If I Didn't Love You Squeese: Singles - 45's And Under 最初は「しかしまあヘンな曲だなあ」と思うのに、しばらくするとやみつきになってしまう、という音楽は存在します。たまたま一番最近に私がこの現象にとらえられてしまったのがこの曲。
レコード針が飛んだのか?、と一瞬ぎくっとするような不思議なコーラス。ねじくれていながらも全体としては恐ろしく整合性の取れた構成。ねじくれたメロディーとかなり意表を突いた伴奏。それでいてポップで楽しい。
まったくもって、天才的としか形容のしようがない、不思議な1曲。いいなあ。
2004.5.9
(★★★★★)
Smile Brian Wilson: 2004.2.20のライブ音源 聴いてしまいました。噂の「Smile」コンサート音源。
見に行かれた萩原健太さんが仕事手に付かなくなったのもやんぬるかな、と。
こんな巨大なポピュラーアルバムが60年代に生まれてしまっていたら・・・・その後一体どうなったんだろう?、と心底ゾクゾク。今までにも断片はかなり聴いてきた訳ですが、「あれとあれをこう並べて、こう組み合わせて、この流れで」と組み立てられたコンサートは、まさに一大シンフォニーです。スゴイ。
スタジオ盤の実現とか、映像の発売も心から期待したい!
2004.04.18
(★★★★★)
Life Begins At The Hop XTC: Fossil Fuel THE XTC SINGLES 77-92 Disc 1 XTCは今でも英国ポップマニアに人気のグループだけど、初期XTCの後半あたりの曲はまた独特な輝き。3枚目のアルバムに突入する前後が個人的には好みの曲が多い。その中でも「Life Begins At The Hop」はシンプルながらヘンな感じもありお気に入りの一曲。久しぶりに真剣に聴いたらやっぱり面白かった。最近は未発表テイクのアルバムばかり山のよう出しているXTCだけど、やっぱりニューアルバムが聴きたいですねえ。
2003.02.01
(★★★★★)
Headloss Caravan: For Girls Who Plump In The Night 邦題「夜ごとに太る女のために」というアルバム。Caravanって「プログレ」というレッテルで聴くとポップ過ぎるように思えるし、カンタベリー系だけどHatfieldとかと比べてもテクニカルな訳でもない。そういう意味では「くつろいだ」「さりげなさ」がとても心地よい音楽なのだ。「地味」と言い換えることも出来る。Headlossという曲はちょっと変拍子な感じもあるけれど、曲の魅力ははねるようにうきうきしたメロディーをさりげなく歌う、心地よいボーカルにあるような気がする。
2004.1.26
(★★★★★)
We Could Be Flying Karin Krog: We Could Be Flying Karin Krogという歌手を知ったのは、10数年前のレコード・コレクターズ小特集を通じて。かなり個性的な歌手であるように思えたので、見つかったものから少し聴いてみたのがきっかけ。どちらかというと、フリージャズっぽいのとか、John Cageの曲をやっていたりするあたりから集めてみた。
「Free Style」というアルバムがかなり衝撃的で、そこから集まるだけ集める決心をする。そんなこんなで、10年くらい前に名古屋で(車で大阪に行った帰りに寄った!)見つけたのが「We Could Be Flying」の日本版LPだった。
その時は、フュージョンぽい音が軽いような気がして、あまり気に入らなかったのだが、最近CD化されたのを機に聴き直してみると、結構とがった音だった。カッコいい~!
また手持ちのストックを改めて聴いてみなくちゃいけないなあ。
2004.01.20
(★★★★★)
Caroline Status Quo: Riffs + Limited Bonus Dvd 中学生の頃初めて買ってみたQuoのアルバムが「Hello!」で、その中に収録されていた曲。当時はあまりにも徹底してブギーばかりなのに友人と一同大爆笑でウケてたなあ。
今でも活動している、イギリスの国民バンドになるなんて、当時は想像もしなかった・・・・。
これは最近出たセルフカバー集。でも燃える演奏です。
Riffs + Limited Bonus Dvd (★★★★)
I'm Waiting For My Man ヴァネッサ・パラディ: Vanessa Paradis(1992) 今頃買ってどうする、と言われそうだが、Velvet Undergroundの「I'm Waiting For My Man」のカバーがとても気に入ったので。でもずっと安物探してて。やっと本日目標額の250円でゲット。
うーん、1st、2ndも欲しいかなぁ・・・・。
以下のサイトが情報がまとまってて気に入った。
ヴァネッサ・パラディ
2003.12.25
(★★★★)
Once in a Lifetime [Box Set] Talking Heads: Once in a Lifetime [Box Set] Talking Headsを本当によく聴いたのは、アルバムで言うと「Ramain In Light」と「Speaking In Toungues」の頃だろうか。当時はアフリカのリズムをロックに取り入れてどうこうという評論が飛び交っていたものだったが・・・・。
ちなみに今日は部屋の片づけをしながらずっとこの新しく出たボックスセットを聴いていたのだが、そういう仕事にはとてもフィットしました(笑)。トーキング・ヘッズをBGMにするのは申し訳ないが、とにかく作業中にずっといい気分で手を動かし続けられるんだから(笑)。
あたらめて「Stop Making Sense」のDVDを見てみたりすると、このバンドの良さというか楽しさが再認識出来るかも知れませんよ。
2003.12.20
(★★★★★)
Father To Son Queen: Live At Rainbow 1975(ライブビデオ) 「華麗なるレース」なる邦題で発売された5枚目のアルバムの頃、クイーンは一般的にはハードロックバンドに分類されていたと記憶する。今から考えると、こうした分類というのは多分に渋谷陽一氏の影響によるような気がする。
ハードロックバンドだと思っていれば、当然「Queen II」などはWhite SideよりBlack Sideに惹かれるわけで、White Sideの曲はなんかおとなしくてイマイチ・・・ってことになってしまう。
久し振りに75年のクイーンライブを見て、ああ、いいなあ、と感じたのは、メドレーにふと出てきたFather To Sonだった。なるほど。今ならば、そもそもQueenはハードロックバンドじゃなかったんだな、と分かる。ハードな曲もあったけど、もっと違うタイプの音楽だったんだなと改めて。
2003.12.14
(★★★★★)
Boys In Town Divinyls: Desperate オーストラリア出身のDivinyls。自宅のVHSデジタル化計画の一環で、10年ぶりくらいにビデオクリップを見た。いや~、やっぱりかっこいいなあ。
この曲はほぼデビュー曲に近くくらいのもので、1stフルアルバムに収めれている。後にVirginから再デビューしたときには極めてエロティックな歌が次々シングルカットされたので、すっかりそういうバンドとして扱われているけれど、80年代初頭にデビューした頃は、もっとハードでパンクでポップでカッコ良かった。今でもこの「Boys In Town」とか「Science Fiction」のビデオクリップが一番好きだ!
2003.12.13
(★★★★★)
Roy Harper: The Passions of Great Fortune フルカラー320ページに渡る、Roy Harper詩集。
ほぼ全ページにさまざまな時代の写真がある。
Roy Harperに入れ込んでいる人(って多くないかも知れないが)はもう絶対買うべき素晴らしい本。
(★★★★★)
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