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2 posts from October 2004

2004.10.22

「新書店は太陽、古本屋は月」――紀伊国屋、Webと店舗で絶版文庫を取り扱い

これは興味深い上に、個人的にはとても嬉しいニュースだ。

「新書店は太陽、古本屋は月」――紀伊国屋、Webと店舗で絶版文庫を取り扱い (IT Media)

私はふるほん文庫やさんをそれなりの初期から利用し、また応援している。よく知らない、という方は、是非「ふるほん文庫やさんの奇跡」を読んでみて下さい。

Amazon.comに吸収されてしまったけれど、Bibliofindというサイトがあった。これは古書店横断検索サイトだったのだが、結構レアな本も見つかったので、一時期かなりはまった。これがAmazonに統合されて何が起こったかというと、欲しい本が新刊であればそれを買えばいいし、安い古本が欲しければそれも見つかる、さらに絶版本でも運が良ければ見つかる、という凄いサイトになったわけ。Barns & Nobleもその後新刊・古書横断検索を実現したけれど、これは恐ろしく強力だった。

それから遅れること実に5年前後か。ようやく日本でも新刊・古書の横断検索が、文庫本に限ってだが実現することになる。

そもそも80年代以降、出版点数はひたすら上昇する一方で、絶版ペースも上がるばかり。購入する立場としては、将来読む可能性がある、というレベルで購入を決意する必要があるわけで、さすがにあらゆる本を新刊で購入することは不可能だ。欲しくなった時に取り寄せできるならそれで救われるのだが・・・・。実際はどうか知らないが、降らすのでは出版社がかなりの長期に渡って出版した書籍を保存しているので、注文すればかなり以前の本でも入手できる、という話をどこかで読んで、うらやましく思ったことを思い出した。

著作権法改正要望事項に対する意見募集についてがとりあえず昨日締め切りで終了しました。出版業界からの要望として、「出版社にも著作隣接権を」とか、「スキャナに補償金制度を」とか、自分たちの首を絞めるようなものが上がっていましたが、そんなこと考えてる暇があったら、もっと真剣に出版文化を活性化する方法を考えて欲しいものです。やっぱり、ふるほん文庫やさんの方が出版社より100倍頑張ってるような気がします(笑)。

あ、あと青空文庫関係者の、パブリックコメントに関するエントリは是非ご一読を。出版文化についてきっと考えちゃいますよ。いい意味で。

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2004.10.17

役人の嫌がらせにめげず、パブリックコメントを出しましょう

文化庁は、著作権法改正に関するパブリックコメントの募集を始めました。

著作権法改正要望事項に対する意見募集についてです。期間は10月8日からは10月21日(木)までです。

ざっと見ていただければ分かりますが、一般消費者・社会人に対する嫌がらせのような募集要項です。

●募集期間が2週間と大変短い!
つまり、一般の人にとっては、ギリギリで週末2回の間に書く必要があるわけです。
●そもそも、提出前に目を通すべき資料が膨大
今回のパブリックコメントは、先だって業界から上がってきた修正要望をベースに、さらに一般からの意見を募集するものです。
●提出方法が面倒
今回のパブリックコメントは、著作権法のさまざまな部分に対して意見を募集しています。そのため、提出する意見も「どの部分に関する意見なのか?」によって、タイトルの付け方までを規定した募集要項となっています。

要するに、「多くの資料に目を通した上、かなり煩雑な提出規定を守って、かつ告知から2週間以内に提出せよ」と言ってるんですね。

頭に来るでしょう? でも恐らくはそれが狙いなんです。
間違った要求をしているわけではないし、最初から意見を整理しておけばまとめるのも楽だし、単なる文句やわがままを排除するにはちょうどいい、など、役人側に立てば大義名分は十分にあると言えるでしょう。つまり、役人として、ある意味伝統的な庶民いじめをしているだけです。だから、決して「面倒くさ~い! こんなの書いてられっかよ!」と切れてはいけないのです。

まずは、関連資料と呼ばれている、「(資料2-2)・関係団体からの著作権法改正要望について(提出団体及び個票)」を片っ端からダウンロードしましょう。全てPDFファイルです。

そして、面倒でも全てをプリントアウトしましょう。ページ数は多いのですが、それほど小さな文字でもないので、A4用紙1枚に2ページ印刷&両面印刷にすれば紙が大分節約できます。というか、そのくらいにしないと家庭内では邪魔でしょうがない分量です。

そして目を通して見て下さい。
本当に、「業界の要望がまかり間違って通ってしまったら、とてつもなく酷い状態になっちゃうぞ、こりゃ!!!」って意見を沢山見つけることが出来るでしょう。

「こんなことになってもらっちゃ困る!!!」という部分から、順番にコメントを書いて順次送付しましょう。平日締め切りですし、送り損なう危険がありますものね。

謎工さんが、このパブリックコメントのために立ち上げたポータルサイトもぜひご参照下さい。
著作権法改正要望のパブリックコメントを提出する

このパブリックコメントは、今年の春、レコード輸入権・書籍貸与権を巡って多くの消費者が反対の声を上げた、あの戦いの後半戦です。お役人サイドとしては、「ちゃんと一般の意見も募集しました」と言い張れるアリバイ作りの大チャンスなのです。

嫌がらせに負けず、少しでも一人一人の声を届けましょう。

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