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2004.05.17

CD輸入権問題 いよいよ佳境へ

海外CD輸入権を巡る問題も、いよいよ大詰めを迎える。何しろ、予定からすればまもなく衆議院での審議が行われるはずである。3月以降、ネットを中心に広がった問題共有は、果たして現実に影響を与えることが出来るだろうか?

既に多くのサイトで情報がまとめられているが、その中で私が注意を引かれたものをまとめてみる。

見直し規定がある?(The Trembling of a Leafさん)
5月17日 テレビ朝日による報道において、甘利明・元労働大臣が明確な間違い(または勘違い、または虚偽の発言)をしていた件を指摘。
この番組内容の書き起こしをfacethemusicさんが作成して下さっています。

こうした発言が誤りだった場合でも、発言者に損害賠償請求をしたり、虚偽証言で偽証罪に問うことは出来ないのですよね・・・・。今回の問題は法律の改正ですから、本当のところは裁判の判例を積み重ねる以外には証明方法がないのだろうか、とも思います。となると、レコード買うのにいちいち裁判なんてやってられっか!、というのが一般的な感覚ですよね。
年金問題や北朝鮮訪朝問題など、大きなニュースがメディアを賑わせている隙に、そろっと別の法案を通してしまうというのはここしばらくの政府によく見られる動きなので、そのあたりが心配ではあります。

同じく5月17日、TBSラジオ / 森本毅郎・スタンバイ!に高橋健一郎さんが出演、輸入権問題について話をされたそうです。こちらも書き起こしを作成して下さった方がいます。
高橋さんの近況はこちら。シンポジウム、記者会見と大忙しだった小野島大の近況はこちら
高橋さんのblogの中で、アジアにおける日本音楽ソフトの需要予測という三菱総研の報告書が紹介されていました。

時間もなく、また厳しい状況の中、各種メディアを通じて問題を広く伝えて下さったことに感謝。日経新聞朝刊もにツーショットで載ったお二人だけでなく、もちろん、ピーター・バラカン氏をはじめとする賛同者の方々もきっとそれぞれに動いて下さっていることと信じます。
けれども、これは法案の国会審議を巡る問題ですから、結局は私たちそれぞれがどう動くか、発言するか、という問題でしょう。次の世代のために、どういう環境を残していくべきか、という観点から。

日本弁護士連合会が 「知的財産推進計画の見直しに関する意見」を公開しました。全文はPDFで公開されています。

ITmedai 連載第3回:輸入音楽CDは買えなくなるのか?
日本レコード協会登場。全く新しい情報はない。少なくとも、「日本の音楽文化隆盛に向けて一役買う」ような意気込みは全く感じられない。「CD-DAの市場は今後伸びることはない」という見通しは正しい気がするが、SACDにしたって伸びはしないだろ、と思う。個人的には今後の新譜が全部DVD-Audioになってくれてもひどくは困らない気がする。少なくとも、出来損ない規格のCCCDによってライセンス料がイスラエルに流れることにより、パレスチナ問題においてイスラエル支援に繋がるよりは断然いいような気が・・・・。
あ、でもDVD-Audioのライセンスってどこが持ってるんだろう? 今度調べてみよう・・・・。

日本各地で署名オフの動きが広がっている
私個人は、思いも掛けなかった家族の入院と親戚の不幸で、ここまでまったく週末動けなかった。
残された時間で出来るだけのことをしたい。現在求められているのは、議員さんへのハガキ送付。もちろん、会いに行こう!、という方はきっとその方がいいでしょう。

あと1週間、出来るだけのことをしておきたい。
自分なりに、後悔を残さないために。

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Comments

そもそもCDがなぜ普及したのかということを、全く理解していない人が多いのだなと思いました。
CDはレコード盤に比較して、音質も良かったとは思いますが、以下の2つの利便性の比重が大きいと思います。
・小型で扱い易く場所をとらない
・優れたランダムアクセス(頭出しが楽)

SACDはCDと比較して音質程度しか利点がなく、利便性という点ではCDとほとんど変わりません。
そのうえ新たな再生機器まで必要とします。
SACDを普及させるには、CDより大幅に安い価格で販売するとか、CDで同一タイトルを販売しないようなことでもしないと普及しないと思います。
利便性で大きな進化を感じさせたのは、iTunesやiPodに代表されるHDDプレイヤーの登場です。
所有するあらゆる音を、メディアを入れ替えることなく再生させるというのは大きな革新でした。

この流れは、ビデオオンデマンド対ハイビジョンの対決を思い出します。

消費者が求めている物を見誤ると大変なことになります。
それが国策に近いものの場合、国家の存亡に関わります。

日本の政治家や業界のトップがそのことを理解しているとは思えません。

Posted by: 名無しさん | 2004.05.18 at 12:36 AM

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