ちょっとコワイけど気になる:コレクター向けソフト
Quitessential Playerが4.5にバージョンアップした。4月9日にJetAudio6には脱帽という記事を書きましたが、JetAudioとかWinAmpのライバルに当たるのでしょう。
そこでプラグインをざっと眺めていたら、ライブラリ機能プラグインの中にMusic Collectorという名前があったので、何だろうと思って見に行ってみました。要するに、自分の持っているCDをデータベース化するためのソフトらしいです。
元々コレクションする人間というのは、リストを作成するのが好きな傾向があると思います。学生の頃から、本とかレコードを買うたびに、ノートに記録を付けていた、という方は多いのではないでしょうか?MS-DOS時代のパソコンでだって、苦労してデータベースを作っていた人は結構いましたよね。
インターネットがごく普通に使えるようになってから、というより、CDDBとそれに対応したソフトの登場で、所有CDのデータベース化は圧倒的にラクになりました。何しろアーティスト名や曲目を苦労して入力する必要がないんですから。まあ1999年くらいだと、まだ英語圏のCDばかりで、邦楽は結局手入力する必要がありましたが。試してみると実際驚くほどの登録がされています。私はそれなりな数のブートCDも所有しているのですが、2003年時点で、6割くらいは登録が存在していたのには驚いたというのが正直なところ(もちろん、私が最初の登録をしたCDも結構あります)。この「ユーザーに入力させたデータを売り物にする」というのはビジネスとしては斬新なアイディアだったかも知れなません。とはいえ、入力の手間を掛けた上に、ソフト価格に上乗せされた費用を払っているのはユーザー自身なのですが・・・。
当然、そりゃひどいだろ、と思うこともあるわけで、無料のfreedbというものも存在しています。その気があるなら自分でcddbサーバーを立ち上げることが出来ます。ただ私自身は上手く使えたことがまだないのですが・・・。
話が逸れましたが、本題はMusic Collector CD Catalog Software。解説を読む限りでは、CDのパッケージに付いているバーコードをスキャンすると登録が出来るらしい。確かに、PC内にジュークボックスを作るのが目的ではなく、所有している音盤をカタログ化するのならこうでないと困りますよね。いちいち盤をCDトレイに入れるのはあまりに面倒だろうし。
ところで、このcollectorz.comを見ると、他にも「MP3」「DVD」「Book」「Comic」「Game」のコレクション整理ソフトが。PCで整理しなくちゃいけないほどゲームソフトを持っているなんて人がどれくらいいるのか怪しいと思いますが・・・。
さて、こうしたものが基本的に大好きな私は、このソフトの採用を検討したでしょうか?
・・・・実は全くしませんでした。
理由その1。
これは有料ソフトなんですよね。Basic版で$24.95、Pro版は$39.95という価格。うーん、こりゃ安くないなあ。
理由その2。
データをインターネット経由で引っ張り出してくるということは、誰が何を所有しているかが外部にバレバレってことなのかな、というのが(今更ながら(笑))気になるから。CDはまあどうでもいいけど、書籍やマンガでこれをやるのはかなりコワい感じがするんですよね。
もうずっとこうしたジャンルのソフトは欲しくて、そうなるとVectorのデータベースジャンルとかも時々ブラウズしてみるんですが、「フリーソフトで」「ポピュラーだけではなく」「ジャズやクラシックも対象に出来る」ライブラリソフトは見つかりません。ついでにfreedb対応だとますますいいですね。
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