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2006.01.03

戸田奈津子氏の犯罪:「キング・コング」の献辞

あけましておめでとうございます。

更新も少なく、話題も思い切り偏っている当blogですが、それでもちょこちょこ寄って下さる方がいらっしゃるのはありがたいことです。今年も(多分今までと変わり映えなく・・・)音楽、本、著作権などの話題を時々取り上げて行きたいと思います。

さて、私は新作映画を熱心に見に行くタイプの映画ファンではなく、どちらかというと興味の赴くままに旧作を好き勝手なタイミングで見る方です。それでも時にはせっかくだから大画面で見ておくか・・・、と映画館に行きます。最近レイトショーで2/3の値段、という技を覚えて活用しております。

「キング・コング」観てきました。やはりピーター・ジャクソンはキチガイでした。何度観たって分かるわけない細部の細部の細部まで偏執的にこだわって作り上げています。途轍もない映画です。ただし、全ての人がこの情熱に共感することはないでしょう。私も共感出来ませんでした。でもいいんです。これは途方もない愛情と労力を注ぎ込んだ1作であり、気に入った人が何度も何度も観て楽しめば。

ところで、映画のタイトルロールの最後に献辞があります。
なのに! この献辞はちゃんと字幕翻訳されていなかったのです。
大意は間違っていませんが、「神が宿る細部」が飛ばされていました。

  Incomparable Fay Wray

と書かれた中の、フェイ・レイという固有名詞が訳されていない!

もちろん、フェイ・レイとは女優の名であり、オリジナル「キング・コング」の主演女優です。今回のリメイクは、ピーター・ジャクソン監督が9歳の時にTVで観て魅せられた「キング・コング」とフェイ・レイという女優への愛から生まれた作品なのに・・・。この献辞をきちんと訳さないとは、これは作品に対する犯罪とも言えるのでは、と、最後の最後に劇場で憤慨してしまいました。

字幕は「ロード・オブ・ザ・リング」の時も、ファンから随分と文句が出た戸田奈津子氏。
もちろん、字幕翻訳は字数制限の厳しい特殊なものであるとは分かっていても、ここでこの人名を出さずして今回のリメイクは成り立ちますまいに。

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Posted by: しゅみもん | 2006.01.03 at 06:37 PM

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