「副作用」は覚悟していた――文化庁に聞く著作権法改正の舞台裏
「副作用」は覚悟していた――文化庁に聞く著作権法改正の舞台裏 を読み、むかむかしながらも、キャリア官僚の口頭弁論の巧みさには感心してしまった。
それにしても、「輸入CD全体へ影響を及ぼすことは予想できた」とはなんたる言いぐさか。文化審議会も参議院もコケにしまくった発言である。議員さん、怒って下さい!
パブリックコメントは一般公開されていない。だが、これは何も隠しているのではなく、一般公開することを念頭において募集しなかったという単純な理由からであり、情報公開請求があればいつでも開示するという。
私が読んでいて一番腹立たしかったのは上記部分です。
なんと厚かましいことか。
「洋盤に対する懸念や、CDの価格が高止まるのではないかという懸念については、法案の起案段階から想定していたことで、その点に関する批判は仕方がないと思っています。(法案は)その上で、国際社会の一員としての日本の立場を考えたものです」
ムカムカムカムカ・・・・・。
全然最初の法案趣旨説明と違うじゃないか!
参議院審議会での説明とも違う!
・・・・しかし、このITmediaの連載はなかなかしっかりしている。
どんな問題でも、双方の言い分を遮ることなく提示して、判断は読者にゆだねる、というのが正しい姿勢だと思うから。
ただ、この文化庁の方は私に対してはなんの安心感も与えてくれなかったし、何をどう理解しろとおっしゃりたいのか分からなかったし、それなら最初からそう言えよ!!!、という怒りをかき立ててくれた。
このような官僚を相手に仕事をしなくちゃいけない政治家って、ホント大変だろうな、とちょっとだけ思った。
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Comments
緊急のお知らせです。
本日放送のテレビ朝日「スーパーJチャンネル」ですが、
放送中に甘利明・元労相が「法案には見直し規定がある」と
断定的に発言していたのは大嘘です。今後、この法案を
推進している中心人物として甘利氏が今回の発言の責任を
問われるのは必至でしょう。
http://blog.melma.com/00089025/20040517190644
Posted by: 謎工 | 2004.05.17 07:40 PM