レコードバカのつくり方
Tak's ウェブログさんが書かれた音楽業界の将来を読ませていただいた。著作権法の一部を改正する法案について知った2003年12月からこっち、何をしていても頭にのしかかる重い、黒い霧の中で、一瞬の涼風に吹かれたような気分の良さを感じた。
20年掛けて、音楽業界はゆっくりと自殺していたのだ!
そしてまた、どうして私を含めて、ネット中心にここまで問題共有が進んできたのか、その謎も少し解けたような気がした。
そう。彼らがケンカを売った我々というのは、じっくり時間を掛けて育成された、レコードバカなのだ。
レコードコレクターほど、いったんこうと思い詰めたら最後、どうにも始末の悪い人種が他にいるだろうか?
1枚のレコード欲しさに日本中、いや世界中を歩き回る。他人が知らないレコードをいつまでも探し求める。生活空間が圧迫されてもレコードを増やし続ける。たかが黒いビニールやら銀色の円盤やらに収入の大半をつぎ込む。
ひたすらそういう訓練を積んできた人間は、いったんターゲットを見据えると死ぬまで諦めることを知らない。
ま、いいか。こういうたちの悪い集団を育てたのは、そもそも音楽業界だったんだから。
注:この文章を読まれた方の中には、「ビン・ラディン」とか「アフガン」とか「フセイン」とか「CIA」といった言葉が頭をよぎった方がおられるかも知れませんが、きっとそれは単なる偶然です(笑)。
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