裁判員は事前思想調査でフィルタリングとの国会答弁
2006年の国会審議が、如何に横暴出鱈目非論理的与党強行状態で行われているかをしっかりレポートしてくれている保坂展人のどこどこ日記にて、またも驚愕の事実が明らかになった。
問題山積みのまま決まった裁判員制度だが、「くじで選ばれる国民の幅広い意見」を取り入れるのが目的だったはずが、事前面接の答えによっては検察が「忌避」の手続きを行い、理由を告げずに4人の候補者を排除できるようになっているというのである。
裁判員制度の知られざる「罠」、裁判員面接で思想チェック 保坂展人のどこどこ日記
このやり取りは、「犯罪被害者の訴訟参加」を制度化する刑事訴訟法改正案の質疑の中で行われたものであるそうだ。こちらも論議を呼んでいる改正内容で、物理的証拠を冷静に判断する作業である裁判に私怨を持ち込むことになる危険が高いが故に、近代司法制度の根幹を揺さぶる内容である。
それはそれとして、裁判員候補の事前面接で、
検察側が「警察官」を証人として出廷される時に、裁判所に対して裁判員候補に対して「あなたは警察官の捜査を信用していますか」と質問させることが出来る。「いや、信用ならないですね」と答えると「公平な裁判が保障されない」と検察官が判断して最大4人まで理由を示さずに「忌避」の手続きを行うことが出来る
なんて事実は、議場にいた与党議員すら驚いたらしい。
警察を信用している国民ももちろんいるに違いないが、信用できないと思っている人もいるはずである。どちらが多いかはその時次第だろう。人間のやることだから、いつでも誤りの可能性はある。警察だって、裁判官だって、検事だって弁護士だって間違う。だからこそ、疑わしきは罰せずを鉄則とし、滅多なことでは裁きを下さないのである。
「人が人を裁く」という困難きわまりない仕事に一般市民(=素人)を駆り出す時点でそもそもムリがあると私は思うのだが、その上で事前フィルタリングする積もりだとは、タウンミーティングのヤラセと一緒ではないか。裁判をもヤラセ劇場の一員に引きずり落とす所行であると言えよう。
そこへ、雇用の当てもないままに近年粗製濫造された司法関係者がこれから加わってくるわけで・・・・。
これがスペクタクル社会というものだろうか?
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