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2004.04.05

マイケル・スレイド「グール」復刊!

カナダのスプラッタ・ミステリ作家、マイケル・スレイドの「グール」が創元推理文庫から復刊されていた。今日書店でいきなり平積み状態だったのでちょっと驚いた。10年振りの復刊となる。

私がマイケル・スレイドを知ったのは早くはない。「髑髏島の惨劇」が発売された時である。なんとなく面白そうなので買ってみた。買ったからといってすぐに読むとは限らないのだが、この時は比較的すぐに読み始めた。ところが、10ページも読まないうちに、どうもこれは続き物のお話しであるらしいことがうすうす感じられてきた。その内明らかに前作に言及しているらしき部分が出てきたところで慌てて本を閉じた。

さあて、どうしたものか。巻末の解説を見ると、これが4作目であることが分かった。前3作は創元ノベルスから10年前に出ていたという。なんとなく見た覚えがあるようなないような・・・・。創元ノベルス自体が、冒険小説などが多かったから無視していた部分がある。それにしても、気になる・・・・。

そこから当時絶版の創元ノベルス探しが始まった。運良く、第一作の「ヘッドハンター 上・下」は古書店で見つけることが出来た。読んでびっくり、面白い!

そこからが大変だったのだ・・・・・・。

2作目の「グール」と3作目の「カットスロート」は、YahooオークションでもEasyseekでもなかなか出てこなかった。「グール」は何度かYahooに現れたが、上下2冊で3000円近くまで上がってしまうため、なかなか落札出来なかった。調べてみて初めて結構入手困難であることが分かったので、まずは原書を押さえておくことにした。ところがどっこい、初期スレイドはペーパーバックも絶版だったのである。まあ結局はAmazon.com経由で古本を入手した。「Headhunter」はハードカバー、「Ghuol」と「Cut Throat」はペーパーバック。また、実はそれ以外にも「Ripper」(これが4作目「髑髏島」)「Evil Eye」(こちらは5作目「暗黒大陸の悪霊」)、それ以外にも「Primal Scream」「Death's Door」「Burnt Bones」「Hangman」「Bed of Nails」と作品が沢山あったのだった。

諦めて原書で「Ghoul」を読んでいる間に、なんとか「グール」と「カットスロート」を手に入れることが出来たのだった。実に「髑髏島」を新刊で買ってから半年経っていた・・・・・(笑)。
しばらくすると「暗黒大陸の悪霊」も翻訳が出たので安心。あとはどこまで日本で出るかですね。

日本でのデビュー作「グール」が血まみれぐちゃぐちゃのホラー・ミステリだったので、ゲテモノ作家かと誤解されがちだが、実際にはしっかりしたミステリになっている。カナダの騎馬警察が主人公という、ちょっと変わった設定も魅力。

ところでこれから読まれる方のために、少しだけアドバイスを。
1作目「ヘッドハンター」と2作目「グール」は、どちらを先に読んでもあまり問題はないです。
ただし! 3作目の「カットスロート」を読む前には、1作目と2作目の両方を必ず読んでおくこと!
そして「髑髏島」を読む前には、必ず「カットスロート」を読むこと!

京極夏彦の京極堂シリーズだって、人に勧める時は必ず順番通りに読め、っていいたくなるでしょ?(笑)

ところで、創元推理文庫では、もうすぐ倉知淳の「幻獣遁走曲 」が出るようです。倉知作品の、しかも猫丸先輩シリーズの1冊としてはしばらく入手困難だったもの。楽しみ~。

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Tracked on 2004.05.13 at 07:22 PM

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