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3 posts from April 2007

2007.04.26

VPNクライアントをインストールする危険な香りのSound Portal Player

手持ちのMP3音源から携帯向け音源が作れるというSound Portal Playerというものがあるらしいので試そうと思った。

調べてみると、こんなサイトがあったのだった。

Sound Portal

http://soundportal.jp/

手持ち音源を公開して仲間を見つけるコミュニティーとしてはmogというのがあって、ここもHDD内の音源からコレクションを公開する機能を持ったソフトを提供している。

ただSound Portalにはいくつか気になる点があった。

まず「30日間無償」のプレーヤー、その後ライセンスキーをいくらで販売しているのかが書かれていない。これはネットではかなり例外的だと思う。まあ詐欺ではないだろうとは思いつつも、価格も知らずにトライするのはためらわれる。

まあそれでも試しにと会員登録してプレーヤーをインストールしてみた。するとインストール中にネットにアクセスする。まあ昨今そうしたソフトは珍しくはないが、問題はアクセス方法にあった。このプレーヤー、なんとSoftEther社のPacketiXを使っていたのだ。

PacketiXはVPN構築ソフトである。通常は、会社のネットワークと自宅のPCを繋ぐとか、離れた2拠点のLAN同士を接続するなどの用途で使用する。つまり、こちらも相手も身内、という場合に行う通信方法なのである。たかがPC内の音源ファイル管理ソフトがVPN通信を必要とする訳がない。もちろん、VPN経由でもサーバーとの通信は出来る訳だが、そこまでする必然性がないはずである。

VPNに接続するということは、相手からもこちらがお隣さんになる、ということを意味する。なぜ、たかが音楽プレーヤーソフトを使うために、提供元の会社を自分のPCのお隣さんにしてやる必要があるのか。そんな必要はないに決まっている。

FAQをもう一度見直してみると、「Q4.   インストールができないのですが?」のセクションに、一部関連する記述があった。

[3]インストール前に既にVPN通信が設定されているPCでは、インストールできない場合があります。

既存のVPN通信が必要なければ、それを停止するかソフトのアンインストールを行った後、再度インストールしてみてください。

VPNに関する記述はここだけのようだ。結局、なぜそんな通信方法を必要としているかについては全く記述がない。こうなると、次はスパイウェア疑惑になってくる。一体このソフトを入れると、どんな情報が外に出て行くのか、またVPN通信回線を開いて、一体サーバーからどんな情報が送り込まれてくるのだろうか。

想像するに、「携帯電話から自宅のPC内の音源が聴ける!」という機能を実現するのに使っているんだろうけど・・・。ただ、もうちょっとこの通信の仕組みと通信内容について説明してくれないと、そう簡単にはお任せする気にはなれない。

Sound Portalを運営しているのは株式会社リテールコムというところで、株式会社ゲオ株式会社インデックス・ホールディングスが株主になっている。なるほど。CDレンタルチェーンと携帯向けコンテンツ会社が関係している訳だ。

せっかく日本にも音楽ファン同士を結ぶコミュニティが新しく出来るか!?、と期待したのだけれど、こんな怪しいソフトを提供しているところじゃ見送りだなあ。インストールするのに覚悟を必要としすぎるよ、これ。

あ、ところで会員登録したら値段は分かりました。

年間で1980円だそうです。

高いよ(笑)。


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2007.04.15

プレイリストを作ってそのまま人に聴いてもらえるFinetuneを試してみた

what's my scene? ver.7.0さんで紹介されていた、finetuneというサイト、これは面白いです。

要はいろんな楽曲から自分の好きな曲を選曲してプレイリストが作れるというものなのですが、結構曲のストックがあるんですね。もちろん、ないものは無いのですが。

試しに自分でもちょっと作ってみました。

That was only yesterday

本当はこれ、サイドバーにも貼り付けられるはずなのですが、どうもココログ調子おかしくて何度やっても上手くいきませんでした。本文中には表示できるかな? リストの表示方法選択が悪かったみたいです。デフォルトがチップツール表示になってました・・・。

テキトーに選曲した内容なのでバラバラですが、まあ全部かなり好きな曲には違いありません。

唯一の弱点は、再生される順番は指定できず、毎回シャッフルになるところでしょうか。


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2007.04.08

祝! 杉山小弥花「当世白波気質」単行本化!

ここ数年、単行本化されるのをじっと待ちつつ、掲載号のページを保存してきたマンガが遂に単行本化されることになった。めでたい! 

杉山小弥花 「当世白波気質」(とうせいしらなみかたぎ) 2007/06発売予定 秋田書店

舞台は終戦直後の日本。復員兵の吉田虎之助は、混乱期の今こそお宝(=骨董、美術品)集めのチャンスと、放出される品々を物色していたが、ある山奥の村で、生神様として狼の花嫁に祀られている少女、真神千越(ちお)をつい盗み出してしまう。物語は、千越を側に置きつつお宝探しを続ける虎を中心に進んでいくが・・・。

一見チャラチャラした虎之助ですが、そこはそれ、復員してきた人間ですから心には闇があるのです。虎之助が骨董を追い求めるのは、失われていくものを少しでも留めたいという想いゆえかも知れません。失われていくものとはかつての日本であり、それは品物、文化にとどまらず、何より価値観、すなわち気質でもあります。

一方の千越はと言えば、何しろ生神様でしたから、子供とはいえ妙に大人びた、鋭い目をした女の子です。時々、大人もたじろぐ程の達観したセリフを吐きます。でもやっぱり15歳前後の子供なので、虎を愛おしく思いつつも手を出してはもらえません。

お互いに想いはありつつ口には出さないでこぼこコンビを中心に、戦後混乱期を生き抜く様々な人々が登場する、レトロでありつつも現代を彷彿とさせる実に面白い作品なのです。一種ミステリ仕立てのスリル有り、切なく胸を打つ想いあり、懸命さゆえの笑いさまざまあり。

6月に単行本が出たら、だまされたと思ってぜひ読んでみて下さい。大推薦!

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