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17 posts from June 2004

2004.06.29

アデラ/ニック・カーター、プラハの対決

「アデラ/ニック・カーター、プラハの対決」という物凄いチェコ映画があるのだけれど、なんとDVDが出ていたのを今日知った。SFマガジンの特集でちらっと紹介されていたので。

この映画、80年代末に、東欧の映画がまとめてビデオ化されたシリーズで発売された。私は当時たまたまレンタルビデオショップで見かけて、なんだかヘンな映画っぽかったので、借りて見たらばぶっとんだ。その後放出品として同じショップからゲット。以後我が家の家宝として珍重されてきている。何度見ても楽しめる。

ここでジャケットが見られます。

実は当時も、なぜかSFマガジンで紹介されたことがある(笑)。よほどSF者の琴線に触れる作品らしい。パロディーっぽいコメディーであり、メタフィクションめいた部分もあり、SF的な設定もありつつスラップスティックなミステリである。ギャグと言えるような「笑いを取ろう」とする部分はないのに、あちこちで笑わされてしまう。ブラックジョークに満ちているのに、見ているとなんだかほのぼのする。いや、あまり似たような味わいの作品がないので、紹介が難しいのだが・・・・。

しかしスゴイなあ。誰がDVD再発を仕掛けたんだろう?
あの頃一緒に紹介された他のタイトルはどうなったのかな?
あまり他の作品までカバーする余力が当時なかったので、今になってみると気に掛かる。

(追記)
調べてみると、実はチェコ映画のDVD化は結構進んでいるらしいことが判明。

チェコ怪奇骨董幻想箱というシリーズがすでにVol.3まで出ていた。Vol.2はなんと、「アデラ」を含むリプスキー監督作品3枚組だった。

チェコ怪奇骨董幻想箱 vol.1 GOTH-BOX

チェコ怪奇骨董幻想箱(2) リプスキー-BOX
チェコ怪奇骨董幻想箱 vol.3 ヌーベルヴァーグ&ニューウェイヴBOX

またリプスキー映画で美術を担当しているヤン・シュワンクマイエルの作品は、確かに随分DVDが出ていたように思う。「シュヴァンクマイエル映画祭2004」というものあるみたいです。
怪奇と幻想 シュバンクマイエル監督の32作品上映 (朝日新聞)
7月17日から8月13日まで、東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムにて。

ところで、これらDVDについては、Amazonより安いオンラインストアがあった。例えばNTT-X。このあたりの価格って、どういう仕組みになってるんでしょうかね。

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2004.06.26

山内規子 久々の連載スタート 他

なかなか更新出来ないでいましたが、6月は嬉しい新作もいろいろありました。

まずは山内規子。
例によってあおば出版掲載の作品としては、下記の2作が今月発売です。

霊感動物探偵社  新シリーズ スタート!! サクラミステリー 2004年7月号 6月19日発売
オープン・ザ・クローゼット ご近所ワイドショー 2004年8月号 6月30日発売

「霊感動物探偵社」の方は、山内規子の優れた資質全開のいい作品になるんじゃないかと思います。連載が続いて、単行本が出るところまで行って欲しい・・・・・ホントに。
すでに、単行本5~6冊分は雑誌掲載のみになっちゃってますからねえ。
あー、ネットだけで書いているんじゃなくて、ファンレターも書かなくっちゃ。

それから今月は遠藤淑子の新刊が出ますね。
ファミリーアワー ジェッツコミックス 6月29日発売

あと、ちょっと前には桑田乃梨子の新刊も出てました。タイトルだけでやられちゃう、すごい作品(笑)。
豪放ライラック(1)
表紙でも分かるように女子校ものですが、ブラコンから脱するためにいきなり女子校に行っちゃう主人公中心の身もだえしちゃうおかしさ満載のコメディ。なぜか桑田さん、最近次々新シリーズの1巻ばかりが出ているんですが、みんなちゃんと続いてくれてるんでしょうか?(笑)

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Peter Hammill 11月に来日決定

今年の初めに日本公演予定があったのが、Peterの心臓発作により中止になってしまったのでした。
現在は回復し、ようやく来日スケジュールが決定しました。2004年 11月 4日 及び 11月 5日の2日間です。

公式ホームページ:スケジュール
Peter Hammill Official Japanese Website inVerse

前回は、2日の間にマチネ、ソワレの4公演、そして全曲だぶらず別の曲をやる、という極めつきの予定でしたが、今回はさすがにそこまでハードなスケジュールではありません。

しかし、ここ数年、結構コンスタントに来日してくれているHammillですが、ずっと土日だったんですよね。今回は木曜・金曜・・・・。うう、行きにくい・・・・・。

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2004.06.24

ゲルニカのDVDなんてものが出てたんだ~

今日は、輸入権関係では重要な文書が公表されているので、そちらは皆さん参照して下さいね。

吉川著作権課長講演録

他にも、興味深いニュースが(笑)。
5月は洋楽が売れなかったらしい。万来堂日記さん)

あっはっは。なんとなく分かります。体感的には。
例えば私の場合、著作権法改正案審議の最中から成立に掛けてのこの時期、まずは優先的に、「今買わないとヤバいかも知れないアイテム」を優先的に買っています。すると例えば、RhinoHandmadeJudee SillとかJackie DeShannonとかMaloの4枚組BOXとかつい頼んじゃったり。Maloなんて、多分私に関して言えば「輸入権需要」というか、勢いというか、個人輸入だから来年でもいいのかも知れないのに、つい、という感じでオーダーしてしまったものでした。あと1年振りくらいにeBayで検索いろいろしてみたり。フランスのサイトからMama BeaのLP買ったり。あとAmazonにももかなりオーダー入れました。バーゲンコーナーに、随分とアイテムが増えたから。980円になったので、持っていないRandy Newmanを3つほどオーダーしちゃったし。ついつい、Jefferson Airplaneの2003年リマスターも手を出しちゃったし。RIAJの統計に、Amazonでの売上が入っているのかどうか分かりませんが、入っていないんじゃないでしょうかね。

そして多分、このニュースを知ったのがきっかけで、今日久しぶりに帰り道、レコード屋に寄ってみたのでした。

店頭に並んでいるアイテムの、実際どれくらいがCCCDになっちゃってるのかなどを確認しつつ、狭い店内をじっくり見て回りました。すると、思いがけないブツが。

ゲルニカ:リライティング・ヒストリー1982 1989 guernica rewriting history live performance and video footage 1982-1989

げ。しまった。Amazonだと15%オフじゃないか! 店頭で衝動買いして損した~!

それはさておき、3枚組CDは買わなかったんですが、ライブ映像は見たくて買ってしまいました。
こんなのあったんですねえ。

DVDは映画もいろいろ安売りしてて、漁る作業が楽しめますね。トリュフォーの「アメリカの夜」が1500円くらいだったり、「悪魔のいえにえ2」が999円だったり。しかしこうした特価盤があるのは洋画コーナーだけで、邦画はなかなか・・・・。筒井康隆作品の映像はとりあえず集めている身としては、「わたしのグランパ」は欲しいんだけど、どうして5000円もするの? 今まで大抵は3800円か4700円くらいだったじゃん・・・・・と、気が付けば、これは総額表示のせいですね。税抜き5200円。うーん、やっぱり値上がりしてますね。

邦画の名作とかを、じゃんじゃん980円とかで出せるようにならないと、結局日本映画には黄金時代があったことすら人々の記憶から消えていってしまうのではないでしょうか? 他人事ながら心配です。少なくとも売り場の棚を見て、「日本のコンテンツが盛り上がってる!」ようには見えないですから(笑)。

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2004.06.22

マルクス兄弟 後半戦6作がようやく再発に

マルクス・ブラザーズ コレクターズ・ボックス 〈5枚組〉 というものがついに出るらしい。やった! これで中期の作品が15年振りくらいに市場に帰ってくる。レンタルビデオの時代にビデオが出てから、長いこと廃盤になっていた。

[収録作品]
『マルクス一番乗り』(A Day At The Race)
『オペラは踊る』(A Night At The Opera)
『マルクスの二挺拳銃』
『マルクス捕り物帖』
『マルクス兄弟の珍サーカス』
『マルクス兄弟デパート騒動』

以前LDで出たのは、初期5作と飛んで「ルーム・サーヴィス」でした。幻と言われた第一作、「ココナッツ」が出たのは大事件でしたねえ。
# 「ココナッツ」(1929)
# 「けだもの組合」(1930)
# 「いんちき商売」(1931)
# 「御冗談でショ」(1932)
# 「我輩はカモである」(1933)
# 「ルーム・サーヴィス」(1938)

ところで、今回ようやくDVDになる中には、Queenが、その代表作であるアルバムのタイトルを引用した2作が含まれています。ここまではかなりいい感じなのですが、以後、徐々にマンネリ気味になり、最終作「ラブ・ハッピー」へと向かいます。これはVHSで出たのが最後ですかね?

あと、ピンク・パンサーシリーズのDVDが出るんですが、こちらは微妙に不完全。
ピンク・パンサー フィルム・コレクション
だって、極めて出来の良い「ピンクパンサー2」が未収録なんです! これは許せない!
他にも一応の関連作として、主演男優が異なる「クルーゾー警部」「ピンクパンサーの息子」などがありますが、これはまあいいとして・・・・。やはり「2」の未収録はあまりに痛い・・・・・。「2」を見ないと、「3」のオープニングは意味が分からなくなってしまうのですから。

このあたりの作品は、ほとんどビデオとLDで揃えて持っているので、私の場合、DVDは買い直しになります。
でも最近DVD媒体の劣化についてもささやかれていますし・・・・。悩ましいです。

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2004.06.17

趣味の問題? その通り!

一昨日も昨日も今日も、我が家には相変わらずブツが入荷している。とても嬉しいBlondieのDVD(The Old Grey Whistle Test完全版)とか、10ccのDVD(93年ライブ)とか、David Tudorのライブエレクトロニクス、クセナキスの電子音+オーケストラの曲、中古で安く手に入れたMike Oldfield、MAGMAなど様々。でも今日は別のことを書きたい。

読んでいて心の底からワクワクしてくる、そんな音楽好きの真髄が見事に伝わってくる、趣味の問題2さんのエントリ。

Queen II / Queen (2004年06月17日)
1993 / Nabeel Shuail (2004年06月17日)

スゴイ・・・・。一日の内に、こんな力のこもった文章を2つもアップされるなんて・・・・。

まずQueen IIの方ですが、思い出すこと、共感することなど、読んでいてさまざまな感情が私の中に渦巻きました。あー、そういえば私の友人にもいました。遊びに行ってレコード聴かせて貰ったら、友人宅のレコードプレーヤーはかなり回転数がおかしくて、相当高いピッチになってしまっていたんです。そのことを私が言うと、友人はかなりショックだったようでした。思えば、ビニール盤とカセットの時代には、みんな結構勝手なテンポ、勝手な音程で聴きこんで、覚え込んでしまっていたのでしょうね。

カセット、LP、CD、リマスターと、時代と年齢に沿って何度もお気に入りのレコードを買ってしまうというのも身に染みました。そうなんですよねー。そもそもは優れた作品が生まれたことが契機とは言え、こうして何度も買い直しては売上に貢献していたんですよね(笑)。そうしたファンに思い切りケンカをふっかけてきた輸入権問題だったわけで。

メディアが違う、音が違う、ジャケットが違うなど、全ての違いは異なる聴取体験を与えてくれる訳です。
与えられるものが違うのですから、鑑賞者にとっては別の作品です。
別の作品なのですから、「収録曲が同じなら同じレコードとみなす」などという文化庁の物言いは、いわば「音楽は、文化だの芸術だのといった大仰な代物でなしに、利益を生み出すための手工業製品である」とでも言わんばかりの暴言だということが改めて認識されるのです。

1993 / Nabeel Shuailの方ですが、こちらもスゴイ。いったん好きになったら地の果てまでも(笑)という音楽愛好家の、血湧き肉躍るおっかけ譚です。私はこういう惚れ込み方こそ、真の趣味人を名乗るにふさわしい、あるべき姿だと感動しました。もちろん私もリンクされているサイトに飛んで試聴しまくりましたよ。そりゃ「三橋三智也が湾岸アラブでプログレやってるみたいなものすごい音の圧力」と書かれては聴かずにはいられませんよ!(笑)

思い出したのは、やはり中東を旅行してきた友人がおみやげに買ってきたというカセット。歌手もタイトルもよく分からないのですが、聴かせてもらうと実に面白く、みんなでハマったものでした。

とにかく、本日はこの素晴らしい2つの文章を読んだことで、私自身がすっかり完結してしまいました。
なので、今日はもうこれ以上何も書けません。

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2004.06.13

音楽ダウンロードがここまで来た? ここってどこ?

ITmedia LifeStyle:音楽ダウンロードはいかにしてここまできたか? 黎明から夜明けまでを読んで、全然ときめかない自分に驚いた。私は少なくとも、何年も前から「ネットワーク経由で音楽が入手出来るようになること」をずっと夢見てきた。そして、今でも強く望んでいる。けれども、現在「ここまで来た」と言われる地点がどこか、と問われれば、まあパドックを三々五々動き回っていた馬たちが、ようやくゲートに向かって歩き出したよ、というあたりではないかと思う。

個人的に、絶対にクリアして欲しいポイントというのは、以下の点だ。

.1.欲しいと思った曲は95%以上が存在していること
まずこれを満たしてもらうには、数十万曲では全然足りないはずである。
Napster2がサービスを開始した時、確か40万曲だった。3日間無料だったので、検索を掛けまくってみた。結果、探してみたいものの10%も見つかりはしなかった。例えば、一人のアーティスト、一つのグループの全アルバムが登録されていることはほぼなかった。
また、現在CDが存在しない音源、現在CDを買おうと思っても入手不可能な音源、そうしたものがない。これでは、購入者の選択肢は、「CDで買うか、ダウンロードで買うか」の2つしかない。

2.CDで買うよりかなり安いこと
あたり前なのだが、保存メディアも購入者の自前記憶装置なわけで、メディア代分は安くなってくれなくてはいけない。また提供されるファイルがWAVやFLAC、APEといった、CD音質レベルを落とさないフォーマットでない限り、絶対にCDよりも音が悪いのだから、その分相当安くなくてはならない。印刷物のジャケット写真もないのだから、その分安くなくてはならない。解説やライナーは文書ファイルを添付してくれればいいだろう。
もしもダウンロードしたファイルの扱いについて制限を設けるなら、さらに安くしてくれなくては困る。コピー出来る回数とか、コピーできるデバイスが決められてしまうのなら、100%自由なCDよりその分安くしてくれなくてはいけない。
CDは中古でも買うことが出来る。少し待って、少し探せば、多分定価の7割から4割くらいの価格で中古が買える。それを待たずにすぐ欲しい、という衝動買いを促進するには、中古CDとも競合できる価格であってくれないと困る。
総合的に考えると、アルバム1枚分を入手した時に、せいぜい1000円前後になってくれないとどうしようもない。
廃盤アイテムであっても、音質が悪く保存メディアは自分持ちなのだったら、やはり1000円程度が限度だろう。

3.永久保存出来ること
ファイルはずっと再生できないと困る。だから、あまり特殊なフォーマットは困る。
MP3もライセンスフリーではない。
だからFLACが望ましい。圧縮するならOGGだ。なぜならオープンソースでライセンスフリーだから、コンピュータ環境が変わっても、移植しつづけることが可能だろうから。
WMAはダメ。マイクロソフトの規格が10年後に保証されている可能性は低そうだから。

アナログレコードは、すでに100年前のものでも再生出来ることが確認されている。
しかしCDはせいぜいが20年ちょっと。しかも、10年超したあたりで「掛からなくなったディスク」の話はちょくちょく聞く。DVDも劣化することが指摘されはじめている。

例えば、今5インチフロッピー、3.5インチフロッピー、MO、PDなどの記憶メディアに収められたデータを自由に読み書き出来る環境を維持しているユーザーがどれほどいるだろうか? 今年ダウンロードしたファイルを5年後に聞こうとした時、あなたはそのファイルを再生できる環境を持っているだろうか?

コンピュータデータは、実は記憶媒体が問題になるがゆえに、永久保存が難しい。
保存期間が短い可能性が高いのであれば、その分価格も安くしてくれなくては困る。先ほど1000円か、と思ったが、何割か引いて800円程度か。これなら中古とも勝負出来る。


アナログレコードだったら、まず間違いなく50年後でも聴ける。
CDは、まずはメディア寿命の立証がこれからである。装置だって、その頃まで存在するかどうか怪しい。
ダウンロードしてCDに焼いても、多分アナログレコードの寿命には勝てない。
そのくらい、データというのは危ういものだから、そのあたりが解決されないことには、なかなかダウンロードだけで音楽を買う決心をするのは難しい。

IT Mediaの記事タイトルが、「黎明から夜明けまで」と題されているのはなかなか意味深長だ。確かに現時点は夜明けかも知れないが、明るくなるのはまだ何時間もかかるだろう、というのが私見である。

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2004.06.11

BBCではVivian Stanshall特集があるそうですよ!

これはびっくり!
万来堂日記さんのLinkから、まだ知らないサイトを見に行ってみよう、と軽い気持ちでクリックしたらもうびっくりな情報が。


情報を紹介しておられたのはhidemuzicblogさん。
Bonzo Dog BandのメンバーだったVivian Stanshallの番組などというものが、イギリスのBBC4で放送されるようです。凄いなあ。でもBonzo周辺の方々は映像もぶっ飛んでいて凄いはずなので、本当はTV番組の方が嬉しいんですけどね。

BBCの放送は、アーカイブされてしばらくは聴けるので、1週間以内とかだったら聴けるはず。

そういえば、レコードコレクターズだったかストレンジデイズだったかのどこかに、ボンゾのDVDも計画はあるらしいと書いてあったような記憶が・・・。新宿のブートビデオ屋で売っているのを見たことがあるので、映像が存在することは分かっているんです(なぜかこのビデオは異常に高価で買えなかったのですが・・・)。

あ!、思いついて今amazon検索したら、Vivian Stanshallの新しいCDが出てる! 知らなかったぞ。

Teddy Boys Don't Knit

Vivianのレコードって、実はお話の語りだったりして、解説なしだと結構キツイんですよね~。
こういうアルバムこそ、しっかり解説付けた国内盤の意味があるんだけどなあ・・・・。

ところで、Mike OldfieldのTubular Bellsで、オリジナルA面最後のナレーションを担当していたのがVivian Stanshallだったりします。なんだか、ピンク・フロイドの「Have A Cigar」で歌ってるのがRoy Harperだったりします、というのと似ていてちょっとイヤな紹介ですね(笑)。

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2004.06.10

「だれが「本」を殺すのか」を読んでみた

新潮文庫、2004年5月新刊として今本屋に並んでいます。

佐野 真一 著
だれが「本」を殺すのか (上巻)
だれが「本」を殺すのか (下巻)

実は私、今回読むのが初めてです。ハードカバーの時は全然知らなかった(笑)。ノンフィクションの棚自体にあんまり足を向けていなかったのですね。それがまあ、今年になってからの著作権法改正騒動もあって、ちょうど関心が高い時だったので読んでみました。今回文庫本化にあたって、下巻の1/3くらいは書き下ろしです。すでに雑誌・書籍における貸与権検討の場も登場するタイムリーさ。

まず感想。
さまざまな現場からのレポートは大変興味深く、一気に読んでしまいました。ところが、「本好き」ということでなら私ももっと著者に共感できそうなものなのに、意外にもあまり出来なかったのが驚き。うーん、なぜでしょうか。現在の出版業界が極めて危険水域にあるくらい落ち込んでいることや、そうした状況に至るさまざまな原因については、丹念な取材で多くの情報が集められています。ところが、インタビューの内容紹介後にちょこっとつく著者のコメントに、どうも共感できないことがしばしばあったのでした。

特に電子出版、青空文庫、ブックオフあたりへの感じ方が私とは随分違うなあ、と思いました。

次に、今回ここでご紹介する本題。
国民全体としての活字離れと出版大不況、相次ぐ書店廃業と大規模店舗の増加、堅い本がどんどん減って売れ線ばかりの「金太郎飴書店」が増えている傾向、図書館・マンガ喫茶などを目の敵にする出版社、ブックオフに向けられる様々な敵意、などなどを、私は日本の音楽業界を当てはめながら読んでみました。どうもとても両者は多くの点で似ているように思えます。

読者育成を怠ってきたくせに、売上が落ちると貸与権を振りかざして図書館までコントロールしようとしている出版業界って、リスナーやアーティストの育成を手抜きしてきて輸入権やらコピーコントロールやらに血道を上げるレコード会社ととても似ているように感じられてなりません。

「ベストセラーがいくつか出れば、出版不況なんてすぐ取り戻せるんだ」と考える出版業界は、「ミリオンセラーが出れば売上は回復する」と考えるレコード会社に似てますよね。そうした「逆転ホームラン」ばかりを狙っているから、噛みしめるほど味が出る作品が減ってしまう。噛む必要のない本や音楽ばかりを提供していれば、読者・リスナーの咀嚼力は低下するばかりで、ますます摂取量が落ちていく、という負の螺旋を生み出してしまうあたりもそっくりじゃないでしょうか。

CD輸入権創設阻止という緊急事態への対処で、毎日結論を出して行動を起こす日々は、ちょっとだけ小休止しているのですから、この隙にこちらも出来るだけ情報収集して、いろいろなことをじっくり考えておきたいと思っています。そうした点から、一読の価値はある本だったかな、と。

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2004.06.08

CDの価格を考える(2)

本日は、5月27日に書いたCD価格をハンバーガー換算してみるの続編として、いろいろ考えてみる続きを。

テーマは「日本のCDは世界一高いというのは本当か?」というものです。前回は、CDの値段をマクドナルドのハンバーガー換算してみようとしたのですが、日本のマックは今特に安い、ということとか、世界中のマック現地価格を調べるのはあまり簡単じゃなかった、という2つから挫折しました。

もちろん、金額を為替換算すれば、日本のCDはかなり高い位置にいることは分かっています。けれども、購買者の実感として、「3000円というのはどのくらい使い出がある金額なのか?」「生活費の3000円はどのくらいの価値があるのか?」「学生がバイトで3000円稼ぐにはどれだけ働けばいいのか?」といった指標で較べてみたいのですよね。

それはともかく、レコードやのアイドルな日々さんが書かれていた「このデフレ時代にCDが値下がりしないのはおかしい」という意見は正しいのか」という記事を読み、最初に思い出したのは出谷啓著「レコードの上手な買い方―保存と整理 」のことでした。1977年発売のこの本の中で、「レコードの価格は、ここ何十年か大して変わっていない。他の商品がどんどん値上がりしてきた中で、ほとんど値段が変わらないレコードは、非常に安いと言えるのではないだろうか」という意味のことを述べている部分があるのです。

タイトルからも分かるように、この本は「これからレコードを集めたい!・・・でもどうすればいいの?」という初心者向けのコレクション手引き書です。内容はクラシック中心ですが、私はレコードを買い始めた直後の中学時代にこの本と出会い、そこで「買い続け、集め続けることを正当化する力」をもらって(笑)、今に至るわけです。名著だと思います。改訂版の「CDの上手な買い方・集め方―これであなたもコレクター」は、ワープロで「LP」を「CD」に置換したんじゃないか、というレベルの焼き直し版でサイテーですが、実は書いてある文章はほとんど同じです(笑)。大雑把な改訂ですねぇ(笑)。

というわけで、実際のアルバム小売価格というのは、3~40年変わっていないんですよね。それほど。
どうして2500円前後、というのがずっと続いているのか、考えてみるとなかなか不思議です。

それと、LPからCDになって、収録時間ベースで考えれば、ひょっとすると半額以下になってるんじゃないかと思う時もあります。結構な数の2枚組LPアルバムは、意外にCD1枚に収まってしまったりします。LP2枚組なら4000円くらいですから、それが2500円になれば結構値下がりです。ザ・フーの「トミー」もフランク・ザッパの「ユー・ザー・ホワット・ユー・イズ」もキャプテン・ビーフハートの「トラウト・マスク・レプリカ」もCD1枚で収まります。収録時間単価としては確実にアナログ時代より下がってますよね。

いや実際、日本にいて国内盤とUS盤の比較をすれば、US盤の方が安く買えることが多いのは事実ですから、比較すれば高い、というのはウソじゃありません。でも日本は生活費全体が高いのではないのでしょうか? それは家賃が高いから? 交通費は? 食費は? 教育費は? 税金は?、と考えていくと、まだ私は自信を持って「日本のCDは世界一高い!」と言い切る自信がないのです。

というわけで、この問題は継続的に考えていこうと思っています。


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2004.06.06

本日入荷のブツ

今日は随分と宅配便や郵便が来た。全然オーダー時期が違った物達が揃ってやって来た。
これら一つ一つについてエントリが起こせるような粒ぞろいなのだが、半分書いた記事が消失してしまったため、以下解説記事なしで羅列することにした・・・・・・。

Pentangle Solomon's Seal CD
 何故か日本のamazonで扱ってくれていないので、イギリスから。

Stuck In The Middle DVD
 うわー、ちょっと珍しいビデオクリップが入ってるぞ~。

宇野誠一郎 作品集I CD
 作曲者としての作品集が。メルモは20年以上前から名曲だと思っていたぞ>小西康陽さん

21世紀のこどもの歌
 宇野誠一郎の曲もあり。でもぼくとしては筒井康隆作詞・山下洋輔作曲の曲とか、真鍋博のイラストも魅力。

Shocking Blue Greatest Hits Around The World DVD
 来た来た! レコードコレクターズ誌上で赤岩和美氏だったかが紹介していたDVD。オランダ盤はamazon一派では見つからず、買えるサイトを見つけるのにちょっとだけ苦労した。

Bob Dylan Bootleg Series, Vol. 6: Bob Dylan Live 1964 - Concert at Philharmonic Hall CD
 いや、なんかamazonのバーゲン対象になってて、2枚組で1791円だったの。そりゃ安い。国内盤は3780円です(笑)。

オザンナ ファーストアルバム CD
 イタリアのヘヴィプログレ。オリジナル盤の「3面開き・壁掛けジャケット」を復刻。2004年リマスター。

しかしてんでばらばらのオーダーがこうも集中するとはねぇ(笑)。
嬉しい悲鳴。

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2004.06.05

アジア盤を買いまくるには

輸入権問題を分離したFighting MAL Antennaを取り敢えずすたーとさせて、さて、じゃあこちらはどうしようかとはたと考える。つらつら考えつつお気に入りblogを巡っている内、Tak's ウエブログさんにお邪魔させて頂いている内、yesasia.comというサイトの存在を知る。

おおお、ここは凄いぞ!

amazonそっくりなので、その内訴えられちゃったりしたら可哀想だなあとも思う反面、「パクリじゃん!」とも思うんですが(笑)。艾敬のCDも、ファーストバージョンセカンドバージョンともに売ってますし、安い!

それより興味を惹かれたのは、All Region & NTSC・PAL両対応のDVDプレーヤーですかね。
国内でも3万前後の機種がありますが、$150くらいからあります。
思わず買ってしまいそう。

しっかりブックマークしました。

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2004.06.04

Fighting blog開設しました

えー、昨日の宣言通り、輸入権をはじめとした政治がらみの問題を専門に扱うために、Fighting MAL Antennaという(ベタな名前だなあ(笑))新しいblogを作りました。blog2つあってどうする、という気もしているんですが、システムがらみのサイトはすぐには出来ないし、それまで話題を分離しておきたい、というのが目的です。

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2004.06.02

6月2日 衆議院審議

高橋健太郎さんblogでも、修正案は否決される見込みとのエントリが。まあそれならそれで、この問題が今日で終わる訳ではないので、今後のことを考えなくちゃいけないわけですが・・・。

モバイルで様子を聞きながら、今日の午前中はあまり波風が立っていないことだけは分かります。逃げ切られそうな感触。

ただ、彼らもここで逃げ切っても終わるわけではないことをどこまで認識しているのか?
終わらせないでしょ?、ぼくらとしては。

あとは審議終了後、様子を見てからになるので、続きが書けるのは夜中になるでしょう。


23:44
ということで、審議のビデオをようやく見終わりました。ちょっと悲しい結末でしたね。

(以下、本日は各所で「頭や気持ちの整理がつかないまま、思いの丈を語ることが容認されているようなので(笑)」、気持ちの赴くままに書いておこうと思います。明日の自分へ向けての伝言として)

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・正直言って、午前中に対して波風立たなかったあたりで、逃げ切られるかな、と感じられた。城井議員も、今日はなんだか気持ちが高ぶりすぎて空転しているようだったし。

・正直言って、事前にネットで通っちゃったことは知っていたから、というのもあるかも知れないが、どうも自分の中には絶望や失望に当たる気持ちがそれほどないようだ。それは多分、「こうなって欲しいのにそうならなかった~」というような、"自分の希望が通らなかった"タイプの問題ではないからだろう。例えば、eBayのオークションで、Kate Bush関連の"Cathy"という本を落札し損ねた時の方が落胆は激しかった(笑)。まあ6回くらいチャレンジしてその後入手しましたが・・・・(笑)。
なぜ絶望や失望ではないかと言えば、私は「今回は、不正がまかり通ってしまった由々しき事態である」と考えているからなのかも知れない。つまり、怒りを覚えこそすれ、落胆するようなことではないのだ。

・多分今日もそうなんだろうなあ、という予備知識を持って見ても、川内議員の質問・答弁は立派だった。逆らいがたく感動させられてしまった。
私は、今回の出来事以前に川内議員を全く知らなかったし、今回の輸入権を巡る以外での氏の政治活動についても何も知らない。ロフトでのシンポジウム、そして横浜での市民集会で短時間その姿を拝見しただけで、あとは全て国会審議の質問者としての氏しか知らない。
よって今でも、川内議員がどのくらい立派な国会議員なのかについての判断材料を、私はほとんど持っていない。
けれども、少なくとも今回の衆議院審議において、最も「筋を通し」、「粘り強く」、「論旨明快で」、かつ「真っ当な」論議を繰り広げていたのは誰かと問われれば、どうしたって川内氏である、と答えざるを得ない。正直驚いた。是非今度一緒に芋焼酎を飲む機会が欲しい、と切に思った。

・参議院を通過した時点で、私個人は覚悟が出来ていたと思われる。久しぶりにLPを漁りに出かけてみて、ああ、これだけでも向こう10年は遊んでいられるな、と思った。
しかし、4月末から5月に掛けて、ネット中心に運動は盛り上がりを見せた。これでどうしたって、少しは期待する気持ちが自分の中に生まれてくる。だから、6月2日の審議を見せられれば、どうしたってがっくり来ちゃう訳だ。
でもがっくりがイヤなら、そもそも反対運動も署名も、blogでの書き散らしもしなきゃいいんである。最初から、後で来るかもしれない「がっくり」を避けたいがために、「反対運動なんて無意味だ」なんて諦めるのは性分じゃない。それを言い出したら、おまえはロックしてない、ってことで江戸アケミに殴られます(笑)。

・実は今回の輸入権問題を通じて、「20代くらいの若者も、かなりの人数が法案反対のために動いているし、とても気にしている」ということが分かった。シンポジウムでも集会でも、私のような中年ロック小僧はそれほど多くなかったのだ。

・自分でもblogなるものを書きまくったせいもあって、多くの魅力的なサイトに出会うことが出来た。これは私に取って大きな収穫だった。びっくりするほど共通するフェイバリットアーティストが出てきたりするサイトにも沢山巡り会えた。正直言って、これは驚きでもあり喜びでもある。
そして恐らく、この音楽ファンを繋いだリングは、これからもひたすら増殖すると予想される。雑誌メディアはようやく追いついてきた段階だし、掘り下げた記事が紙媒体になるにはまだしばらくかかるだろう。しかし、予定では、もっと詳細なガイドラインが発表されなければいけない秋頃には、おそらく単行本レベルで情報がまとまっているはずである。となれば、「音楽ファンは、法律運用のどこを監視すれば良いのか?」「不利益を被った場合、どこに連絡し、どんな対処を取れば良いのか?」といったレベルの情報共有がその頃には出来ているだろう。
そうして来年1月を迎えることになるのだ。きっと。

・ところで、2005年の1月1日から、毎日のように、海外の誰かから、輸入禁止権行使の通知をを受け取ることになる、という未来は簡単に予測ができる。でしょ?でしょ? そうなってくれれば実は物事がシンプルになる。販売店や消費者は、毎日公正取引委員会とか、文化庁とか、時の文部科学大臣に、「法案趣旨と違う権利行使の事実が発生して困っている!なんとかしろ!」と連絡すれば良いのです。いやいや、何しろ、そういう事態になったら、早急に実体を調査し、適切な対処を取る、とおっしゃってるんですから。そうやって、さっさと見直しに持ち込む、という方法もアリなのかも知れない。

・自分が好きで好きでしょうがないアーティストに、今から「こういう理由で●●レコード会社のレコードを、私は買わない事にしたので、是非移籍して下さい」って拝み倒すという方法もあるかも知れませんね。まあ今でも「CCCD止めて!」ってファンの悲鳴があちこちでアーティストに向けられているわけですが。
まあ法案に反対するために契約打ち切る、というのもアーティストに取ってはあまりにツライ選択です。ぼくらだって、法案に反対したければ今の職を辞めろとか言われたら迷っちゃうでしょうから。ああ、でも会社づとめでリスナーやってるぼくらと音楽家は違うか。
まあ本格的な反対のためには、「JASRAC非加入」かつ「日本レコード協会非加盟」な身分で音楽活動しなくちゃいけなくなりそうだから、そういう新しい土壌や市場を生み出していく、というのも反対運動の一環としてはアリでしょうね。
そういう点で、私は、例えばMagnatune、って例を挙げるんですが。

・一つの法案が、事前の案の段階から国会通過まで、一体どんな風に進んでいくのかをライブで観察したのは生まれて初めてである。私にとっても初めての経験だったし、多くの方にとって同様であったことと思われる。
げろげろな役人や政治家が多いとは思っていたが、実際に腐った人間が話をするのを長時間じっと聞いた経験も初めてかもしれないな(笑)。多分年金法案や、イラク派遣の時なんかはもっと酷かったんだろうなあ。
でも、役者が変われば、下手なドラマよりスリリングになることもある、とも知った。これは収穫。

・まあいろいろあるけれど、例えばいかんともしがたいさんと私の共通項として、「でも結局、どんな手段を使っても、欲しいレコは手に入れちゃうぜ」ってことになるのは分かってるんですよ、自分でも(笑)。あ、もちろん、CCCDはまともな商品じゃないので今後も一切手を出す予定はありませんけどね。
というより、CCCDというのが如何にダメダメ製品か(既に商品失格だと思っているので、とりあえず製品呼ばわりしてみました(笑))というのを改めてみんなに知ってもらう必要があるのは、実はこれからなんじゃないか、とも思ったり。まったく、クイーンのベストがCCCDなのに100万枚越えちゃうあたりが間違ってるよなあ・・・・。まあ他のベストとオリジナルアルバムはさすがにCD-DAだけど。今のところ。

・ま、それは別として、輸入権を緊急問題としてずっと取り上げてきた訳ですが、これやってるとblogが政治問題blogになっちゃうんで、第2ラウンドでは別サイトを立ち上げようかな、と思っています。でMAL Anntennaは初心に返って音楽と本の話題を中心に。そして新サイトでは(blogか日記かWikiかなど考慮中)今回の著作権法改正の内容、つまりレコード輸入権と書籍雑誌の貸与権だけをウォッチしていこうかなあ、とぼんやり考えています。
そうなると、輸入禁止状態をチェックするデータベースとかも欲しくなるし、ならば独自サーバーでシステムも自分で入れちゃうか、とか思うわけで、そういう場の提供をする、というのも反対運動の一環かな、と。

ホントとりとめないですが、ま明日から(ってもう今日か?)、第2ラウンド開始、ってことでよろしくお願いします。
皆さん、第一ラウンドお疲れ様でした!

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遅いぞ新聞社

現在、産経新聞ウェブページのトップである。

洋楽輸入盤ストップ? 著作権法改正案にファン懸念(産経新聞) 9:50現在

遅いぞ。
また繰り返すが、音楽ファンは「懸念を表明している」のではなく、これまでの審議に見られた「虚偽を告発」しているのだ。これは重大な差である。

しかし、国会審議中継へのアクセスは、想像したほどの量ではなかったのだな。
サーバーがダウンするくらいに至っていないんじゃ、やっぱりまだまだ全然足りなかった、ってことでしょう。

第二ラウンドは、やはり法改正に向けてのものになるのだろうな。

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輸入権:改正案否決?

もしもこれが本当なら・・・・。
すなわち、政治的取引が行われたのだろうな。
歴史は夜作られる・・・・。

しかし、既についているコメントにもあるように、法案成立=敗北ではない。
その時から、私たちに出来ることとしての監視と改正もしくは撤廃に向けての活動が始まるだろう。

Magnatune日本法人を立ち上げる、というのだって選択肢になるだろう。
友人同士の間でのファイル共有ライブラリを構築するのも手だろう。
もちろん、最初に私が考えたように、中古LPを漁って余生を過ごすことも出来る。

10年くらい経って、今のレコード会社が軒並み潰れた後でだって、結局音楽は死なない。

あー、でも各社が始めたばかりの、音楽ネット配信事業は、軒並み撤退に向かうだろうなあ・・・・(笑)。

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2004.06.01

失望と怒りは日本レコード協会に向けようか

文化庁と日本レコード協会は、音楽関係者からの公開質問状に対し、測ったかのように、期限遅れで回答を寄せた。本日の衆議院文部科学委員会への資料提出に間に合わないタイミングで・・・。さらにその内容はといえば、予想はされていたとしても、目を覆う酷さである。

文化庁の回答
日本レコード協会の回答

さて、その上での本日の参考人質疑である。

文部科学委員会 6月1日の審議の様子 (Real 150K)

この様子を見て、日本レコード協会会長/依田氏の発言に怒り心頭に達した音楽ファンは少なくないものと想像する。

あたかも文化庁担当者であるかのごとき、質問に対して「関連はあるが別の内容を堂々と話し続け」る点だけを取りあげても、一般の音楽ファンの信頼をただのひとかけらも得られなかったことだろう。「あとは消費者の方にご理解いただければ」といいながらも、まったく説明を尽くそうとしない欺瞞的な態度。これが何よりも本音を物語っていると思われる。

その上、「実は輸入禁止期間は50年を要望していた、著作権は一般に50年で、なぜ輸入禁止措置だけは短くしなければならないのか、不満である」と述べるに至っては、このような人物に著作権というオモチャを与えてはいけないんじゃないか、と思えてならない。

短い時間の質疑応答では、川内議員によっても、日本レコード協会の欺瞞を暴くことは出来なかった。
ならばどうするか?

私は本日の参考人質疑で、本格的に日本レコード協会の対応に立腹したので、多少の冷静さを保ちつつも、まずは日本レコード協会に抗議文を送ることを決意した。もっとも、まずは国会審議が先なので、まずは公明党、共産党へのメッセージ送信が先かも知れないが。

法案の行方とは別としても、日本レコード協会が今のような態度を続けるならば、真剣に、「日本レコード協会加盟レコード会社の商品不買運動」とかを考えなくてはならないかも知れない。

(追記)
明日の審議で質問を行う予定の斉藤鉄夫議員と、本日かなり不勉強な質問を発してしまった石井郁子議員にFAXを送りました。もちろん内容は、「この法案については今までの政府答弁書、および5月28日の審議を通じて、多々問題点があることが分かっているのだから、このまま法案を通すようなことになれば、国民の政治不信はいや増すばかりである。そんなことにならないように、法案趣旨を正しく実現できるよう修正して欲しい」というものです。

あー、明日は半日審議が続くんですよね。夜から見始めても、見終わったら夜中だなあ・・・。

(さらに追記 23:46)
OTO-NETAさんのコメントを見ると、最後で私と似たような結論に達している(笑)。多分数十万人が今同じこと考えてますよね?
自分が応援するアーティストが、みんなMagnatuneレーベル所属になっちゃってくれちゃったりしたら、それはそれで痛快かも、とか夢想してみたり。Magnatune、どんどんアーティストが増えているし、試聴するのにも数日がかりになりつつあります。でもロックはイマイチ。古楽とか民族音楽系はとってもいい感じ。

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