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13 posts from March 2004

2004.03.31

ファイル交換とレコード業界の売上減少は無関係?

興味深い記事だが、個人的には全く違和感はない。

ファイル交換とレコード業界の売上減少は無関係~米経済学者が論文(Internet Watch)

そもそもCCCDをはじめとして、レコード業界が打ち出してきた方針は、誤った前提に基づいていたのではないか、という気がしてならない。ファイル交換やCD-Rによる個人複製が出来ないようにと考案されたのがコピーコントロール技術だったはずだが、ファイル交換やCDのバックアップが業界の売り上げに及ぼす影響は極めて限定的だったのではないか、というのがこの論文の主旨だろう。

音楽の伝播、ファン層の形成、購買に繋がる行動を総合的に考えないと・・・・。
CCCDによって音楽文化が隆盛に向かうとは個人的には思えない。

・・・ところで、CCCDについて執拗にこだわっているのは、同じ論法、つまり現象に対する誤った仮定、誤った仮定に基づく誤った方策という流れは、イラク派兵や国内著作権法改正、そして個人情報保護法案などなどにそれぞれ見られると考えているからです。

一休さんじゃないけど、「ご用心ご用心」。

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2004.03.25

「独自の編曲は権利侵害」指摘でCD出荷停止

うーん、なんだか著作権保護と同じような、行き過ぎを感じる。
「独自の編曲は権利侵害」指摘でCD出荷停止(読売新聞)

作曲者が編曲の出来不出来、またはアレンジの好き嫌いに対して好悪を表明することには何ら問題はないと思う。というより当然だろう。作曲者には何かしら表現したいものがあったはずだから。

しかし、

作曲者には作品を勝手に改変されない権利がある

というのはどうもおかしいように思える。それは一体どのような権利だろうか?

ELPがBrain Salad SurgeryでAlbert Ginasteraという作曲家のToccataを取り上げた時には、作曲者の許諾をもらいに会いに行っている。そう。通常は使用許諾を得て、使用権の部分で著作権料を払って発売になるはずなのだ。

CD発売後に文句を付けるのは筋違いなのではないだろうか。
それとも、よほどひどいアレンジだったのだろうか?

それにしても、意に沿わないカバーを出荷停止に追い込むなんて・・・・。
どうもすっきりしない。

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2004.03.24

SPAM退治にMailWasherを試してみる

しばらく前の記事だが、HotWiredに載った「優れたフリーウェアでコンピューターを護ろう」を眺めていて、他に無かったタイプのSPAM対策ソフトを知った。名前はMailWasher。早速本日から試してみることにした。無料版では1アカウントに対してのみ使用できる。$29.95の有料版は複数アカウント対応&Hotmailなどのウェブメールにも対応らしい。

このソフトは、メーラーの代わりにメールサーバーにアクセスし、サーバー上のメールについてSPAMかどうかの判断をする。SAPMと判断したメールを、受信前にサーバーから消すことが出来る。特徴的な機能としては、SAPMと判断できたメールについて、擬似的にエラーメールを返信する機能を持っていること。相手によっては、宛先不明のエラーメールを受け取ると、自動的に送信先リストから削除されるものもあるらしいので、運が良ければリストに登録されてしまった自分のアドレスが登録解除されるかも知れない。

さっそく長期使用しているアカウントについて試してみた。自動判定は結構いい感じ。ブラックリストに載っているようなアドレスについてはネット経由で情報取得しているようだ。

ただしスタート時点から問題はあって、このソフトは日本語対応がまだ出来ないように見える。設定を漁ってもフォント変更というものが見あたらない。という点で、どなたにでもオススメできる状態ではまだない。

エラーメールを相手に返す処理は結構時間が掛かった。最初のチェック、その後の処理など、それなりに処理時間は掛かる。しばらく使用してみてまた状況をここで報告したい。


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2004.03.21

アンサンブル・モデルンのザッパ演奏はやはり桁違いだ!

フランク・ザッパ:グレッガリー・ペッカリー」は途轍もない出来映えだ。現代音楽ファンものけぞり、ザッパファン驚愕、そしてロックファンもびっくりの素晴らしいアルバムである。

フランク・ザッパは20世紀アメリカ音楽の巨人だが、ロックミュージシャンとしての面以外、特に現代音楽作曲家としての評価はまだまだこれからだろう。それでも1993年のザッパ死後、徐々にザッパ作品を取り上げたレコードはリリースされてきている。

私はなるべく頑張って追いかけているというレベルのファンなので、決して全ての関係レコードを集めている訳ではないのだが、買ってみた中で満足できるものはほとんどない。今までに買い集めてみた演奏について、ここでまとめてみよう。

ザッパバンドのOBが集まって演奏した「Zappa's Universe」が取り敢えず先駆としての登場だった。しかしこのアルバムを聞いて分かったのは(ビデオもある)、いかに同じメンバーが演奏しても、ザッパ抜きだとやはりイマイチ、ということだった。

クラシック畑、ジャズ畑のミュージシャンがその後に続く。

The Zappa Album Finnish Ensemble Ambrosius
これはけっこういい。古楽器アンサンブルというあたりがまたいい。演奏もまずまず見事だが、どちらかというとリラックスした演奏になっている。もっとオリジナルに近い速い演奏だったらなあ、という不満もあるが。

Prophetic Avenue Le concert impromptu
こちらは管楽器アンサンブルによる演奏。バスクラ、オーボエなどの響きで聴くザッパはなかなか楽しい。けれどもあくまでオリジナル演奏を知った上での別バージョン、という気がする。つまり、曲のモチーフを管アンサンブルに移植したものだから。

Frankly a Cappella: The Persuasions Sing Zappa The Persuasions
こちらは黒人アカペラグループによるザッパ作品集。これはかなり良かった。このThe Persuasionsというグループ、全くの無名時代にザッパと交流があったようだ。ザッパ自身もこの連中のパフォーマンスを大変気に入っていたとのことで、そう考えると「You Are What You Is」あたりのゴスペル風多重コーラスあたりは、The Persuasionsみたいな演奏の影響があるのかも知れない。

Ed Palermo Big Band Plays the Music of Frank Zappa Ed Palermo Big Band
こちらはおそらくジャズ・フージョン畑の演奏家か。全体にリラックスした音になっている。悪くない演奏ではあるが、毒気が足りないかなあ。みんなキレイになりすぎているような気がする。

これらのアルバムとアンサンブル・モデルンによる演奏は、結局「格が違う」とでも言いたくなるくらい質感が異なるのだ。

まず編曲レベルが違う。
例えば、アンサンブル・モデルン(以下EM)の編曲は、極めてザッパのオリジナルスコアに近い。例えばEnsemble Ambrosiusの「Night School」とEM版を較べてみる。この曲は「Jazz From Hell」に収められたシンクラヴィア(”人間には演奏できない”複雑な曲を正確に演奏させるためにザッパが大金を投じて購入したシンセサイザー)演奏が最初の発表である。これを「自分たちに演奏できるように編曲する」か「スコア通りに演奏できるように練習するか」の差である。
この違いは圧倒的で、EM版は始まった途端に背筋に寒気が走る。

次にロックミュージック的なダイナミズムの違い。
上で紹介したアルバムは、どれも「ザッパの作曲した音楽を自分のスタイルで演奏した」ものだと言える。
EMが恐ろしいのは、「EMという演奏家集団がザッパの作曲した作品を、ザッパのスタイルで演奏している」ことである。
多くのアルバムで取り上げられている「Peaches En Regalia」にしても、きれいなメロディーを演奏している、というのではなく、オリジナル演奏のロックっぽさを感じさせてくれるのはEMの演奏だけである。

最後に、細部へのこだわり。
今回収録された「グレッガリー・ペッカリーの物語」におけるこだわりは、オリジナルスタジオ盤での複雑なテープ編集の結果として作り上げられた作品をそのまま生演奏するところまで行っている。テープの早回しによる甲高い声のボーカルも忠実にそうした声質で歌われている! つまり作曲者の意図した音質・曲の質感に対しても極めて忠実なのである。

何度も繰り返し聴いているが、その度に正直恐ろしくなる。それくらい途轍もない演奏のアルバムなのだ。
理由は不明だが、日本国内版は通常のCDで、ヨーロッパ盤はCCCDらしい。
これは国内盤購入が絶対オススメ。訳詞、解説共に、まるでザッパのアルバムみたいなレベルで充実している。
素晴らしい。

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2004.03.20

4月に山内規子小特集号が出ます

今月は山内規子の短編が2作雑誌掲載されます。

3月19日発売 サクラミステリー4月号 「大きな木の下で」
3月30日発売 ご近所ワイドショー5月号 「少年A」

上記情報はあおば出版のHPにあります。

それよりも大ニュース! サクラミステリー来月号は山内規子特集で短編が3作掲載されます!
4月19日発売。
タイトルを見る限り、未読作品らしいので、今から待ち切れません。

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「ようこそ自衛隊」が誤訳だったとは

DAYS JAPANから追いかけて発行人の広河隆一を覗いて見ていたら、またも驚いた。

至急の連絡:「イラク、サマワの誤訳」というのがあって、何気なく読んでみたらびっくり。サワマに掲げられた横断幕の文字が誤訳されたまま一人歩きしているようなのです。

TV等で「ようこそ自衛隊」と訳され、それをもって「自衛隊は待ち望まれていた」という論調が広がる結果を生み出していると思われますが、実際は「ようこそ日本人」と書いてあるという情報。

確かに私もアラビア語は読めませんし、自力では真実が確かめられない情報です。

誤訳と言えば、さて、どの本で読んだのだったか、戦時中か戦後の日本でだったかの裁判の話が未だに忘れられません。それは強姦罪の裁判で、被害者の女性は「助けて下さい!」と叫び声を上げたのだそうですが、この日本語を英語に訳した通訳が、逐語的に「Please help me.」と訳した途端、法廷は笑いに包まれ、被告は無罪になってしまったという話。こんな丁寧に助けを求めたんだったら和姦に間違いない、ということになってしまったのだといいます。これは「Help!」と叫んだ、と訳すべきだったのでしょう。女性はもしかしたらこの結果で自殺してしまったのだったかどうだったか・・・。

全然「ようこそ自衛隊」とは繋がりませんが、誤訳は人の命を奪うんだ、と未だに忘れられないエピソードなので紹介させていただきました。

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2004.03.19

週刊文春:販売差し止め支持 東京地裁

これは本当にヤバい話なのだが。
週刊文春:異議退け、販売差し止め支持 東京地裁(毎日新聞)
「出版禁止の仮処分は正当」東京地裁(産経新聞)
文春側の異議退け、出版禁止仮処分を維持 東京地裁(朝日新聞)

「報道被害」という言葉も存在するように、傍若無人で非道な報道は実在すると思います。最もひどいのは、事件加害者家族に群がるレポーターでしょうか。電話でコメントを求める、というのも非常に迷惑でしょうね。こうしたプライバシー侵害はおそらく大量に存在しているでしょう。

出版された内容が、事実無根・名誉毀損と判明した場合には、賠償問題になるのは仕方ありません。それが「言論の自由」の自由を行使した結果だからです。

しかし出版禁止という措置は、出版社に対する発言機会の封殺です。すなわち、憲法が禁じている事前検閲です。
そうした憲法レベルの問題が今回まともに扱われていないのではないか?、という印象を受けます。すでにすっかり入手不可になってしまった該当号ですから、記事の内容・信憑性について確認することも出来ません。

果たして裁判所は、政治家とは何の縁もゆかりもない一個人の訴えであっても、常にこれほどスピーディに対応してくれるのでしょうか? 原告が田中角栄の、そして田中真紀子の血縁者であることは、本当に何の関係もないのでしょうか? 極めて不自然に感じる成り行きです。

この事件を機に、あちこちの新聞社ウェブを較べ読みしていると、新聞社ごとのカラーが分かれていて面白いですね。
この物凄い羅列は、さてどこでしょう?


[イラク戦争1年]「国際社会の連携を強化せよ」
[出版禁止命令]「プライバシーの侵害は明らかだ」
[東証新社長]「国際競争を勝ち抜く『時』を買え」
[スペイン]「反テロ国際戦線を緩めるな」
[中国調査船]「軍事目的なら一層懸念が募る」
[プルサーマル]「信頼回復こそ推進への本筋だ」

本当に戦争が好きなメディアって存在するんだなあ・・・・と、今更のように気付いて驚きました。
ちなみに上記は読売新聞でした。

特にリンクを張ったイラクに関する社説は仰天ものでした。まるでイラクでは戦争が終わってのどかな風景が広がっているかのような雰囲気の文章。

創刊号が店に並んでいた(明日が創刊日のはずだが・・・・(笑))DAYS JAPANを是非手にとって見てみることをオススメします。
今までTVと新聞では伝えられていなかった、戦争の一部を写真で見ることが出来ます。
そのあとで、読売新聞の社説を読んでみましょう。
きっと、「何かがヘンだ!」いう違和感を覚えるのではないかと思います。

何に対して、どういう違和感を抱くかはあなた次第ですけれど。

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2004.03.17

週刊文春:出版差し止め仮処分に見る言論封殺

雑誌「噂の真相」が今月発売号をもって休刊するが、同時期に飛び込んできたニュースに我が眼を疑う。

週刊文春に出版差し止め仮処分 田中前外相長女の記事で(朝日新聞)

発売前の雑誌に対して出版差し止め命令ですよ? やはり日本は既に「戦時中」になっているのだ、という認識で、こうした政治的暴力には眼を光らせていないといけないのですね・・・・。


週刊文春:田中元外相の長女記事で販売差し止め命令 東京地裁(毎日新聞)
週刊文春:販売差し止め仮処分に懸念の声

同じ画面内にこんなニュースもあるのだ。

君が代斉唱:生徒が起立しない場合、担任処分 都教委方針

もう本当にデタラメな世界になりつつある・・・・・・。

なので、いくらこういう記事で年金問題が取り上げられてもまったく信用出来ない。財源不足を招いたのは、明らかにムダ使いと着服等、公務員と政治家による私物化が理由だろうと思いたくなるからだ。

さらに追い打ちを掛けるように国民年金支払い証明、添付義務化を検討…首相なんてことを本当にするなら、もう確定申告も辞めて、徴収に来るまで日本中で税金払わないことにするのが一番いいんじゃないのだろうか?

ただし選挙はサボらずに、ちゃんと投票しないと(笑)。
えーっと・・・・・・・、でも誰に??????

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2004.03.16

EU、マイクロソフトの独禁法違反を認定

EU、マイクロソフトの独禁法違反を認定(読売新聞)とのニュース。やっとだな。

日本でも公正取引委員会の調査が入ったらしいし、ようやくなりふり構わぬMSの振る舞いが社会的に断罪される機会が訪れたのだろうか?

しかし、どんなに償おうとしたとしても、今までに摘んでしまった新技術の芽や、技術を盗まれ潰された新興企業や、不当な独占により消費者に与えた損害や、独占を盾にユーザーにツケを回してみたセキュリティ問題などを全てカバーすることは不可能であろう。

もっとも、向こう10年くらい償い続ければ、結構いい線までは行くかもしれませんね(^_^)。

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2004.03.15

彼方よりトラックバック

blogの醍醐味、トラックバックの面白さを再認識する出来事が。「ふと耳にした音の数々」さんから、数ヶ月前のトラックバックに対するトラックバック。私の方はその時、「ふと耳にした音の数々」という結構しばりのキツイテーマのblogが、これからどうなっていくのかが楽しみで記事を書いたのでした。もちろん、話題がレコードショップの閉店だったこともあります。オンステージヤマノ閉店の記事についてでした。

そんなちょっとしたことがきっかけとなってですが、ここで2人ともSqueezeが大~好き、ということが分かっただけでも嬉しいですね。ホントにいいバンドだと思います。もっとも私はえらく遅れてきたファンなので、来日当時は全然興味なかったのですよ・・・・。でも聴くようになってからは、延々と繰り返し聴き続けています。

遅れてきたファン、という意味では、最近Laura NyroとかGerry Raffertyも集めていたりして。It Bitesも相変わらず聴いてます。

本当に私の場合、マイペース、マイブームなんです・・・・・。

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2004.03.14

国内クラシック盤にはCCCDが多い?

hp-chorusというサイトにこんな情報が。
J-ClassicのCCCD
なにがなんだか・・・・。音質にはうるさいはずのクラシックファンに対して、リッピングした圧縮音楽データの活用率が極めて低そうなクラシックファンに対して、こんなことして何かメリットがあるのだろうか?

もちろん、「歴史に残らず消え去っていく録音媒体を製造したい」、という願いを持っているなら別だが。
ありえない!

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2004.03.09

消化する暇がない・・・

このところ仕事が結構忙しく、入手した音源や映像をちゃんと鑑賞出来ていない。

ナンバーガール映像集「NUMBER GIRL」が届いたのがもう数週間前かなあ。その時はかろうじて1枚目を見る時間は作れた。面白かった。というのは、一度も中断せずに一気に見てしまったから。

その後いろいろ入荷しているが消化出来ていない。

例えば、The Old Grey Whistle Test - Vol. 3というのが出ている。待望の第3集。続いてくれてて嬉しい。
あと出てくれてとっても嬉しいSqueezeのビデオクリップ集「Greatest Hits」。これ入手が凄く難しくて、苦労してビデオ入手したんだけど・・・・。日本ではレーザーもあったんですよね。

THE ELECTRIC RECORD FOR CHILDREN」を含んで5枚のアルバムが日本発売されたBruce Haackの、子どものための電子音楽アルバムなどというものもある。日本では不思議なものが出るよね。

なんとなくだが、Gerry Raffertyが聴いてみたくなって検索したら、2003年作品の「Another World」とか何故かDVD-Audioで出ているBest盤「Can I Have My Money Back?」とかを手に入れてみる。

イタリアのバンド、Matia Bazarの元ボーカリストであるAntonella Ruggieroのソロアルバム「Sospesa」が届いた。もう廃盤だと思っていたが、バックオーダーで入手できた。ラッキー。

ピーター F.ハミルトンのSF「マインドスター・ライジング」というのを本屋で見かけて買ってみる。確か数年前にAmazon経由でペーパーバック買ったような気がする。こんな名前の作家じゃなかったかな。
・・・と引っ張り出してみたら、持っているのは「The Reality Dysfunction」という、マインドスター3部作の次に出たシリーズだった。なるほど。というか、まるでダン・シモンズの「ハイペリオン」かい、と言いたくなるような、分厚いのが2冊で1部、6冊で3部作、というのが多いな・・・・。
「マインドスター・ライジング」は今上巻を読み終える位だが、夢中になれるくらいには面白い。
”SF+イアン・フレミング”という評価もあるそうだが、なんとなくうなづける。

じわじわ復刊が進んでいる森脇真末味だが、今月はハヤカワ文庫から「天使の顔写真」が発売になった。
もうすぐ「おんなのこ物語」も復刊されるはず。こいつはロックマンガとしても最高な1作なので、ロックファンは是非とも読んでください。
ブルー・ムーン」はとっても豪華な本で、かつ描き下ろし表紙で復刊が進んでいる。あ、今復刊コム見てたら、ティム・パワーズの「アヌビスの門」が復刊されてるのを発見! 破天荒な冒険奇想ファンタジーの傑作。訳者がジーター「悪魔の機械」と同じく大伴墨人さんだ。いいぞお。

まあそういうことで、いろいろ引っかき回してはいるのだが、あまりゆっくり鑑賞できていないのであります。
購入とほぼ同スピードで消化できているのはかろうじてマンガくらいだなあ。それでもしばらくは積読にならざるを得ないことが結構あるんですけどね。

川原泉のコメント付きアンソロジー、「川原泉の本棚2」というのも出ている。考えてみると、一種の短編集で、選者の名前を全面に出して売れる本って凄いと思います。さすが川原。

同じ時期に出たのが遠藤淑子の新刊「空のむこう」。独特でね~、ホントいいわ。もうすぐ傑作「いつか夢の中で」も文庫になるので、是非読んでぶっ飛んでください。

そういえば、「ワイルド7」の続編とも言える「飛葉」ってマンガもしばらく前に出てましたね。全2巻。
40歳くらいになった飛葉が活躍するマンガというのは、読んでてなかなか心中複雑なものがありました。

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2004.03.03

「二十面相の娘」出てたんだぁ!

小原 愼司のマンガ、「二十面相の娘」ってコミックス出てたんだ!気付いてなかった!!!

二十面相の娘 1
二十面相の娘 2

小原愼司と言えば月刊アフタヌーンで連載していた「菫画報」が代表作になるのか。学園ものといえば学園ものだが、こんな独特なマンガはあまりない。その前作「ぼくはおとうと」も連載中読んではいたが、その時はそれほど入れ込まなかった。今は復刊して欲しいと切に思うが・・・・。

「二十面相の娘」はコミックフラッパーに掲載された第一話を読んだ。小原 愼司が久しぶりに描くというので雑誌も買った。その後連載が続いているらしいことを知る。ずっとコミックスになるのを楽しみにしていたが、昨日2巻を見つけて初めて知った次第。

第一話は、ふとしたことから怪人二十面相のところに住み込むことになった少女が、盗賊仲間に暖かく迎えられ、幅広い教育を受けながら成長していくお話。徐々に怪盗としての仕事も手伝うようになっていくが、ある日訪れた、育て親としての二十面相との別れ・・・・。極めてイヤ~なやつとしての明智小五郎も登場する。もうむちゃくちゃいい話で、強烈な印象を残す作品だった。

まだ2巻しか入手できていないので、読み始めることが出来ない。
悲しくもあり、楽しみでもあり。


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