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3 posts from September 2007

2007.09.30

ハンディ・レコーダー:ZOOM / H2

小型の録音機、それもデジタルで、かつCD音質以上というアイテムがじわじわ増えているようだ。価格も下がっているし、記憶容量も増えてきている。

この手の機械で先駆けと言えばRolandのR-1か。現在では後継機のR-09となっているが、ハンディタイプでデジタル録音が出来、かつ音質重視というハードウェア。

R-1R-1

R-09Roland R-09

http://www.roland.co.jp/products/jp/R-09/index.html

野外録音、ライブ録音、スタジオでの録音など、用途は色々だが、ステレオからライン録音すればLPソースを24bit/48KでWAV化するという使い方も出来る。

さらに高音質かつ記憶容量アップした、ちょっとマニアックなマシンとしてKorgのMR-1という、ハードディスクレコーダーがある。

MR-1MR-1

http://www.korg.co.jp/Product/DRS/MR-1/

こいつは1ビット、2.8224MHzという、なんとSACDと同等の音質で録音できるというシロモノ。価格は高めだが、今のところ音質スペックに関しては最高峰ではないかと思われる。実にマニア心をくすぐる一品だ。

そして今度はなんと、24bit/96kHzでSDHC4Gメディアまで対応する、ZOOM H2というレコーダーが登場した。DVD-Audio品質ですな。

http://www.zoom.co.jp/japanese/products/h2/index.php

Zoom H2

http://musicmaster.jp/specials/archives/2007/09/10-000001.php

こいつの面白いところは、前面2チャンネル+後面2チャンネルの4チャンネル録音が出来るところ。スタジオの真ん中において4ピースバンドの音が録れる、野外録音で周囲360度の音が録れる、などの個性的な使い方が出来そうだ。

それと特筆すべきはその低価格。R-09に比べて、半額とまでは行かないが、60%程度の価格で買える。MR-1はR-09の倍とまではいかずとも倍近いから、H2の手軽な価格は興味深い。なんと言っても2万円ちょっとで買えるのだ。コンセプトは「デジカメ感覚のハンディレコーディング」。なるほど。

音楽制作関係ニュースサイト・ミュージック・マスターではこれらレコーディング機器のレビューが掲載されているので、ご興味を持たれた方はどうぞ。


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2007.09.27

とても贅沢なオーケストラアルバム:岩崎宏美「Praha」

すばらしく贅沢なアルバムが生まれた。岩崎宏美のニューアルバム「プラハ」である。タイトル通り、チェコのプラハにあるドボルザーク・ホールにおいて、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏をバックに収録されたアルバムだ。「フルアコースティック、出来ればオーケストラバックのアルバムを作って欲しい!」というのが美声のポップス歌手・岩崎宏美に対する私の願いだったのだが、なんと今回それが実現してしまった。

Praha

最近のシングル曲や昔のヒット曲など全12曲が取り上げられているが、これは単にオーケストラをバックに歌ってみた、というレベルのアルバムではない。あたかも1回のステージ演奏のように、オープニングからエンディングまでを計算して組み立てられたアレンジ、演奏となっている。

オーケストラの編成やフィーチャーされる楽器は曲ごとに異なる。「思秋期」ではピアノ、「手紙」ではオーボエ、「シンデレラ・ハネムーン」ではなんとコントラバス(!)、「万華鏡」ではチェンバロ(あのイントロが生チェンバロ!)、「すみれ色の涙」ではクラリネット、といった具合。オリジナルよりゆったりしたテンポで歌われる曲が多いが、逆に「思秋期」はかつてないほど早いテンポで歌われる。

曲の順番もかなり計算されていると思う。

パーカッションが入った曲、特にシンバルが鳴る曲はオープニングの「聖母たちのララバイ」、ミュージカル「レ・ミゼラブル」でのファンテーヌ役で歌った「夢やぶれて I Dreamed A Dream」、そしてエンディングの「つばさ」の3曲だけである。アルバム全体を通して、フルオーケストラ(60人編成)が最も鳴り響くのは「つばさ」のエンディングだろう。

これまでコンサートでは何度もエンディングを飾ってきた「聖母」でアルバムは幕を開ける。アレンジもオープニングにふさわしいイントロを持ち、クライマックスもやや力を残した柔らかさに仕上げられている。続いて最新シングル曲「シアワセノカケラ」、そして有名どころの「思秋期」を挟んで「夢やぶれて」「手紙」、と曲調が少し変わったところで最初の大ヒット曲「ロマンス」と進んでいく。

そこからシングル曲「好きにならずにいられない」「シンデレラ・ハネムーン」「万華鏡」「すみれ色の涙」とヒット曲で畳みかけるペースは、まさに岩崎宏美の近年のコンサートの構成を思わせる。ただし、アレンジはかなり違っている。中島みゆき作による近年のヒット「ただ・愛のためにだけ」をオリジナルより軽快に歌い、ラストはレミゼ仲間だった本田美奈子の曲「つばさ」となっている。

アレンジだけでなく、岩崎宏美の歌声も曲によりかなり違う。これまでも年月とともに歌い方は変わってきているが、今回はオーケストラとの共演、別アレンジ、アルバム全体の構成などを意識したのだろう、これまでにない歌い方になっている曲ばかりである。

ブックレットには曲ごとに岩崎宏美本人がコメントを書いているのだが、今回のレコーディングは3日で終えたとのこと。ご本人がおっしゃる通り、奇跡かも知れない。1日で3曲とか6曲とかのハードスケジュールだったそうだ。

この贅沢なアルバムから、1曲選んでご紹介するとすれば、私なら「好きにならずにいられない」だろうか。3拍子のこの曲、オーケストラがとても優雅なワルツを奏でており、まずその響きが素晴らしい。岩崎宏美の歌声も、優しく明るく響かせることに気を遣っているようで、アルバム中でも群を抜いて美しい。

最後に。

このアルバムは2007年8月1日に亡くなった作詞家の阿久悠に捧げられている。


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2007.09.20

山内規子:あおば出版破産~Rose Mystery

先月8月、私はしばしうちひしがれていたのだった。
8月19日を過ぎてもサクラ・ミステリーが見つからない。どこの本屋に行ってもない。ふむ。急に扱いが減ったのだろうか? 大きめの書店に行ってもない。まさか・・・・・。

不安は的中した。調べてみると、版元のあおば出版が8月中旬に破産していた。
月初の雑誌までは出たものの、下旬以降の出版は中止になったようだ。

おいおいおい!
山内規子の「霊感動物探偵社」、相当後半まで話は進んできたのに、残りどうするんだよぉ?(;_;)。

ネットを探しても、なかなかその後の雑誌掲載情報が見つからない。
まさか、ぶ~け休刊時に見失ってしまったように、またしばらく山内規子の作品に会えなくなるのか?
しまった・・・・やはりファンレターはさっさと書いておくべきだった・・・・。

と随分ブルーになった8月だったのだが、昨日、名香智子の表紙がきっかけで目に付いたRose Mysteryという雑誌に山内規子の名前が発見されたのだった。

0918_450


宙出版 増刊

執筆陣が結構サクラ・ミステリーとも通ずるものがあるようだ。もしかしたら編集部ごと移籍したのかな?(笑)

とりあえず、山内さんが仕事再開してくれて良かった。
でも中断した「霊感動物探偵社」、なんとかして欲しいなあ・・・・。

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