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31 posts from April 2004

2004.04.25

ちょっとコワイけど気になる:コレクター向けソフト

Quitessential Playerが4.5にバージョンアップした。4月9日にJetAudio6には脱帽という記事を書きましたが、JetAudioとかWinAmpのライバルに当たるのでしょう。

そこでプラグインをざっと眺めていたら、ライブラリ機能プラグインの中にMusic Collectorという名前があったので、何だろうと思って見に行ってみました。要するに、自分の持っているCDをデータベース化するためのソフトらしいです。

元々コレクションする人間というのは、リストを作成するのが好きな傾向があると思います。学生の頃から、本とかレコードを買うたびに、ノートに記録を付けていた、という方は多いのではないでしょうか?MS-DOS時代のパソコンでだって、苦労してデータベースを作っていた人は結構いましたよね。

インターネットがごく普通に使えるようになってから、というより、CDDBとそれに対応したソフトの登場で、所有CDのデータベース化は圧倒的にラクになりました。何しろアーティスト名や曲目を苦労して入力する必要がないんですから。まあ1999年くらいだと、まだ英語圏のCDばかりで、邦楽は結局手入力する必要がありましたが。試してみると実際驚くほどの登録がされています。私はそれなりな数のブートCDも所有しているのですが、2003年時点で、6割くらいは登録が存在していたのには驚いたというのが正直なところ(もちろん、私が最初の登録をしたCDも結構あります)。この「ユーザーに入力させたデータを売り物にする」というのはビジネスとしては斬新なアイディアだったかも知れなません。とはいえ、入力の手間を掛けた上に、ソフト価格に上乗せされた費用を払っているのはユーザー自身なのですが・・・。

当然、そりゃひどいだろ、と思うこともあるわけで、無料のfreedbというものも存在しています。その気があるなら自分でcddbサーバーを立ち上げることが出来ます。ただ私自身は上手く使えたことがまだないのですが・・・。

話が逸れましたが、本題はMusic Collector CD Catalog Software。解説を読む限りでは、CDのパッケージに付いているバーコードをスキャンすると登録が出来るらしい。確かに、PC内にジュークボックスを作るのが目的ではなく、所有している音盤をカタログ化するのならこうでないと困りますよね。いちいち盤をCDトレイに入れるのはあまりに面倒だろうし。

ところで、このcollectorz.comを見ると、他にも「MP3」「DVD」「Book」「Comic」「Game」のコレクション整理ソフトが。PCで整理しなくちゃいけないほどゲームソフトを持っているなんて人がどれくらいいるのか怪しいと思いますが・・・。

さて、こうしたものが基本的に大好きな私は、このソフトの採用を検討したでしょうか?
・・・・実は全くしませんでした。

理由その1。
これは有料ソフトなんですよね。Basic版で$24.95、Pro版は$39.95という価格。うーん、こりゃ安くないなあ。
理由その2。
データをインターネット経由で引っ張り出してくるということは、誰が何を所有しているかが外部にバレバレってことなのかな、というのが(今更ながら(笑))気になるから。CDはまあどうでもいいけど、書籍やマンガでこれをやるのはかなりコワい感じがするんですよね。

もうずっとこうしたジャンルのソフトは欲しくて、そうなるとVectorのデータベースジャンルとかも時々ブラウズしてみるんですが、「フリーソフトで」「ポピュラーだけではなく」「ジャズやクラシックも対象に出来る」ライブラリソフトは見つかりません。ついでにfreedb対応だとますますいいですね。

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2004.04.24

Laura Nyro:「Live at the Bottom Line」が届いた

Laura Nyro: Live at the Bottom Lineが届いた。私が入手したのはLP。CDはなんかeBayとかではしばしば$40~$50になってしまい(時々は$20前後で落札されているみたいだが)割と入手困難。有名なアーティストでも、落とし穴のように手に入れにくいアルバムって出来ちゃうんですね。このライブは、なんか発売元のレーベルが違うし。

どうせならLPの方がいいなあ、と思っていたら、$9で売ってるところを見つけたのでオーダー。
本日無事に到着。

そろそろ岩崎宏美BOXも出ますねえ。しかしこれ、初CD化音源のみならず、初パッケージ化音源・映像も含んでいるし、かなり気合い入ってる感じですよね。

GWは歌姫に励まされつつ、知的財産推進計画の見直しに関する意見募集の原稿書きかな・・・・。

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2004.04.23

「ポピュラー音楽理論入門」を読みながら

ここしばらくの、レコード輸入権問題を追いかける日々に、実は相当心が疲れているみたいで、けっこうへたれた。
そこで、そもそも自分は一体何がイヤで、なんのために反対しなくちゃいけないのかをもう一度考えてみることにした。

そのきっかけにでもなればと、以前ネット上ですれ違ったことのある、気鋭のポピュラー音楽研究者である増田 聡氏のサイトで紹介されていた、「ポピュラー音楽理論入門」 キース ニーガス著を読み始めた。

Amazonで注文して届いた時には、うわーボリュームがあるなあ、と思ったのだが、読み進むにつれ、「これはあくまでも概論であり入門書なのだ」ということが分かってきた。つくづくポピュラー音楽の研究とは多面的で複雑で、とらえにくいものだと思い知る。

ポピュラー音楽を作り出すのに不可欠な要素として、いわゆる音楽業界(レコード会社やメディア、プロデューサーやエンジニア等)やメディア(ラジオ、TV,ビデオ等の映像政策)も視野に入れられている。読みながら、例えばESPレーベルに記録された、例えばMIJとかERICA POMERANCEとかCROMAGNON とかのことを考えていた。そう。実際この世には、存在すること自体が不思議なレコードが存在するのだ。そしてそうしたレコードの存在に当たっては、誰かしら、いわゆる音楽業界の人間が関わっているはずなのだ。

今でこそCCCD押しつけが目立つ東芝EMIだって、例えば浅川マキのほぼ全作品をリリースしていたりする訳だし、EPICと決別して独自レーベルを立ち上げた佐野元春だってそれまではずっと同じレーベルにいたわけだし。岩崎宏美の旧譜再発を途中から進めてくれないビクターだって、DVD超初期に「Full Circle」を出してくれて今でもカタログ上生きていたりするし・・・。大大大大大キライなAvexだって、今はURCの再発してたりするし。キングレコードならばユーロロック・コレクションなんて世界にも例がない画期的な企画だし。

本来、業界と聴衆と演奏家は不可分な関係にあるはずなんですよね。特にポピュラー音楽の場合。
いや、「今まではそうだった」ということなのかも知れないのですが・・・・。

業界主導によってこの構図が崩されるのだとすれば、ポピュラー音楽の未来というのは、少なくともこれまで歴史上なかった形態にならざるを得ないはずです。それが、今以上の細分化と聴衆の分断化になるのか、はたまたネット配信やP2P通信による、まったく新しい流通を促すのか。

歴史を振り返ると、街角で歌詞を印刷した紙を歌いながら売っていた時代に、路上での演奏・販売自体を法律で禁止したこともあったとのことなので、何をしようと「音楽は死なない」ことは確かなのでしょう。

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2004.04.21

つまり、JASRACがおかしくなっているのか?

翻訳家・大島豊さんのblogにおける商業用レコードという記事の中で、輸入権問題はJASRAC主導なのではというコメントがありました。つまり、著作権料はどこへいくら行っているのか?、というがもしかしたらポイントなのかも、という可能性を考えてみました。

著作権ビジネス不可解領域/JABRO演舞場QQQによる追跡というサイトをkind of blueさん経由で知る。またも、私はこのニュース、知らなかった。「新潟の老舗JAZZ喫茶SWANにJASRACが過去分請求552万円」って、ホント何考えてるんだ!!! 店つぶすまで取り立てしてどうする!!! 

アヤシイ。怪しすぎる。JASRAC周辺の利権構造が歪んでしまったんじゃないのか?
値段が高すぎる商品をムリに売ろうとしたって、売れなくて倒産するだけでしょ?
倒産しかかってるJASRACが、利権保護のために法改正に走っているのではないのか?

そう疑いたくなるくらい、あまりに全てがおかしい。

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河あきら 森脇真末味 4月新刊など

本屋に立ち寄ったら新刊が。

河あきら WONDER!(2) ジュールコミックス
凄い。どうしたら1話1話これほど濃密な連載が出来るのだろう。
既に単行本あと1冊分は連載が進んでいるし、まだまだ続いていきそうなので大変ウレシイ。

森脇真末味 グリフィン ハヤカワ文庫
このところ淡々とではあるが復刊が続いていて嬉しい限り。
今回はミステリ短編集・・・と言ってもいいようなものが集められている。極めて濃密。

山下友美の新作「ハルシオン・デイズ」は今月発売のプリンセスGOLDで第二話。第一話とは話の作り方を大きく変えての展開。これでワン、ツー、と進んできて、次のステップでどうなるかが楽しみ。

先月ニュースを見てからずっと楽しみにしていたサクラミステリー2004年5月号での山内規子特集。3作品が収録されており感涙。多分再録なのだとは思うが。
「ユートピア」
「飛ぶ子供」
「RED ROOM」(うーん、これは数年前のぶ~けからの再録ですね。単行本未収録なので、そこは価値あり。でも以前のカラーページがモノクロになってしまっています)
の3作を収録。

それとSF作家草上仁の近作、「スター・ダックス」と「黒真珠の瞳―凶眼リューク」が届いた。早速「スター・ダックス」を読む。こちらはSFコン・ゲーム小説で、しっかり構成されたコン・ゲームが、草上仁流SFスラップスティック展開により、楽しくもおかしい、見事なエンターテインメントになっている。「凶眼リューク」はオビを見る限りファンタジーらしい。

2年弱(?)積読してあったハヤカワFT「魔術探偵スラクサス」を読んでみた。うーん、訳は流暢でいいが、話自体はしれほど感心しなかったなあ。どうしてこれが世界幻想文学大賞受賞なんだろう?

「スラクサス」「スター・ダックス」と読んで来て、次に手に取ったのが国書刊行会からの世界探偵小説全集の「魔法人形」。まだ途中なのでなんとも言えない。

・・・・著作権改正法案は今日参議院を通過してしまったらしいです。うーん、野党の皆さんにメール送った程度じゃどうにもならないみたいですね。週末からGWは署名集めかなあ・・・・。GWには「知的財産推進計画の見直しに関する意見募集」の原稿を書こうと思います。
それと、この機会に、「音盤を集めること」をテーマに、自分なりに思うことをまとめる作業を始めようと考えています。


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2004.04.20

佐野元春は偉いなあ

佐野元春さんが、新作を自主制作で発売することになったそうだ。SMEと事務所の間で、アルバムをCCCDで出すことについて折り合いが付かず、自主制作でのリリースとなったという。

佐野さんの発言は、今までも時々雑誌等で見かけてきた。曲をほとんど聴いたことがない(失礼!)のだが、インタビューなどを読む限り、原点としている音楽には共通項が多いような気がした。

私自身、ずっと夢想していた。
メチャクチャやり放題のレコード会社をアーティストが次々見捨てていってくれることを・・・・。

だからこそ、この決断には惜しみない賞賛を送りたい。
「馬鹿にすんじゃねえよ!」って行動が取れないヤツはロックしてないんだから。

ニューアルバム、「in motion 2003 -増幅

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2004.04.19

知的財産推進計画の見直しに関する意見募集

The Trembling of a Leafさん経由で、知的財産推進計画の見直しに関する意見募集が始まったことを知りました。

募集期間は平成16年4月16日(金)~平成16年5月7日(金)午後5時まで。

年末の、著作権改正に関するパブリックコメント出しそびれた方は、ぜひGWの半日でも割いて原稿書いてみるというのはどうでしょうか。

第6回知的財産戦略本部議事録(2003.12.17) http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/dai6/06gijiroku.html

お代官様、あんまりだ。(benli-blog・2004.1.6)
http://benli.cocolog-nifty.com/benli/2004/01/post.html

中山先生の懊悩(The Trembling of a Leaf・2004.1.7)
http://blog.melma.com/00089025/20040107011524

文化庁から関連業界への要請で組織票が実現ざれたという、前回のパブリックコメントみたいなことを起こさせないためにも・・・・。

今回の輸入権や貸与権など、大きな問題を含みながら、表面的に本質から目をそらさせるような趣旨説明を繰り返している法律案も、根っこはこの知的財産推進計画にあるようです。実はこれって、出版・音楽といったメディアの衰退を狙った戦略なのでは、とでも思いたくなります。

なぜなら、もし今回のような法案が通れば、まず安価に本を読むこと(レンタル、図書館など)の機会が奪われます。かといってその分売上が増えるわけもないので、出版社の不況はさらに進むでしょう。結果、ますます少部数出版は難しくなり、内容の薄い、部数の稼げる本だけになります。

コミック業界の利益は短期的には確保されるのかも知れません。
しかし思うに、子供の頃からマンガだけを読んで育ったら、きっと漫画家にはなれないでしょう。活字文化、出版文化全体が衰退する中で、マンガだけが生き残ることは考えられません。

音楽についてもしかり。誰でも知ってるヒット曲が沢山生まれる、といえば聞こえはいいですが、要するに少数派の圧殺が起こるでしょう。それから音楽ファン層自体が縮小し、特に若年層においては音楽的素養を育む機会が縮小されるでしょう。

つまりは、長期的視野で見た時には、計画的な愚民化政策なのではないか、とも思うのです。
アメリカはこうした政策においては世界一の先進国ですが、どうもその路線に追従したい方たちがいるのかも知れませんね。

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2004.04.18

法律の作り方、使い方

国会の審理は迅速と題した記事で、海外盤輸入禁止問題に関して小倉弁護士が、立法と司法の処理スピードの違いについて書かれていました。「裁判は時間が掛かりすぎる!」という批判は私もしばしば耳にしますし、新聞に載るような事件については、「やっと判決が出たのか?!」と驚くこともあります。

しかし、文教科学委員会 4月15日審議の様子を書くために、1時間50分の審議を通して見てみた感想は、「民間企業における企画プレゼンに較べても、あまりに杜撰で拙速」との印象を受けました。というより、「だれそれがこの場でこう言っているから、それでよしとしよう」とでもいうのか、全然裏を取らないで済ませているではありませんか・・・・。

誰も「それホント?」って突っ込まないのはどうしてなんでしょう? 
質問されたことに対して、全く筋違いのことをしゃべっても、誰からも非難されないのはどうしてなんでしょう?
それとも、この日は単なる参考人質問の日だからでしょうか?

いい加減な法律を作られてしまったら、その後始末をするのは司法になってしまうのでは?
司法機関の仕事に時間が掛かるのは、もしかしたら、「立法時点で手を抜きすぎたから」ということもあるのでしょうか?
ソフトウェア開発のデス・マーチが、不十分な要件定義によって引き起こされるように・・・・・。

デスマーチよ!さようなら! 深沢 隆司 (著) を読んだばかりなのでそういう連想が働いたのかも知れません。
ところでこの本はとても真っ当で、実践に裏打ちされたノウハウがぎっしり詰まったいい本です。
オススメ。

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横浜でも海外盤輸入禁止反対OFFの動き

海外盤輸入禁止法反対に署名を!@横浜の呼びかけ掲示板が出来ていました。

この週末は仕事もあり、まだ議員さんへのメールを2通しか出していません・・・・。
うーん、あと1~2通は出しておきたいんですけどね。

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2004.04.17

アルゾ 未発表の2ndアルバム 世界初発売

レコード・コレクターズの記事でアルゾという名前のミュージシャンを知った。長門芳郎さんが長年のファンで、ついに再発を実現したという。記事は、30年間謎に包まれていたアルゾ本人へのインタビューを含んでいた。

再発されたファーストソロアルバム、「アルゾ」を試しに買ってみた。アルゾ&ユーディーンの「カモン・アンド・ジョイン・アス」も聴いてみた。ソロアルバムの方がどちらかというと気に入って、繰り返し聴いていた。ボサノバ風なところもあるが、フォーク、ポップ、ジャズがミクスチュアされた心地良く新鮮な音楽だった。

その頃発売されたレコードコレクターズ誌で、アルゾの急逝が報じられた。
ショックだった。
30年間世界から忘れられていた男が、長い時を経て地球の裏側から多くの熱いメッセージを受け取り、活動を再開しようという矢先だった。当時未発表に終わったセカンドアルバムの発売も決まっていた。

そのセカンドアルバムが4/21に日本で発売される。
タイトルは「テイキン・ソー・ロング」。
これが世界初のリリースとなる。
多分世界中で売れるだろう。
私はそれを祈りたい。

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音楽と資本主義

翻訳家にしてアイリッシュミュージック愛好家でもある大島豊氏のクラン・コラ・ブログ(アイルランド音楽の森)というblogに、 商業用レコードと題された文章がありました。輸入権問題にも触れられてはいますが、もっと大きな視点を同時に含んでいて考えさせられました。

実際、CCCD問題にしろ、海外盤輸入禁止問題にしろ、「音楽は商品である」という枠組みの中だからこそ問題になるわけです。レコードコレクションなんていう営みは、そういう意味では資本主義なくしてはありえないわけで。

レコードは商品ですが、レコードに収められた音楽は、なかなか”商品”と呼ぶのに抵抗がある場合が確かにあります。

少し前にレーベル対P2P業界、舌戦の勝者はパンクロッカーというタイトルのニュースがありました。イアン・マッケイというミュージシャンの発言が最も聴衆の心をとらえたという記事。それをちょっと思い出したりもしました。

 さらにマッケイ氏は、音楽の配布に関する歴史を簡単に振り返った。「音楽は言葉より古くから存在している。かつて人々は音楽の演奏を聞くために外に出かけていた。料金が支払われる場合もあれば、支払われない場合もあった。そして世紀の変わり目には、音楽を録音するという画期的な技術が発明された。そしてすぐに、こうした音楽の市場が生まれ、その後こうした市場で金もうけをするためのビジネスが確立した。人々から音楽を取り上げることはできない。音楽は空中に広まっているのだから」とマッケイ氏が話すと、聴衆からは多くの喝さいが沸き起こった。

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文教科学委員会 4月15日審議の様子

昨日、エイベックスが音楽を滅ぼす?というタイトルで、海外輸入盤禁止を可能にしてしまう法案について書きました。昨日書いた内容は、Dubbrock's Dublogさんでの記事、「著作権法の一部改正 輸入権創設…どうなる?日本の音楽文化!」から得た情報によるものでしたが、今日は自分で審議の様子を全編見てみました。

著作権法の一部を改正する法律案(閣法第91号)につき、参議院 文教科学委員会 4月15日審議の全編が映像で見られます。
(このURL自体は、ポータルサイト、「海外盤CD輸入禁止に反対する」)で知りました。

実際にやり取りされた内容を確認し、改めて「これはダメだ!」との思いを強くしました。

まず「邦楽レコードの還流防止措置」に関してはかなり無茶苦茶です。
特に、依田氏の質疑応答は、口調こそ堂々としているものの、肝心な部分についてはまったく触れず、説明抜きで主張を繰り返しているだけです。

・いわゆる洋楽CDに関して、輸入制限を行う積もりはございません
・日本レコード協会理事会で、議事録にも残る形で検討して参りました
・いわゆる五大メジャーにつきましても、そうしたことは行わない、と表明いただいております

こればっかし。
そして結局は、
「まずは法制定をしていただき、その後に調整していきたい」と取れる発言。
曖昧な条文の法律をまずは作って欲しい、という要求自体があまりに不当だと思います。

繰り返し指摘されている曖昧な点として、「当該著作権者又は著作隣接権者の得ることが見込まれる利益が不当に害されることとなる場合」の不当に害されるとはどういうことか、という林紀子議員の質問に対しての返答としては、

・価格は販売戦略によって決まるので一概には言えない
・どのCDも安くしろと言われたら、日本では生活できない
・CDとDVDの複合商品など、さまざまな方法で市場戦略を考えている
・日本のレコード業界も、利益がほとんど出ない、という中で頑張ってきている

なのでご理解いただきたい、という全く質問に対しては答えていない内容でした。

会議時間が限られているせいもあるのでしょうが、全然答えになっていない答弁をしても、「それはまったく質問に対して答えていないじゃないですか」という突っ込みはありません。このあたりが見ていて大変もどかしいところでした。

印象に残ったのは、山本香苗議員林紀子議員のお二人は、「消費者の方から多くのメールをいただいています」と言いながら、プリントアウトらしき資料を示して見せたことでした。業界関係者でもなく、政治家でもない一般人から、ある程度はコンタクトが入ってきているのだろうと想像されます。まあ実際私もメール出しましたし(笑)。

参議院・文教科学委員会委員
衆議院・文部科学委員会委員
といった情報をまとめていただいているページもありますので、この機会に「本当に頼れる政治家って誰なんだ?」というのを、自分の行動で試してみるチャンスかも知れませんね。

もちろん、海外輸入盤CDが手に入らなくなっても人間死ぬ訳じゃありません。とはいえ、BSEの懸念が非常に高いアメリカ牛肉だって、輸入禁止になっても死なないんですけどね(笑)。

ただ、文化を法規制によって衰退させることは可能だし、貧弱な文化しか持てない国家が出来上がってしまったら、そこで生存しているヒトは人間と言えるのか、という問題が出てきます。今の日本は、全般に国民総家畜化に向けて多くの法改正が進んでいますから、止められるものは徹底的に止めないと危険だ、と思えてならないのです。

[付記]
・melmablogさんでは昨日の審議どうよ?にて、突っ込みどころ満載の依田氏発言に対する詳細コメントを書かれています。そちらもご参照の上、是非実際の様子をご自分で確認してみて下さい。

ぽいずんさんでも「審議を見る」という記事でのコメントがあります。

2004.4.18 追記
いかんともしがたいさんも、「CCCD/DVD は抱き合わせ商法だった」ことを、レコード業界の人間が臆面もなく口にしている件について強く批判されています。

審議に関わっている議員さんだけではなく、公正取引委員会とか消費者保護団体にも働きかけていい理由になりそうですね。

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エイベックスが音楽を滅ぼす?

Dubbrock's Dublogさんからトラックバック「著作権法の一部改正 輸入権創設…どうなる?日本の音楽文化!」をいただいた。参議院での審議議事録へのリンクもあるので、ぜひご参照あれ。こんな議論とあいまいな駆け引きで、これだけ影響のある法律が決まっちゃうのか?!、と驚きました。

 法案では、欧米からの並行輸入を止めることが出来るのだ。しかし、レコード業界としては並行輸入を止める権利はあってもその権利は行使しない。行使しないから並行輸入を差し止めることが出来る議案は通してくれと言う。もう、本来の目的は見えちゃったじゃないですか!並行輸入のCDを止めたいんですよ。評判の悪いCCCD売りたいんですよ!

著作権法改正法案、実は書籍・雑誌等の貸与権(貸し本業での使用を許可するかどうかを決める権利。著作権料を取る権利ではない!)とか「「日本販売禁止レコード」の還流防止措置」という見出しで検討が進んでいました。そして2003年12月、年末の2週間だけという短期間のパブリックコメント募集。このあたりで私も情報を知り、「輸入CDが全面禁止?! 密かに進む著作権法改正」を書きました。そして生まれて初めて(笑)パブリックコメントをメールで送信。

今年の2月、3月になってから、つまりこの法律改正が「還流防止」という言葉で定着してから、実は全く「還流」などではない、外国盤全般の輸入禁止措置が可能であることを文化庁が認めたのです。
洋楽CD輸入盤禁止か の
  3月8日に川内・佐藤謙両議員が提出した質問主意書と3月30日の政府答弁要旨
をご覧下さい。
つまり、本当につい最近になって、この法律の真の姿が明らかにされた訳です。

小野島大氏のblogで、某レコード会社の某氏が法案成立に向けて盛んにロビー活動を行っているとの情報がありました。それが本日いただいたトラックバックにより、ようやく「依田巽・レコード協会会長・エイベックストラックス会長」と判明しました。小野島さんもこの情報を引用された上でこう結論されています。

 何度も言う。今回の改定法案を通したら、日本のポピュラー・ミュージック文化は、壊滅する。それどころか、日本のレコード業界(音楽業界ではない)崩壊の第一章となるのは間違いない。目先の利益(いや、それさえも疑わしい)しか考えない日本のレコード会社トップに、われわれの先輩たちが営々と築き上げてきた文化の伝統を破壊する権利はどこにもないのだ。

私も「はっぴいえんどBOX」を、ちょっと高いかなあと思いながらも購入し、その偏執的とも言えるほど細部までこだわった出来映えを大いに楽しませてもらったのだが、これ、エイベックスなんですよねぇ・・・・。あと今URCをエイベックスが持ってるしなあ・・・。完全不買運動とかしたくないんだけど・・・・・。CCCDだったら、簡単に「まともな媒体じゃないから、ただのゴミ」って片づけられるんだけどなあ。

あ、でも法案が通ったら、安心して日本を、出来損ない規格のCCCDだけに出来るのか(笑)。

「はっぴいえんどBOX」収録の8枚のCDが、全てCD-Extraであることから想像するに、エイベックス社内でも、心ある人が踏ん張っているのかな、とも思う。URCのカタログも普通のCDみたいだし。もっとも、大瀧詠一氏や細野晴臣氏がCCCD許可するとも思えないのだが・・・。

CCCDについては、そもそも欠陥規格である、という点でそもそもだめだめ商品なので、ホント誰にも買って欲しくないですよ。レコードって文化財でしょう? 後世に残す価値のない記録媒体は文化財とは呼べません。
それはそれとして、「音楽ディスクにコピープロテクトはそもそも必要か?」「購入者によるバックアップを許さないコピープロテクトはそもそも許されるのか?」という問題もあるわけですが、この点についてはまた改めて考えてみたいと思います。

こんな論文も存在しますし。
インターネット利用がCD売上に与える影響はプラス
Music Sales in the Age of File Sharing

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2004.04.16

マイク・オールドフィールドとか

ココログ新着一覧に、「注文CD一覧」というタイトルを見つけてリンクを辿ってみた。思えば、中学・高校の頃は、レコード屋に出かけた週末とかは、友達に電話して、「今日こんなの見つけたぞ!」とお互い報告しあって(自慢しあって?)たよなー、と昔のことを思い出したり。

そこは音楽四方山話というgetsmart0086さんのblogだった。そして一覧を見せていただくと、Mike OldfieldのCrisisが含まれているのだが、これが「hello nicoさんの影響」と書かれていた。おお、hello nicoさんのblogと言えば、私が昨日Kesterlの名前を見つけてトラックバックさせていただいたところじゃないですか。

Premiata Forneria Marconiというイタリアのバンドについての記事でも、ちょうど含まれていた4ADレーベルの話題からコクトー・ツインズの話しになったり。このあたりの交錯具合はコメント・トラックバックを通じた影響が読み取れておもしろいですね。

nicoさんが探しに行かれたEssencial LogicのCDというと、これでしょうか? ローラ・ロジックのソロアルバムまで収録しちゃってこの値段なので、かなり安いと思います。私は出た時にすぐAmazonで購入したのですが、その後渋谷のディスク・ユニオンだったかで平積みにされてたので、そうなんだあ、平積みになるんだあ、とちょっと驚きました。80年代中頃には「Beat Rythem News」(ラフトレードからのアルバム)もローラ・ロジックのソロもかなり投げ売りな状態だったよなあと思い出したり。ちなみに私は、どちらも当時買って今でも持っています。

で、話を戻すとマイク・オールドフィールド。私もかなり好きなのだが、実はあまりお金を掛けていないアーティストでもあったりする。このあたりの感覚が自分でも微妙なのだが、なんとなく500円くらいの中古LPで揃えたい、という情熱を燃やした相手なのであります。

「チューブラー・ベルズ」は中学生くらいの時にFMでLP A面をエアチェックして、ずっとA面だけを繰り返し聴いていました。実はじっくりPart2を聴いたのは10年後かも(笑)。欲しい欲しいと思いながらも、当時流通していたビクターからのLPはあんまり欲しくなかったのでした。レーベルが緑一色のデザインだったから。もっと前に日本コロンビアから出ていた時代の物はフルカラーの別デザインで、そっちが欲しかったんですよね。状態のいいコロンビア盤を1000円くらいで探していたので、ずっと買えなかったのです。「チューブラー・ベルズ」「ハージェスト・リッジ」「オマドーン」の3枚はなかなか値崩れしないアルバムでした。

90年代も後半になって、急に集め始めたのでしたが、きっかけは「Moonlight Shadow」の12インチ盤を買ったこと。このロングバージョンで初めてこの曲を聴いて、そこから本格的に集め始めてしまいました。この頃新宿ユニオンあたりでは、絶対バーゲンコーナーに何枚かはマイクのアルバムがあったので、丹念に探せばほとんどのアルバムが、高くても800円、安ければ300円で入手可能でした。12インチシングルもほとんど揃いました。この頃に、ようやくじっくりとLP2枚組「呪文」を聴いて、その素晴らしさに狂ったりもしましたね。ああ、あのアルバム発売数年後の「QE2」とかのポップ化路線にだまされて、この大作を聴かなかったのは大間違いだった、と大後悔しましたね~。

去年ココログというサービスが始まってから、大いに個人サイトが発展しているのは結構楽しいですね。
HTMLアップロードとは比べものにならない、更新の容易さが鍵なのでしょうね。
私の場合も、圧倒的にblogばかりが更新されて、本家サイトは更新出来なくなってしまいましたし・・・・・。

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2004.04.14

ザッパ作品演奏 新入荷2点

ミュージシャン専用ソシアルネットワーキングサイト、jpmusicians.netさんからトラックバックをいただいた。アンサンブル・モデルンのザッパ演奏はやはり桁違いだ!の記事に対して。ありがたいことです。

サイトを見ていたらフランク・ザッパのグループがありました。ザッパファンって多いんだが少ないんだか・・・・。知り合いの知り合いの二十代前半の男性で、紙ジャケCDを全部集めようとしているなんて人もいましたが、そういう人がどのくらいいるのやら。私自身は、15歳の時にUncle MeatのLP中古で買ってから、一通り集めるのに15年掛けてますね(笑)。作品がホントに沢山あるから、そのくらい時間掛けても、やっぱり全曲暗記はしてないです。

ところで、また2つほど、ザッパ作品を演奏しているCDを入手しました。

Oh No! Just Another Frank Zappa Memorial Barbecue!  Le Bocal
なんとびっくり、レーベルがHarmonia Mundiですよ! バリバリクラシックのレーベルではないですか。ジャケットがデジパックですが、マット紙みたいなコーティングで、結構高級感あります。ブツとしてはとてもいい感じのCD。でも演奏は、やはり今ひとつもの足りません。
上手いことは上手いんです。ただ、アレンジがなぜかMake A Jazz Noise Hereにおける88年バンドそのまま。見事な演奏ではありますが、それでもオリジナルと較べると、やはり「なぞろうとしているがゆえのおとなしさ」を感じます。

Plays Zappa Bohuslan Big Band
こちらは、Amazonでも全然解説がありませんが、ライブ盤です。ブラスバンドなので、全体の印象は88年バンドに近いです。
Le Bocalと較べても、演奏技術はこちらの方が下、ですね。ライブ自体はそれなりに盛り上がった感じが伝わってきますが、ザッパ・バンドの演奏とは比べものになりませんでした。
もっとも、曲がりなりにも演奏できるって事自体はエライと思います。
でも聴いてて凄くはありません。

この2枚を聴いた後に、もう一度ダメ押しでアンサンブル・モデルンを聴き直してみましたが、こちらはやっぱり凄いです。ザッパバンドの演奏と同等以上の迫力で曲が伝わって来ます。Night Schoolとかは、モデルン演奏を聴いてしまうと、オリジナルのシンクラヴィアの音がちゃちに聞こえます。グレッガリー・ペッカリーのクライマックスは・・・・やはり感涙ものでしたよ。

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悪法を防ぐには、そうか、こうするんだ

法律家である小倉氏のbenliというサイトも実はcocologだったんですね。

海外盤CD輸入禁止を実現してしまう法案に関して、実際に小倉氏が何人もの議員に送った質問状、意見書が公開されています。
これらを読むと(ちゃんと読むのは結構大変ですが)、悪法をなし崩しに成立させようとする動きに反対するには、これくらいはしっかりやらなくてはいけないのか、ということが伺えます。

同時に、「法律とは強者が弱者をいじめるために発明されたのか?」と、つい嘆きたくなったのも事実でした。
そう簡単には読み下せない、難しい文章にならざるを得ないのか、と改めて。

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うわ、Kestrelだぁ

音楽カテゴリの新着一覧を見ていたら、ふとKestrelの名前を見つけた。これって、あのブリティッシュロックのKestrelかな?、と思ったら本当にそうだった。

この記事を書かれていたのはHello Nico Worldさん。他にも「おお、こんなアルバムのことを書いてる!」とびっくりしたり楽しくなったりの内容がいっぱいだ。

私もKestrelのアルバムは結構好きで、特に1曲目の「アクロバット」は一緒に歌えるくらいよく聴いている。曲は長いし、1番、2番という歌の、そもそも1番あたりが長くて、かつメロディーには繰り返しが少ないので、かなり覚えにくいのだが(笑)。でもドラマティックでカッコいいんですよ。

ポップだけど複雑、ハードな面もあるけどハードロックではなく、プログレと呼ぶには普通のロック。
そういうあたりIt Bitesとも通じるところがあるかも。

全部ひっくるめて、結局私は「ブリティッシュ・ロックの傑作の一つ」と呼んですませてしまっています。


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リアル店舗の楽しみ

さて、先週末はとても久しぶりに中古レコード屋に出かけたのだった。やっぱりVinyl Junkies読んだせいかなあ。無性に中古LPを引っかき回したい気分になったのだった。そしていくつかの発見と発掘をした。

ネットで検索してレコード買うのと、店で在庫を引っかき回すのとは、全く別の体験だし、収穫も異なる。そんなことは当たり前だろうという気もするが、今週はそれを痛感した。最大の違いは、ネット検索では「存在すら知らないものについては検索手段がない」ということなのだ。

今回の拾い物は、まずALBERTA HUNTERという女性歌手のAmtrak Bluesというレコード。普段は見ないブラックのコーナーで、ジャケットが気になってライナーを読んでみた。どうやらかなりの高齢で久々に吹き込んだレコードらしい。見れば見るほどジャケットの風貌に惹かれて、買わずにはいられなかったのだ。内容は抜群。素晴らしいブルースレコードだった。
調べてみると、とても有名な歌手のようなので、知らなかった私が無知だったに違いない。それにしても、こうしたチャンスがなければずっと知らないままだったろう。

それとGloria Jonesの「Reunited」というアルバム。これもブラックのコーナーから。なんとなく気に留まり、静謐なジャケに惹かれて裏を読んでみたら、そうか、どうりで記憶にある名前だったはず。マーク・ボランが自動車事故で死んでしまった時、同乗していたガールフレンドじゃないか! ・・・・というレベルでしか気にしていなかったのだが、T-RexのFuturistic Dragonは大好きなアルバムだし、この路線にGloriaが大いに寄与しているらしいことは知っていた。でもソロアルバムの存在は寡聞にして知らなかったのだ。おまけにシールド盤だった。開封前からどきどき。

あとやっぱり拾い物だったのが、McKendree Springというグループ。これもジャケ買いだったのだが、どうも結構古そうなUS Decca盤で、中袋も当時のもの。色んなレコードの広告が載っているタイプなのだが、不思議にロック系のレコードが全然載ってない。おかげで、このレコード自体がどんな内容なのかまるで分からない。
ジャケはぼろかったけどオリジナルぽくて500円だったので買ってみた。聞いてびっくり、フォークロック風な音にバイオリンが。4人のバンドで一人はストリングスという編成も珍しいなあ。グラハム・スミス在籍時のVan Der Graafとか、Doctors Of Madnessとかを思い出すなあ。ちょびっとだけプログレ風と言えなくもない。ネットで検索しても、購入したアルバムのジャケは出てこなかったが、メンバーのサイトを見つけた。

もちろん他にもMott The Hoopleのブートライブ(「ロックンロール黄金時代」期の!)1000円くらいとかジャン・ミッシェル・ジャールの中国ライブ2枚組800円とか、キング プログレシリーズの1枚でずっと買いそびれていたグルッポ2001とか、葛生千夏の自主制作っぽいシングルとか、どうも変名アーティストっぽいT.T.SOTTOなるアーティストの「コーラスライン」というディスコ(?)シングルとか、まあいろいろ見つけたのだが、それはそれ、「好きなアーティストの持っていない盤を安く入手」とか「どこかで紹介を見て機会があればと思っていた盤を見つけて購入」とか「ヘンな感じでアヤシイので買ってみた」といったカテゴリの行動である。こういうタイプの発見はネット経由でもそれなりに可能。ただし検索してみようか、と思いつく作業が障壁にはなるが。あ。でもさすがにT.T.SOTTO(卒倒?)はムリか。こんなの知らないし(笑)。

ネット経由の探索は、原則「検索」になる。検索キーワードを指定する技術が必要だ。
リアル店舗での探索は、ずっとアナログであり直感的であり、総合的だ。ジャケット写真は言うに及ばず、ライナーノーツ、ジャケットの紙質、全体の重量、オビ、価格、また店舗が付けたコメントなど、さまざまな情報が刺激となる。こうした刺激の多彩さはCDではそれほど味わえないものだ。

そんなこんなをLP・シングル20数枚掘り出して15000円くらい。
やっぱりLP漁りは楽しいなあ(^_^)。

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2004.04.12

米軍サマワ帰還兵から劣化ウラン

この2つの記事を並べて読んでみましょう。

米軍サマワ帰還兵から劣化ウラン 元軍医が東京で報告(朝日新聞)
劣化ウラン弾使用認める、イラク人捕虜4千人 米中央軍(朝日新聞)

つまりは、イラクに駐留した軍人が、体調の不良を訴え、尿から劣化ウランが検出されている時に、軍の上層部は

「非常にわずかな量しか使っていない」と述べたものの、使った日時や場所には言及しなかった。がんなどの健康被害を懸念する質問には「過剰な言い方だ。安全だとわかっている」と答えた。

という状況である、ということですね。

一言で言うと?

見殺し
ああ。

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CD輸入禁止法案推進のレコード会社

newswave on line (personal edition)という、音楽評論家小野島大氏によるblogにて、どうやら法案推進派には某レコード会社の某氏の存在についてコメントされています。

小野島氏と言えば、私も狂喜したUK NewWave Renaissance 2004の企画者であります。そして、悲しくもCCCDになってしまったFine Time - A Tribute To NEW WAVEという、日本人アーティストによるNewWaveトリビュートアルバムの監修者です。
(ごめんなさい、小野島さん、そして参加アーティストの皆さん。音は聞きたいけどこの製品は私には購入出来ません)
(ついでに、最も楽しみにしていたThe Raincoatsのボックスセットで発売延期・予定未定だったんですね・・・・)

音楽文化を荒廃させようとする意図が見え隠れするこの法案。実は冗談ぽく以前書きましたが、ホントに「外国の音楽なんか聴かずに、日本の音楽家を支援するのが愛国者だろうが」という議論を始めたい人がいるんじゃないかと疑ってます。


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2004.04.11

海外盤CD輸入禁止に反対するためには・・・

ほんの数日前にも洋楽CD輸入盤禁止 現実化?という記事を書きましたが、このところネット上で検索するだけでもうねりは大きくなっていることを感じます。

まず、「海外盤洋楽CD輸入禁止を断固阻止するデモOFF」というものが企画進行中です。

海外盤CD輸入禁止に反対するというポータルサイトの内容が日々充実してきています。バナー、署名用紙などもダウンロード可能に。

CCCD問題でもきわめて真っ当かつ意識的にコメントを述べてこられた萩原健太さんの4/10の日記も是非。音楽を愛する一員として胸が熱くなることでしょう。それともへなへなな自称評論家が如何に多いかがうかがわれてむかつく?

海外盤CD輸入禁止に反対するBLOGという、趣旨に賛同するblogからトラックバックを送るためのサイトも出来てます。

私自身は・・・・・・・

昨年末に意見を書いて送りましたが、その程度じゃ全然止まらないような勢いなので、このblog、署名、知人・友人への告知を進めたいと考えています。誰を誘うでもなく、すでにCCCD不買は当然ですが、次は人を誘おうかとも思います。自衛手段として中古LP漁りの頻度を上げ気味です。Vinyl Junkies読んだせいもあるのかも知れませんが、近々何かしら音楽を聴くこと、集めることなどに焦点を絞ったWikiサイトを始めようかと考えています。

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「マルドゥック・スクランブル」は確かに面白い!

冲方 丁 による「マルドゥック・スクランブル」読了。2003年に3ヶ月連続で3冊が発売された日本SF大賞受賞作。あちこちの書評でも大変評判が良い。あまのじゃくな私はなかなかそういう話題の作品に手を出さないのだが、今回は縁あって購入・読了。うーん、面白かった。

読んでいて思い出したもの。
一つはジョージ・アレック・エフィンジャーの「重力が衰える時」。SF要素が一杯だが同時にハードボイルド小説である、という点で。
もう一つが大原まり子の「イル&クラムジー物語」。4作あるシリーズのどれだったかでは、作者によって考案されたギャンブルが登場するのだが、そのSF小説内ギャンブル、という点で。

ただしどちらも、私が勝手に連想した、というものであって、マルドゥック・スクランブルとはほとんど関係ない。

面白い作品は、予備知識なしにいきなり読み始め、なるべく一気に読み終えるに限る。
SFファンじゃなくてもきっと楽しめる、力作にして傑作。
寺田克也イラストの表紙もサイコー。

マルドゥック・スクランブル―The First Compression 圧縮
マルドゥック・スクランブル―The Second Combustion 燃焼
マルドゥック・スクランブル―The Third Exhaust 排気

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2004.04.10

米、民間全頭検査正式拒否

米、民間全頭検査正式拒否 日本の牛肉禁輸長期化へ(共同通信)とのニュースが。

中堅業者が自主的に全頭検査を行うことを認めない、という判断。何かヘンですよね。
恐らくは、全頭検査など決して出来ない(行うとヤバイ)大手食肉業者の圧力なのでしょう。
つまりは、真っ当に処理され、安全を保証出来る業者の存在が邪魔だと。

そうとでも考えないと、この米農務省の決定は理解できませんよね。

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2004.04.09

JetAudio6には脱帽

マイッタ。これは凄い・・・・。Basic版は無料で使用できるオーディオ&ビデオプレーヤー、JetAudioの最新版、Version6に対抗できるソフトはあまりないのではないか。

前バージョンの5も十分凄かった。まずサポートしているフォーマットが多彩だ。Ogg Vorbis、Monkey's AudioやMP3Proもサポートしていた。AVI、MPEGのビデオも、DivX等のコーデックで圧縮されたビデオも再生できた。CDのリッピングは出来た。そして個人放送局を実現する、JetCastもセットだった。そして無料バージョンがあった。

最新版、Version6のサポートフォーマットは下記の通り。

Supported file formats are :

Windows Sound Files (WAV)
MPEG Audio files (MP1, MP2, MP3) including mp3PRO
MPEG Audio Playlist Files (PLS, M3U)
MPEG Video Files (MPG, MPEG)
Windows Media Audio files (WMA)
Windows Media Video Files (ASF, WMV)
Windows Video Files (AVI)
DivX Video Files (AVI, DIVX) *
Ogg Vorbis Sound Files (OGG)
Apple Audio files (AIF and AIFF)
QuickTime files (QT, MOV and MP4) **
SUN Audio files (AU and SND)
RealMedia Files (RA, RAM, RM, RMM)
MIDI files (MID, RMI and KAR)
IMS file (IMS)
Module files (MOD, S3M, XM, MTM, STM, IT, ULT, 669, FAIR, MED, MDL, MDL, NST, OKT and WOW)
Monkey's Audio file format (APE)
MPEG Plus Audio files (MPC)
Free Lossless Audio Codec files (FLAC)
Ogg Media Files (OGM) *
MKV Video Files (MKV) *


ほとんどのユーザーは、これでサポートされていないファイルの方が圧倒的に少ないはずだ。Realオーディオまで再生できるのだ。今回マトリョーシュカフォーマットのビデオにまで対応してしまった。文句なしに最強だ。

ところで、RealPlayer10の日本語版もようやくのことでリリースされた。このソフトの強みは、大量の音楽ファイルをそれなりに整理して扱うことが出来るライブラリ能力にある。JetAudioはこの点では弱い。

ちょっと毛色の違ったアプローチとしては、TDKが販売している MP3 Audio Magicがある。このソフトは、MP3圧縮で失われる高温域を補完して、ナチュラルなサウンドにするSupreme2という技術を採用しているのが特徴。試してみたくて購入してみた。聞き比べて見ると、バイオリンの音などが確かにつややかになり、いい感じだ。ただいかんせん、あまりに操作性がお粗末で実用にならないのだが・・・・。

AppleのiTunesは操作性ではかなり上位に位置するソフトだと思う。ただいかんせん、サポートフォーマットが少な過ぎる・・・・・。うーん・・・・。

というわけで、未だに私にとっての究極の音楽ソフトは存在しないのだった。
以前書いた、無料の音楽ソフトいろいろから、今回のJetAudioバージョンアップで一歩前進はしたのだが。

願わくば、JetAudio並のサポート範囲で、大量ファイルのハンドリングはRealPlayer10かiTunes並の能力を持ち、10万曲程度は軽く扱えて、音質面ではMP3 Audio Magic並、というソフトが登場してくれることを・・・・。

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2004.04.08

「Vinyl Junkies」読了

レコードコレクターズ誌で紹介されていたVinyl Junkies: Adventures in Record Collecting読了。やー、面白かったなあ。

書名通りに、この本はCDではなくレコードに取り付かれた人々の物語である。著者は実際に様々なコレクターに会い、話しを聞き、彼らの生活やコレクションを紹介していく。ただし、この本は「いろいろな人のコレクション自慢」の本では全くない。レコード芸術誌の「あなたのコレクション拝見」のようなものを予想してはいけない。

大量のビニール盤を集め続ける人生とはどういうものか? コレクターとは一体何をどう集めている人のことなのか? 紹介される、それぞれに異なるタイプのコレクターの物語は、行き着くところ自分自身の生き方を問い返してくる。

私自身は、この中に登場する人々の足下にも及ばない、軟弱なコレクターだが、一部に共通項もあるのは明らかだった。そんなこともあり、読んでいる間は熱中できる楽しさだった。

ちなみに、最初の章では60年代サイケ、ガレージのコレクターが登場する。著者に何枚かのレコードを、最高の再生装置で聴かせていき、十分準備が出来たところで取り出されるのが、マーキュリー・リヴィング・プレゼンスシリーズのオリジナル盤で、コイツは凄いぜ!と言って掛かるのがプロコフィエフの「スキタイ組曲」だったりする。

とにかく個人的にはとても楽しめた1冊だった。

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2004.04.05

マイケル・スレイド「グール」復刊!

カナダのスプラッタ・ミステリ作家、マイケル・スレイドの「グール」が創元推理文庫から復刊されていた。今日書店でいきなり平積み状態だったのでちょっと驚いた。10年振りの復刊となる。

私がマイケル・スレイドを知ったのは早くはない。「髑髏島の惨劇」が発売された時である。なんとなく面白そうなので買ってみた。買ったからといってすぐに読むとは限らないのだが、この時は比較的すぐに読み始めた。ところが、10ページも読まないうちに、どうもこれは続き物のお話しであるらしいことがうすうす感じられてきた。その内明らかに前作に言及しているらしき部分が出てきたところで慌てて本を閉じた。

さあて、どうしたものか。巻末の解説を見ると、これが4作目であることが分かった。前3作は創元ノベルスから10年前に出ていたという。なんとなく見た覚えがあるようなないような・・・・。創元ノベルス自体が、冒険小説などが多かったから無視していた部分がある。それにしても、気になる・・・・。

そこから当時絶版の創元ノベルス探しが始まった。運良く、第一作の「ヘッドハンター 上・下」は古書店で見つけることが出来た。読んでびっくり、面白い!

そこからが大変だったのだ・・・・・・。

2作目の「グール」と3作目の「カットスロート」は、YahooオークションでもEasyseekでもなかなか出てこなかった。「グール」は何度かYahooに現れたが、上下2冊で3000円近くまで上がってしまうため、なかなか落札出来なかった。調べてみて初めて結構入手困難であることが分かったので、まずは原書を押さえておくことにした。ところがどっこい、初期スレイドはペーパーバックも絶版だったのである。まあ結局はAmazon.com経由で古本を入手した。「Headhunter」はハードカバー、「Ghuol」と「Cut Throat」はペーパーバック。また、実はそれ以外にも「Ripper」(これが4作目「髑髏島」)「Evil Eye」(こちらは5作目「暗黒大陸の悪霊」)、それ以外にも「Primal Scream」「Death's Door」「Burnt Bones」「Hangman」「Bed of Nails」と作品が沢山あったのだった。

諦めて原書で「Ghoul」を読んでいる間に、なんとか「グール」と「カットスロート」を手に入れることが出来たのだった。実に「髑髏島」を新刊で買ってから半年経っていた・・・・・(笑)。
しばらくすると「暗黒大陸の悪霊」も翻訳が出たので安心。あとはどこまで日本で出るかですね。

日本でのデビュー作「グール」が血まみれぐちゃぐちゃのホラー・ミステリだったので、ゲテモノ作家かと誤解されがちだが、実際にはしっかりしたミステリになっている。カナダの騎馬警察が主人公という、ちょっと変わった設定も魅力。

ところでこれから読まれる方のために、少しだけアドバイスを。
1作目「ヘッドハンター」と2作目「グール」は、どちらを先に読んでもあまり問題はないです。
ただし! 3作目の「カットスロート」を読む前には、1作目と2作目の両方を必ず読んでおくこと!
そして「髑髏島」を読む前には、必ず「カットスロート」を読むこと!

京極夏彦の京極堂シリーズだって、人に勧める時は必ず順番通りに読め、っていいたくなるでしょ?(笑)

ところで、創元推理文庫では、もうすぐ倉知淳の「幻獣遁走曲 」が出るようです。倉知作品の、しかも猫丸先輩シリーズの1冊としてはしばらく入手困難だったもの。楽しみ~。

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洋楽CD輸入盤禁止 現実化?

洋楽CD輸入盤禁止かをテーマにしたWikiサイトがあった。私が断片的に書いているよりずっと情報集積度が高いので、音楽愛好家の方は必読。
私自身は拍手は指揮者が手を下ろしてからというクラシック関係の話題を扱うblogでこのWikiサイトの存在を教えてもらった。

手塚治虫のブラック・ジャックに出てきた、海外の音楽を聴くことが禁止されている国から来た医者の物語のような国になろうとしているらしい。

その内、「どうして自国で生産しているCDを買わないのか?」とか「外国の音楽ではなく自国の音楽を愛するのが、愛国心というものではないか」といった議論が出てきそうで恐ろしい想いがする。

個人輸入まで規制されるようなら、今後は中古LP漁って一生を過ごすしかないかも知れないね。

こんな動きがあるから、そもそも音楽を話題に書こうとしているこのblogですら、政治や法律関係の話題が増えてしまうのだ。芸術と自由は密接な関係にあることを再認識。

なので、そうならないように、一人一人がちょっとした行動を起こすことが肝心。
一度決まったら、十年二十年は抜け出せないような気がする。

拍手は指揮者が手を下ろしてからへもコメントを寄せておられるオペラキャストさんでも著作権法の一部を改正する法律案という記事でこの問題に触れておられる。ポピュラーファンとクラシックファンのどちらに影響が大きいか、という考察をされており興味深い。

思うに、国内盤の有無や発売予定を調べるのが面倒で、扱い自体がなくなる店舗が増える、というのが現実に起こりそうな現象ではないだろうか。

私のように、何十年もコンスタントにレコードを買い続けてきた立場からすると、今回の動きは音楽業界自体の自殺行為としか思えない。一体この法律を支持している人々は何を期待しているのだろう?

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2004.04.03

パゾリーニ監督「テオレマ」 5月にDVD発売

Amazonで、DVDトップページにヴィスコンティBOX 3というのが見えたので内容確認してみた。続けてヴィスコンティで検索していたら「ボッカチオ’70」がDVDになっていた事を知る。LDは出た時に買ったから、DVDは買わなくていいかな。この作品は4人の監督による4話オムニバス作品で、フェリーニも参加している。

続けてフェリーニをチェック。お!「サテリコン」も出てるじゃないか! 私は日本版LDと米クライテリオン版LD BOXを買ってしまったくらい、この作品には思い入れが。初めて深夜放送で見た時の衝撃は忘れられない。

他にフェリーニはどの位出てるんだろうと調べてみると、しばらく廃盤が続いていた後期作品も多少復刻されたようだ。しかし妙に価格が高いなあ。せめて3千円代にして欲しいですよねぇ。
フェリーニは初期作品「寄席の脚光」「白い酋長」といったあたりが、レンタルビデオ時代を最後に流通が途絶えている。「道化師」も廃盤が長いですね。「フェリーニの監督ノート」も日本では出ていないが、「8 1/2」クライテリオン版DVDに収録されていたりする。あ~あ。アメリカ版では「白い酋長」も「寄席の脚光」もLDの時代からクライテリオン版があったのになあ。ちゃんとDVDでも出ているみたい。あと「女の都」「カサノバ」といったあたりの作品が、日本では今あまり流通していない。でもアメリカ版はあるのね。

次にパゾリーニ作品を検索してみる。パゾリーニはその死に様と相まって、非常にスキャンダラスな文脈で語られることが多い監督だが、私は、実際にはフェリーニの弟子とも言える芸術的な映像作家だと思っている。見たことのない人には、ずっと「テオレマ」を勧めてきたのだが、レンタルビデオショップの閉店ラッシュで、非常に見つけにくい作品になってしまっていた。5~6年前に中古LDをごく普通の値段で見つけた時は嬉しかったなあ。
「テオレマ」以外の作品は、順調以上な勢いでDVD再発が進み、大半の作品が入手可能になった。(あ。でも今調べてみたら、「王女メデイア」「豚小屋」あたりがない!)
もっとも寓話的で、幻想的で、詩的で、美しくも恐ろしい「テオレマ」、5月にDVD発売だそうです。
これでようやく人に「見てみて!」と言える・・・・・。
ヨカッタヨカッタ。

ところで、今日本でもパゾリーニ生の3部作と呼ばれる「デカメロン」「カンタベリー物語」「アラビアンナイト」が入手可能な状態になっている。先ほどフェリーニでは圧倒的に強かったアメリカでは、この3作は5年前くらいには廃盤になっており、eBayのオークションではかなりの高値になる。ところがAmazon.co.ukではごく普通に流通している。けれど同時にイギリスではフェリーニ作品はアメリカよりずっとカタログ上少ない。不思議ですね。

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2004.04.01

カナダで「ファイル共有は合法」との判決

カナダで「ファイル共有は合法」との判決下されるとのニュースが。ちょっと驚き。どのような趣旨で「合法」という判断に至ったのか興味がある。

個人的な見解としては、ファイル共有が音楽業界に損害を与えた、という仮定がどうも違っているのではないかと考えているのだが、これは実証がなかなか困難である。ただし、「損害を与えた」と立証することも同じく困難である。

筆者の願いであり、そしてまたこのblogを始めた目的自体が、「小説・コミック・音楽・映画などの文化が栄えること」なので、衰退を招くような要素はなるべく登場してほしくないなあ・・・・。

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週刊文春:出版差し止め仮処分 15日で取り消しへ

週刊文春の出版禁止を取り消し・東京高裁(NIKKEI NET)とのニュースを目にしてほっとする。当然と言えば当然と(個人的には)思える、真っ当な判断だと。とくに毎日新聞では要旨を掲載しているので、じっくりと内容を追える。

その他、
「週刊文春」発売禁止命令の取り消し決定 東京高裁(朝日新聞)
「事前差し止めは慎重な対応を」 高裁決定要旨 (毎日新聞)

しかし、

長女側は最高裁に抗告する意向を表明しており、決着までにはなお時間がかかりそうだ

という対応は理解に苦しむ。一体、憲法の保障を越えて制限される言論の自由とは、どの程度の侵害において認められるべきなのだろうか?

これは単に、スキャンダル週刊誌がどうこうといった問題ではない。
管理社会&軍国主義に向かって着々と歩を進めている政府に対して、あらゆる手段でそれを防止する、という観点で語られるべき問題だと考える。便乗訴訟を許すのは極めて危険だ。

同時に、プライバシーの侵害に無神経なメディアに対しては、徹底的に監視の目を向ける必要がある。

つまりは、政治家もマスメディアも、すぐに暴力に転じる危険を常にはらんでいる、ということですね。
いわずもがな。

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英EMI、契約アーティストを2割リストラ

英EMI、契約アーティストを2割リストラ(産経新聞) との記事が。

どうしても気になるのは、

音楽ソフト産業は違法コピーの広がりから全般に業績が低迷している

という記述でしょうか。実際には因果関係が証明された訳ではない内容について、ただの新聞記事が、こんな断定的な物言いをしていいものか、と。

いや、そりゃダメでしょう(笑)。
こういうのが、「目に見えにくい世論操作」というものだと思います。

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