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5 posts from January 2006

2006.01.31

ネタあり過ぎなのに病人なので

洋楽盤輸入差し止めの件を書いて以来もいろいろあるのだが、あいにく週末からいきなり熱を出して寝込んでしまっているので、クリップのみ。無念。

洋楽輸入盤だの還流盤だのについては、あまたのブロガーがよってたかってまとめあげた成果として、まずは以下を参照されたし。

輸入権の問題点まとめ助けていただきました (趣味の問題2 さん)

ここから各地へ飛んでいろいろ情報収集して下さい。

で、このようなまとめが出来たと思ったら、出来すぎなタイミングで以下が!

社団法人 日本レコード協会経由「還流防止措置に関するお知らせ」(pdfファイル) <= Where is a limit? さん経由

監督省庁からのお叱りがきそうだから、慌てて資料作ったのかな?

なんて思ってるところにまた一撃!

【速報】知財戦略本部、CD再販制度廃止を勧告か
The Casuarina Treeさん)

それと前後して、今こんな動きも出てきている。

「Respect Your Musuc」キャンペーン(benli さん)

  Respect Your Music(音楽リスナーとPCユーザのための著作権パブコメ準備号 さん)

うん、こういう宣言文を考えるのって好きです。概ね文意には同意できるのですが、どうも「Your Music」って言葉に引っかかってたりして・・・。今この瞬間、権利関係を持ってるレコード会社とか出版社に対してでも、「あなたの音楽」って言うのがどうも違う気がしてなりません。Yourじゃないよなあ・・・、リスナーの立場からOur Musicかなあ・・・、などと考えてます。熱が下がったらまた考えてみます。ハイ。

ついでに、ネット界の片隅(だよね?(笑))のレコミュニでは、なななんと!、初期くじらの未発表ライブ音源が配信されちゃったりしたのだ! 今日!
パノラマ [unplugged]
ひっそりだけど、なんてインパクトのある配信なんだ!
こういう動きと、先ほどのRespect Your Musicキャンペーンを一緒に考えたりすると、なかなか面白い。

いや~、なんだか急にいろいろ動いてるように感じられますね~。
楽しみ楽しみ。

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2006.01.14

これは洋楽盤輸入差し止めか?:SME GRADY TATE「オール・ラヴ」

極めて「洋楽盤輸入禁止措置」の疑い濃厚なタイトルが2006/01/13、、社団法人 日本レコード協会掲載の「輸入差止申立に係る対象レコードリスト」に登場した。

申立て予定 SME Grady Tate オール・ラヴ ~グラディ・テイト・シングス VRCL-18802 2005/11/23 2009/11/22 大韓民国 SB30114C 2006/01/19

オール・ラヴ ~グラディ・テイト・シングス SONY Music Shop

以前にも極めてグレ-なLady Kimの輸入禁止申し立て受理というのがあった。グレーと言うのは、明らかに洋楽アーティストだが、US Amazonで見るとどうも原盤は日本なのかも、と思わせる部分があったから。
(なのだが、発売当時は明らかに日本からの輸入盤だろうと思わせられた、$30近かった価格は、既に暴落していることも確認できた。本日時点、投げ売り状態の$4.99となっている・・・・。だからと言って、輸入禁止だ!なんて言い出さないよな?>SME)

ソニーはこのグラディ・テイトのタイトルが、「邦楽還流盤輸入禁止措置」の要件を満たし、著作権法を改正したその主旨にかなっていると考えているのだろうか?

音楽レコードの還流防止措置
 日本レコード協会のページから、運用基準などを参照することが出来るので、是非この機会にもう一度確かめておきたい。

Amazon USでの検索結果をちょっと見てみると、3枚出てくる同タイトルの内、SONYが今回再発するSACD盤はこれらしい。還流防止対象としてリストアップされている国内レコード番号は、前述の2005年11月発売盤のようだから、発売日情報から見てまず間違いない。

でSONYはこれを韓国で出す、というわけですね。で現地でのレコード番号がSB30114Cである、と。

しかしこの盤は、SACDでこそなかったものの、おそらくUS原盤なのではないかと思われる。今回のSONYのリリースは再発だし。もちろん、この間に原盤権は移動している可能性はあるわけだが、まさか発売当時は「洋楽」でしたが権利所有者が変わりましたので「邦楽」になりましたなんて言うんじゃないだろうな? 中身の音楽は変わらないはずだ。

それよりも何よりも、自由貿易の原則をねじ曲げてまで設けた「邦楽還流盤防止措置」の主旨は、「我が国の音楽文化の積極的な海外普及を促進するもの」by 文化庁なんである。現在の権利管理=会計上の処理がどうであれ、グラディ・テイトがそれにあたるとは考えられない。

さー、レコード協会と文化庁と官邸と知り合いの議員にさっそく問い合わせを出しまくろう!(笑)

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2006.01.10

古いラジオ番組詰め込みまくりのCD・DVD

著作権が切れるととてもいいことがあるなあ。

Old Time Radio Program
http://www.thegoodolddays.ca/

他のサイトのバナー広告で知ったのだが、ちょっとグラっとくる・・・。
例えば、イギリスコメディー番組の古典(ピーター・セラーズも出ていた) The Goon Showが168回分、Groucho Marx(だよな?)のYou Bet Your Lifeが201回分、その他昔のラジオドラマ、例えばSherlock Holmesが273回分、などをMP3にしてCDに詰め込んで1枚$5。DVDに詰め込みまくったのもあってそちらは$15。5枚買うとボーナスであと2枚、10枚買うとあと5枚もらえるキャンペーン中だったりもする。トーク番組が多いが、1920-50の音楽番組を詰め込んだDVDもある。くわぁ・・・。

日本の番組でもこういうの出してくれたらかなり押さえておきたくなるなあ。というより、こういうのはあと少しすればインターネット上のどこかにデジタルアーカイブが出来て、無料でアクセスし放題になると思う。

いや、これは久々にくらくら来た。
とりあえず、ピーター・ウィムジイ卿もの、ネロ・ウルフもの、ペリー・メイスンものなんかは申し込まずにいられませんでした・・・。

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2006.01.06

裁判待ちの問題記事:JASRACの実態がPDFで読めます

著作権とか、音楽配信とかをウォッチしているbloggerの間では広く知られていると思いますが、昨年週刊ダイアモンドに掲載されたJASRACの内幕を追求する記事というものがありました。JASRACは、取材には応じなかったくせに、その後書かれた内容が「JASRACの社会的名誉と信用とを失墜させ、その業務を妨害しようという意図の下に掲載されたもの」であるとして裁判起こしたんですね。

元が週刊誌なので、記事そのものを入手し損ねた方も多かったのでは?
その記事が現在、Yahoo JAPANで「あなたの一票で、2005年のベスト記事を決めよう!」という企画にノミネートされておりまして、PDF記事が入手可能になっています。

このエントリ投稿の瞬間は、ついに堂々1位になってます(笑)。ちなみに、ニュース・報道部門です。
普段からネットで情報見ておられる方には、ある意味常識とも言える内容かも知れませんが、こうして活字になったことで、より多くの関係者の方がJASRACの実態について関心を持っていただければと思います。

そして、果たして裁判になって、「事実はどうなんだ?!」というのが明らかになれば嬉しく思います。

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2006.01.03

戸田奈津子氏の犯罪:「キング・コング」の献辞

あけましておめでとうございます。

更新も少なく、話題も思い切り偏っている当blogですが、それでもちょこちょこ寄って下さる方がいらっしゃるのはありがたいことです。今年も(多分今までと変わり映えなく・・・)音楽、本、著作権などの話題を時々取り上げて行きたいと思います。

さて、私は新作映画を熱心に見に行くタイプの映画ファンではなく、どちらかというと興味の赴くままに旧作を好き勝手なタイミングで見る方です。それでも時にはせっかくだから大画面で見ておくか・・・、と映画館に行きます。最近レイトショーで2/3の値段、という技を覚えて活用しております。

「キング・コング」観てきました。やはりピーター・ジャクソンはキチガイでした。何度観たって分かるわけない細部の細部の細部まで偏執的にこだわって作り上げています。途轍もない映画です。ただし、全ての人がこの情熱に共感することはないでしょう。私も共感出来ませんでした。でもいいんです。これは途方もない愛情と労力を注ぎ込んだ1作であり、気に入った人が何度も何度も観て楽しめば。

ところで、映画のタイトルロールの最後に献辞があります。
なのに! この献辞はちゃんと字幕翻訳されていなかったのです。
大意は間違っていませんが、「神が宿る細部」が飛ばされていました。

  Incomparable Fay Wray

と書かれた中の、フェイ・レイという固有名詞が訳されていない!

もちろん、フェイ・レイとは女優の名であり、オリジナル「キング・コング」の主演女優です。今回のリメイクは、ピーター・ジャクソン監督が9歳の時にTVで観て魅せられた「キング・コング」とフェイ・レイという女優への愛から生まれた作品なのに・・・。この献辞をきちんと訳さないとは、これは作品に対する犯罪とも言えるのでは、と、最後の最後に劇場で憤慨してしまいました。

字幕は「ロード・オブ・ザ・リング」の時も、ファンから随分と文句が出た戸田奈津子氏。
もちろん、字幕翻訳は字数制限の厳しい特殊なものであるとは分かっていても、ここでこの人名を出さずして今回のリメイクは成り立ちますまいに。

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