンロードしまくったりするかの選択を迫られることになります。

Realも同じようなサービスを始めてるし、Appleのサービスはそこそこ好評みたいだし、しばらくはあちこちを試してみる期間がやってくるのかな?

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