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2004.06.02

6月2日 衆議院審議

高橋健太郎さんblogでも、修正案は否決される見込みとのエントリが。まあそれならそれで、この問題が今日で終わる訳ではないので、今後のことを考えなくちゃいけないわけですが・・・。

モバイルで様子を聞きながら、今日の午前中はあまり波風が立っていないことだけは分かります。逃げ切られそうな感触。

ただ、彼らもここで逃げ切っても終わるわけではないことをどこまで認識しているのか?
終わらせないでしょ?、ぼくらとしては。

あとは審議終了後、様子を見てからになるので、続きが書けるのは夜中になるでしょう。


23:44
ということで、審議のビデオをようやく見終わりました。ちょっと悲しい結末でしたね。

(以下、本日は各所で「頭や気持ちの整理がつかないまま、思いの丈を語ることが容認されているようなので(笑)」、気持ちの赴くままに書いておこうと思います。明日の自分へ向けての伝言として)

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・正直言って、午前中に対して波風立たなかったあたりで、逃げ切られるかな、と感じられた。城井議員も、今日はなんだか気持ちが高ぶりすぎて空転しているようだったし。

・正直言って、事前にネットで通っちゃったことは知っていたから、というのもあるかも知れないが、どうも自分の中には絶望や失望に当たる気持ちがそれほどないようだ。それは多分、「こうなって欲しいのにそうならなかった~」というような、"自分の希望が通らなかった"タイプの問題ではないからだろう。例えば、eBayのオークションで、Kate Bush関連の"Cathy"という本を落札し損ねた時の方が落胆は激しかった(笑)。まあ6回くらいチャレンジしてその後入手しましたが・・・・(笑)。
なぜ絶望や失望ではないかと言えば、私は「今回は、不正がまかり通ってしまった由々しき事態である」と考えているからなのかも知れない。つまり、怒りを覚えこそすれ、落胆するようなことではないのだ。

・多分今日もそうなんだろうなあ、という予備知識を持って見ても、川内議員の質問・答弁は立派だった。逆らいがたく感動させられてしまった。
私は、今回の出来事以前に川内議員を全く知らなかったし、今回の輸入権を巡る以外での氏の政治活動についても何も知らない。ロフトでのシンポジウム、そして横浜での市民集会で短時間その姿を拝見しただけで、あとは全て国会審議の質問者としての氏しか知らない。
よって今でも、川内議員がどのくらい立派な国会議員なのかについての判断材料を、私はほとんど持っていない。
けれども、少なくとも今回の衆議院審議において、最も「筋を通し」、「粘り強く」、「論旨明快で」、かつ「真っ当な」論議を繰り広げていたのは誰かと問われれば、どうしたって川内氏である、と答えざるを得ない。正直驚いた。是非今度一緒に芋焼酎を飲む機会が欲しい、と切に思った。

・参議院を通過した時点で、私個人は覚悟が出来ていたと思われる。久しぶりにLPを漁りに出かけてみて、ああ、これだけでも向こう10年は遊んでいられるな、と思った。
しかし、4月末から5月に掛けて、ネット中心に運動は盛り上がりを見せた。これでどうしたって、少しは期待する気持ちが自分の中に生まれてくる。だから、6月2日の審議を見せられれば、どうしたってがっくり来ちゃう訳だ。
でもがっくりがイヤなら、そもそも反対運動も署名も、blogでの書き散らしもしなきゃいいんである。最初から、後で来るかもしれない「がっくり」を避けたいがために、「反対運動なんて無意味だ」なんて諦めるのは性分じゃない。それを言い出したら、おまえはロックしてない、ってことで江戸アケミに殴られます(笑)。

・実は今回の輸入権問題を通じて、「20代くらいの若者も、かなりの人数が法案反対のために動いているし、とても気にしている」ということが分かった。シンポジウムでも集会でも、私のような中年ロック小僧はそれほど多くなかったのだ。

・自分でもblogなるものを書きまくったせいもあって、多くの魅力的なサイトに出会うことが出来た。これは私に取って大きな収穫だった。びっくりするほど共通するフェイバリットアーティストが出てきたりするサイトにも沢山巡り会えた。正直言って、これは驚きでもあり喜びでもある。
そして恐らく、この音楽ファンを繋いだリングは、これからもひたすら増殖すると予想される。雑誌メディアはようやく追いついてきた段階だし、掘り下げた記事が紙媒体になるにはまだしばらくかかるだろう。しかし、予定では、もっと詳細なガイドラインが発表されなければいけない秋頃には、おそらく単行本レベルで情報がまとまっているはずである。となれば、「音楽ファンは、法律運用のどこを監視すれば良いのか?」「不利益を被った場合、どこに連絡し、どんな対処を取れば良いのか?」といったレベルの情報共有がその頃には出来ているだろう。
そうして来年1月を迎えることになるのだ。きっと。

・ところで、2005年の1月1日から、毎日のように、海外の誰かから、輸入禁止権行使の通知をを受け取ることになる、という未来は簡単に予測ができる。でしょ?でしょ? そうなってくれれば実は物事がシンプルになる。販売店や消費者は、毎日公正取引委員会とか、文化庁とか、時の文部科学大臣に、「法案趣旨と違う権利行使の事実が発生して困っている!なんとかしろ!」と連絡すれば良いのです。いやいや、何しろ、そういう事態になったら、早急に実体を調査し、適切な対処を取る、とおっしゃってるんですから。そうやって、さっさと見直しに持ち込む、という方法もアリなのかも知れない。

・自分が好きで好きでしょうがないアーティストに、今から「こういう理由で●●レコード会社のレコードを、私は買わない事にしたので、是非移籍して下さい」って拝み倒すという方法もあるかも知れませんね。まあ今でも「CCCD止めて!」ってファンの悲鳴があちこちでアーティストに向けられているわけですが。
まあ法案に反対するために契約打ち切る、というのもアーティストに取ってはあまりにツライ選択です。ぼくらだって、法案に反対したければ今の職を辞めろとか言われたら迷っちゃうでしょうから。ああ、でも会社づとめでリスナーやってるぼくらと音楽家は違うか。
まあ本格的な反対のためには、「JASRAC非加入」かつ「日本レコード協会非加盟」な身分で音楽活動しなくちゃいけなくなりそうだから、そういう新しい土壌や市場を生み出していく、というのも反対運動の一環としてはアリでしょうね。
そういう点で、私は、例えばMagnatune、って例を挙げるんですが。

・一つの法案が、事前の案の段階から国会通過まで、一体どんな風に進んでいくのかをライブで観察したのは生まれて初めてである。私にとっても初めての経験だったし、多くの方にとって同様であったことと思われる。
げろげろな役人や政治家が多いとは思っていたが、実際に腐った人間が話をするのを長時間じっと聞いた経験も初めてかもしれないな(笑)。多分年金法案や、イラク派遣の時なんかはもっと酷かったんだろうなあ。
でも、役者が変われば、下手なドラマよりスリリングになることもある、とも知った。これは収穫。

・まあいろいろあるけれど、例えばいかんともしがたいさんと私の共通項として、「でも結局、どんな手段を使っても、欲しいレコは手に入れちゃうぜ」ってことになるのは分かってるんですよ、自分でも(笑)。あ、もちろん、CCCDはまともな商品じゃないので今後も一切手を出す予定はありませんけどね。
というより、CCCDというのが如何にダメダメ製品か(既に商品失格だと思っているので、とりあえず製品呼ばわりしてみました(笑))というのを改めてみんなに知ってもらう必要があるのは、実はこれからなんじゃないか、とも思ったり。まったく、クイーンのベストがCCCDなのに100万枚越えちゃうあたりが間違ってるよなあ・・・・。まあ他のベストとオリジナルアルバムはさすがにCD-DAだけど。今のところ。

・ま、それは別として、輸入権を緊急問題としてずっと取り上げてきた訳ですが、これやってるとblogが政治問題blogになっちゃうんで、第2ラウンドでは別サイトを立ち上げようかな、と思っています。でMAL Anntennaは初心に返って音楽と本の話題を中心に。そして新サイトでは(blogか日記かWikiかなど考慮中)今回の著作権法改正の内容、つまりレコード輸入権と書籍雑誌の貸与権だけをウォッチしていこうかなあ、とぼんやり考えています。
そうなると、輸入禁止状態をチェックするデータベースとかも欲しくなるし、ならば独自サーバーでシステムも自分で入れちゃうか、とか思うわけで、そういう場の提供をする、というのも反対運動の一環かな、と。

ホントとりとめないですが、ま明日から(ってもう今日か?)、第2ラウンド開始、ってことでよろしくお願いします。
皆さん、第一ラウンドお疲れ様でした!

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