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5 posts from May 2007

2007.05.26

裁判員は事前思想調査でフィルタリングとの国会答弁

2006年の国会審議が、如何に横暴出鱈目非論理的与党強行状態で行われているかをしっかりレポートしてくれている保坂展人のどこどこ日記にて、またも驚愕の事実が明らかになった。

問題山積みのまま決まった裁判員制度だが、「くじで選ばれる国民の幅広い意見」を取り入れるのが目的だったはずが、事前面接の答えによっては検察が「忌避」の手続きを行い、理由を告げずに4人の候補者を排除できるようになっているというのである


裁判員制度の知られざる「罠」、裁判員面接で思想チェック
保坂展人のどこどこ日記

このやり取りは、「犯罪被害者の訴訟参加」を制度化する刑事訴訟法改正案の質疑の中で行われたものであるそうだ。こちらも論議を呼んでいる改正内容で、物理的証拠を冷静に判断する作業である裁判に私怨を持ち込むことになる危険が高いが故に、近代司法制度の根幹を揺さぶる内容である。

それはそれとして、裁判員候補の事前面接で、

検察側が「警察官」を証人として出廷される時に、裁判所に対して裁判員候補に対して「あなたは警察官の捜査を信用していますか」と質問させることが出来る。「いや、信用ならないですね」と答えると「公平な裁判が保障されない」と検察官が判断して最大4人まで理由を示さずに「忌避」の手続きを行うことが出来る

なんて事実は、議場にいた与党議員すら驚いたらしい。

警察を信用している国民ももちろんいるに違いないが、信用できないと思っている人もいるはずである。どちらが多いかはその時次第だろう。人間のやることだから、いつでも誤りの可能性はある。警察だって、裁判官だって、検事だって弁護士だって間違う。だからこそ、疑わしきは罰せずを鉄則とし、滅多なことでは裁きを下さないのである。

「人が人を裁く」という困難きわまりない仕事に一般市民(=素人)を駆り出す時点でそもそもムリがあると私は思うのだが、その上で事前フィルタリングする積もりだとは、タウンミーティングのヤラセと一緒ではないか。裁判をもヤラセ劇場の一員に引きずり落とす所行であると言えよう。

そこへ、雇用の当てもないままに近年粗製濫造された司法関係者がこれから加わってくるわけで・・・・。
これがスペクタクル社会というものだろうか?

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2007.05.19

18歳と19歳はバカばかり

最低投票率の規定すらない国民投票法案が今週可決された。どうしてこんなザル法のまま通したのだろうとつらつら考えてみた。またどうして18歳以上に投票権を与えることにしたのか、と。そうしてみたところ、一つの仮説が浮かんできた。安倍内閣は、18歳・19歳の人間にはバカが多いと想定しているのだ!

今回の法案に賛成したのは、基本的に改憲推進派であろう。とするなら、投票枠を18歳にまで広げることが改憲を推進する上で有利と考えたということになる。仮に最低投票率規定が存在しているか、もしくは「投票数の過半数」という規定であったなら、有権者の母数を増やすことは、改憲を困難にしたはずである。

有権者が増えて、かつそれが賛成票を増やすと想定したということは、18歳・19歳の人間は賛成票を投じるだろうと考えたわけだ。つまり、意見広告やTVCMで煽ってやれば、深く考えることもなく、ノリで「賛成!」と言い出す奴らだと見ているということになる。言い換えれば、「18歳・19歳くらいの世間知らずのガキほど、一見カッコいい、新しい日本を造る!みたいなプロパガンダにのせられやすく、洗脳しやすい」という意味である。

はっはっは。

なめられてるよ、キミ達>18歳のキミと19歳のアナタ

・・・いや、待てよ?

実際の国民投票が行われるのが3~5年後と仮定するなら、2007年現在で13歳~16歳くらいの人間をターゲットにしていることになるな・・・・。そうか! ここに教育関連法案を強行採決した意味があったのか! 今の中学生から高校生あたりに対して、日々の学校教育に愛国心教育を追加して、投票のタイミングだけでも改憲論者にしておけば、相当賛成票が稼げるかも知れないじゃないか!

ということで、現在中学生、高校生のお子さんをお持ちの親御さん、心して掛かって下さい。あなたのお子さんこそが、日本を戦争可能国家へ変化させる鍵を握っているのかも知れません。

う~ん、そう言えば、ナチスでもヒットラー・ユーゲントみたいな青年隊があったのだよなあ。つまりは、純真あるいは単純だけどエネルギーはある、というメンバーを生み出すところからスタートするわけだ。

日本国憲法の改正手続に関する法律 - Wikipedia

多分これから数年間、手を変え品を変え、改憲論議ブームが作られていくと予想される。意見はいろいろあって構わないのだけれど、「憲法とは、権力の暴走を引き起こさないための予防装置であり、政治権力に縛りをかけるためのものである」という根本だけは譲れまい。憲法とは、「政府はこういうことをしてはいけない」という縛りなのであり、国民の義務を規定し押しつけるような内容は、そもそも憲法として失格なのだ。つまり今の自民党案、民主党案、どちらも憲法としては失格なのである。

2007.05.20追記

このエントリで私は、プロパガンダに流されやすいだろう層としての若者、という想定をしたのでした。そのこと自体は間違っていなかったかも知れませんが、じゃあ実際現在のところどのくらいの若者が改憲指向なのかについてはかなり読み違えていたようです。

マガジン9条「この人に聞きたい」雨宮処凜(かりん)さん

http://www.magazine9.jp/interv/karin/index.html

http://www.magazine9.jp/interv/karin/index2.html

フリーター、ニートが増えているとの報道はありますが、ではその人達はどんな状況なのか? 閉塞感から愛国指向となり、改憲指向になる人は実は結構いるようなのです。

私は寡聞にして雨宮処凜さんを知らなかったのですが、知ったきっかけは以下の記事。

「もう我慢の限界だ」 フリーター労組がデモ、福岡で(asahi)

不安定生活限界だ フリーターら「生存メーデー」叫ぶ(asahi)

もしかしたら、労働法制の改正や、ワーキングプアを推し進めるための様々な改革も、改憲を後押しする勢力を作り出すためだったのかも知れません。少なくとも、そうした副作用は計算済みだったと想像されますね。

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荒巻圭子:「ジェノムス」 オンデマンドで刊行

10年ほど前にアフタヌーン誌上で掲載された、荒巻圭子の作品「ジェノムス」がオンデマンド出版で復刊されました。

コミックパーク
http://www.comicpark.net/cm/comc/detail-bnew.asp?detail=1&flag=-1&searchtype=all&keyword=COMC_AKC00598

オンデマンド本は割高だし、装丁が寂しいので今まで買ったことがなかったのですが、「ジェノムス」は即決。何しろ、1巻こそ復刊ですが、2巻、3巻は初単行本化なのです。雑誌連載が中断したままの未完作品が、こうして刊行されたのは画期的ですね。

荒巻さんは既に商業漫画家廃業を宣言されているので、残念ながらこの作品の結末が読める可能性は高くありません。実に惜しい。オープン増刊に連載された「Sphinks-王国物語-」も単行本になっていませんが、ネット上で立ち読み可能です。絵を見ているだけでどきどきする、実に魅惑的な作家さんです。

http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/7296/

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2007.05.10

次のトレンドは交換か?!

前回はdig-logの正式スタートについて触れたのでしたが、どうも個人間での物々交換というのはこれから活発になるような予感がします。

国内のオンラインで物々交換できるネットサービスまとめ(Gigazine)などでもまとめられていますが、既にスタートしているもの、これからスタートするものと、ネットを通じてモノを交換しよう、というサービスが続々。

でも、実際に覗いてみると、どこもまだ始まったばかりというか、様子見というか・・・(笑)。
この静かさは、短期間で撤退してしまったeBay Japanを思い出させますね(笑)。

まあ分かるんですよ。ユーザーとしては、本当は参加する前に、自分が欲しいようなものが登録されているサイトが嬉しいんだと思うのです。でも最初はどこにもない。ユーザーが少なそうだと、出品しても欲しい人が現れないかも・・・、という悪循環で、ずっと静かなままになっちゃうんですよね。

それからサービスの仕組み。
1対1で交換するポリシーのところは行き詰まるのではないかと個人的には思ってます。
両方が、お互い交換してもいいものを持っている確率はとても低いでしょう。
だから、一旦ポイントに換算する方式の方が理にかなっていると思います。

それからサイトの使い勝手。これはまあどこもまだまだですね。
でもdiglogは、β期間に相当手を入れたようで、なかなか悪くないです。

書籍についてはあるかも~ね.BOOKがいいですかね。

http://www.arcamone.net/

まだ登録が少ないのと、検索結果表示ページのデザインが妙(笑)なのを除けば、他は良く出来ています。ISBN入れればすぐ書誌情報が出るし、自分で画像追加することも出来ます。セット物とかも自分で作って登録出来ます。

今月スタートするトリカルとか、ヒマラヤとかも要注意。

ただ、なんとなくサイトのポリシーとかが悪くない気がしたので、ちょっとあるかも~ね.BOOKに出品してみようと思ってます。まあまずはちょろちょろ存在してる重複本あたりから(笑)。

あー、でも交換サイトって、劇的にモノを減らす効果は期待できないかも知れませんね・・・・。

不景気と物々交換と価値観・・・・という、ちょっと掘り下げた話はまた時間があれば・・・。

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2007.05.05

CD交換サービスdig-log 5/8に正式オープン

参加メンバーの間で、お互いに持っているCDを交換するサービスdiglogが、数ヶ月間のβテストを終えてまもなく正式オープンするようです。

dig-log logo

ここは、アメリカで数年前に出来たlalaと同じようなサービスを提供しようとする、国内のベンチャー企業。lalaは素敵だ!、と当時から思っていたけど、交換手数料が固定$1という仕組みもあり、アメリカ在住でないと利用できなかったのでした。

CDじゃなくて書籍についてはBookMoochというサイトがあります。ここは筆者御贔屓の配信専門レコードレーベルMagnatuneが始めたサービス。放出したい書籍を登録して、欲しい人にいくようにする仕組み。

オークションで売ろう!、というのももちろんありですけど、お互いあまり費用を掛けずに欲しい物と手放してもよいものを交換するサービスがあってもいいんじゃないかと思います。

最近では、iPodに取り込んだらCDを捨ててしまうという話がネットで盛り上がったこともありますが、捨てるのはどう考えても資源のムダですよね(笑)。

聴かなくなったCDがあって、欲しいCDもある方なら試してみる価値があるのではないでしょうか。

サービス自体はまだまだこれから改良されていくと思いますが、まあ今は何より、これまで国内にはなかったサービスが無事成長することを祈ってます。


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