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4 posts from July 2007

2007.07.25

Julia Marcell : オランダラジオ局のファン投票対象に

相変わらずの勢いで、初登場以来3週連続週間一位を独占しているポーランドの女性SSW、Julia Marcell。いや、ホント人気爆発(笑)。なにしろ登録19日で獲得金額は$17000を突破し、4628アーティスト中総合6位という恐るべきペースで躍進中なのです。

Sellaband アーティスト一覧
http://www.sellaband.com/search/

で、オランダのラジオ局のウェブサイトで、Sellaband登録アーティストの人気投票企画があって、登場間もないJuliaも取り上げられました。

FlabberM poll
http://www.flabberm.nl/
Flabber

画面の右側に5曲程並んでいて、そのまま試聴&投票が出来ます。1位になると、4週間後くらいにFlabberMから$250の賞金(Sellabandでの25パーツ投資)を得られるというものです。

今回選ばれた5組はみんな今年春くらい以降に登録したニューフェースばかり。かつ、最近Sellaband中でも資金獲得ペースが好調の面子です。

BIMとSolidtubeも個人的には好きなのですが、やはり5曲聞き比べるとJuliaの「Accordion Player」は際だって聞こえます。

誰でも投票できるようなので、お時間があればぜひ見てみて下さい。投票すると現在までの結果が見られます。

Sellaband内でのメンバーのコメントでは、「4週間後? それまでJulia Marcellのパーツまだ売れ残ってるかな?」という論調のものが目立ちます(笑)。

Sellaband Julia Marcellページ
http://www.sellaband.com/juliamarcell/

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2007.07.15

Alltunesへの送金拒否のVisaカード ロシア法廷で違法との判決

ロシアの音楽配信サイトAllofMP3が閉鎖されてしばらく経ちますが、後継とも言えるAlltunesに絡んでのニュース。

Russian pirates get Visa in court(C NEWS)

概要としては、「Visaカードは、Alltunesが著作権法違反だと主張し支払い手続きを拒否しているが、著作権法違反かどうかは法廷で別途決めることであり、第三者のVisaが判断することではない」というあたりが骨子でしょうか。よって支払い処理を拒否することは違法である、というもの。

実に真っ当な判決だと思います(笑)。

そもそもが、ロシア国内で合法と判断されているサービスを、外国企業が寄ってたかって「違法だ!」と騒いでいること自体がおかしいのです。仮にロシア国内法の問題であるとしても、それは政府に対して抗議すべき内容であり、個別企業をいじめるために決済手段を奪うなんてのはヤクザな振る舞いだと思います。

まあそれよりも何よりも、AllofMP3が実にユーザーサイドに立った、受け入れられやすいサービスであるというのが一番大事なのではないでしょうか。ユーザーが音質レベルを選べて、高音質なら高価で、低音質なら低価で買える。当然DRMなんてなし。ファイルフォーマットもWAV、FLAC、MP3、MPC、OGGと選び放題。そりゃ他のサービスに勝つでしょうよ。ねえ?

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2007.07.06

リスナー自身がレコード会社?:Sell A Bandに見る音楽ビジネスの未来

Sell A Bandというサイトをご存じだろうか? ここは新進アーティストが出資者を募るためのサイトで、めでたく$50,000集めることが出来ると、プロデューサー、A&R担当が付き、また一流のスタジオでレコーディングすることが出来るようになるというものだ。出資は一口$10で誰でも出資できる。この出資者のことをSell A Bandでは"believer"と呼んでいる。

believerになると、出資したアーティストが$50,000を達成してアルバムを作成した際に、初回限定盤をもらえる。また以降CD販売とダウンロード販売の一定割合が支払われる。一口$10で全体が$50,000だから、一口の出資なら5000分の1のリターンになる。

出資は引き上げることも出来る。$50,000を達成できずに終わる場合にも返却されるし、途中で引き上げることも出来る。引き上げて手元にプールした分は他のアーティストに出資することも出来る。もちろん、自分の銀行口座に返してもらうことも出来る。

昨年くらいにどこかでこのサイトの話を聞いた記憶はあるのだが定かではない。その時はあまり興味の持てる音がなさそうな印象だった気がする。

そのSell A Bandにふとしたことから最近関わり始めた。きっかけはポーランドの女性シンガーソングライター、Julia Marcellである。
Julia Marcell

この人の曲を初めて聴いたのは実はレコミュニでのこと。海外の様々なアーティストを紹介してくれているビッグフィッシュネットワークさん経由で配信されたのだった。これがなかなかに良かったので、アーティストサイトに申し込んで5曲入りEPを入手したのだった。

7月になって、JuliaがSella Bandというところで2ndアルバムのための出資者を募集しているとのblog記事を見てさっそく行ってみた。

ところがなかなか資金の投入が出来ない。Paypalもクレジットカードもエラーになってしまうのだ。試行錯誤している内にタネが分かった。どうやらShipping Address部を見て通貨単位を切り替えているらしい。一時的に国をUnited Statesにした状態で送金手続きを行ってみたら難なくPaypal送金が成功した。通貨がJPYだと必ずエラーになってしまう。

ところで、実は日本からの出資者は私がお初らしいのだが、これは送金にまつわるシステム不備のせいではないだろうか・・・。もし同じように送金が成功しないという現象に悩まされている方がいれば試してみて欲しい。

(追記:あちこちチェックしていたら、ちゃんと以前にも日本からの出資者は存在していた。たまたま私にメッセージをくれた人にとっては初めて見る日本からの出資だっただけのようである)

さて、あらためてこのサイトをあちこち覗いてみるとなかなか興味深い。すでに7組のアーティストが$50,000を達成しており、アルバムを完成させたアーティストも2組いる。残念ながらこの2枚のアルバムは私の趣味ではなかったのだが、現在録音作業中のアーティストは期待大だ。つい先日$50,000を達成したばかりのオーストラリア在住女性歌手のMandyleigh Stormは実に力強いシャウトを聞かせるロックで痺れる。フランス娘のclémenceはキュートで歌もなかなか聞かせる。アメリカ娘のLilyはラテン風ポップスでこちらもなかなか。イギリスからの3人組Second Personはおしゃれでジャジーなエレクトロポップといった趣き。ニュージーランドのmaitreyaは2人組なのかな? ひっそりした趣のあるHip Hopとでも言おうか(すみません。私このジャンル疎いんです)。まあこんな感じで、随分とバラエティに富んでいることだけは確かだ。

Sell A Bandはつい最近、サイトのスローガンを"You Are The Record Company"に変えたらしい。以前は“Your Music, Your Choice”だったそうだ。スローガンの変更を含めてサイトの資金配分などについてもまとめたNews Letterが以下で読める。

Sellaband Tribune 19-06-2007

このサイトをうろついて、チャートを眺めたり、いろいろなアーティストの曲を聴いてみたりしていると、次に気になるのは出資者だったりもする。大口の出資者も結構いるし、複数アーティストに出資している人も多い。またアーティスト同士でコメントし合っていたりするし、あちこちにコメントを残しまくっているアーティストもいる(笑)。さすがに出資が絡んでいるせいか、MySpaceに較べるとずっとポジティブで真っ当な感じはする。それでもちょっと出資しただけの私のところにもPRに来るアーティストがちゃんといる。みんな頑張ってるよなあ。

プログレバンドのマリリオンは、ファンからの予約で資金を集め、ニューアルバムをリリースする、ということをずいぶん前にしていたはず。これは2年くらい前に読んだ音楽ビジネスの未来について書いた何かの本で読んだはずなのだが書名が思い出せない。実際ある程度事前予約が(と言っても送金込みの)集められれば、それでアルバム制作は可能になるはずなのはどのアーティストでも一緒ではないだろうか。それをネットを使ってシステム化した一つの実例がSell A Bandだと言えるだろう。

CD JournalのNEWS(RSS配信もされている)を追っていれば、ここ数年発売中止になるタイトルが結構あることに気付くはず。特に洋楽ではこの傾向が著しい。どうやら事前予約数が伸びないと、すぐに発売中止になったりするらしい。つまり大手レコード会社からのリリースも、売り上げ保証がないと出せないくらい今のレコード業界の体力は落ちているのだ。

ということは、中堅アーティストだろうと新進アーティストだろうと、ファンはアルバムを待ち望んでいたとしてもそう簡単にはレコードが作れない、ということでもある。宅録レベルのデモ音源をネット配信するくらいは出来ても、ちゃんとスタジオで録音した音源を作るにはそれなりの予算が必要になるからだ。だったら、もっとファンによる事前投資とアルバム作成、そし利益還元までのシステムを再構築してもいいのではないだろうか?

実際、Sell A Bandにもしも登録してくれたら是非とも投資したいアーティストは結構いるような気がする。初回限定盤が手にはいるなら、それだけで3~4000円は出せる。アーティストによっては1万円くらい出してもいいから新曲を出して欲しい、ということもあるだろう。売れる!、と確信出来てかつ資金があるなら、銀行に預金するよりもいい投資になる可能性だってある。

Sell A Bandを覗いていると、音楽ビジネスの未来につい想いを馳せてしまう。通貨単位によるシステムエラー回避方法さえ知っていれば日本からだって簡単に参加出来るから、興味を持たれた方はぜひ一度アクセスしてみて欲しい。私が参加するきっかけになったJulia Marcellももし気に入ったら投資して欲しい。彼女のフルアルバムを是非とも聴いてみたいと私は願っている。


このページは xfy Blog Editor を利用して作成されました。

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2007.07.01

インターネット大検閲を狙う情報通信法構想に注意!!

どう考えても、個人ホームページまでを視野に入れた情報統制を行う積もりとしか思えない、情報通信法構想。
毎日新聞のサイトに少しまとまった記事が出た。

情報通信法構想:自由制約、危惧も ネットに共通ルール(毎日)

会期を延長した癖にほとんど審議を行わず、強行採決オンリーで終わろうとしている国会審議からも伺えるように、国民の声も議員の声も聞かずに暴走する政府の姿はファシズムそのものである。で、次は情報統制なのだな。既に傀儡化している大手マスコミのみならず、市民団体、ジャーナリスト、内部告発など一切合切含めて管理の対象にしようとしているとしか思えない。

ここでポイントになるのは「有害情報」とか「有害サイト」「違法サイト」という、実質的な意味が極めて曖昧なレッテル貼り作業がメインに据えられていることだろう。どんな情報であっても、立場を変えれば有害と見ることは可能だからだ。例えば、事実を歪曲し、誤ったプロパガンダを記載した政府公報の有害度は凄まじいものがあると私は考えるのだが、そういう場合はどうするのだろう? PSE(電気用品安全法)騒動の時だって、経産省HPに書いてある内容が不正確で、そのため多数の業者が大迷惑を被ったはずである。

音楽やソフトの不正コピーを一緒くたにしているのも問題だ。こちらは著作権の管轄である。
次がいわゆる猥褻物関連、および18禁の世界。青少年健全育成条例というもの自体がそもそも怪しい気がしてならないのだが・・・。施行されてから、該当都道府県では青少年の健全度はどのくらい向上したのですか?

タバコの自動販売機を全てSuicaやEddyのような、個人特定型チャージカード対応とする作業が進められているが、こちらも名目上は未成年にタバコを売りません、という点をメインに据えている。多分これもウソでしょうね。本気でやるなら対人販売以外は不可にするはず。本当にタバコがそれほど危険なものだと立証されているなら、薬局で処方箋無しには入手できない薬品と同じ扱いになるはずです(笑)。あとはまあ、アルコール中毒患者の更生施設はあっても、タバコ中毒患者というものはそもそもいないですし・・・。どっちが危険なのでしょうか?

まあとにかく、法律を作って規制する側としては規制可能な範囲が広くなればなるほど面白いわけです。そして国民側が頼れるものは憲法しかありません。で、憲法も変えようとしてますよね? 政治権力の暴走を防ぐための装置である憲法を、政治権力側が変えたがっている。この事実だけで、変えたい内容というのがろくでもない部分に決まっていると想像が付きます。

憲法とは政治権力を規制するための法律です。
国民の義務を規定すること自体が誤りです。
そうした内容の改正には決して賛同すべきではないでしょう。

ということで、そういう悪夢的SFチックな管理社会が好きじゃない方は、下記のパブコメではっきり釘を刺しておいた方がいいと思うのです。

「通信・放送の総合的な法体系に関する研究会 中間取りまとめ」に対する意見募集(総務省)
意見募集締め切り 平成19年7月20日(金)午後5時必着

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