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October 2007の7件の記事

2007.10.31

こなかりゆ:Sellaband登録1週目にして注目を集める

オランダのSellabandに登録したこなかりゆさんですが、登場1週目にして、まずまずの注目を集めているようです。

音楽評論家が毎週有望な新規登録アーティストを紹介するAdam’s Applesというコーナーで取り上げられました。


Sellaband Tribune 56
http://www.sellaband.com/tribune/edition56/

それと、どうも最近こなかさんは、トルコのアーティストの曲にゲスト参加したらしいです。
"umami"という曲で、これは日本語の「旨味」だそうです。

MySpace
http://www.myspace.com/riyuhip
Riyu is guest vocal on Turkish musician Murat Ses's new album "umami". (Released Oct. 2007 by Clou Records, U.S.A.)

Riyu on Good Humor TV (Oct. No.5) :

Sellabandでは、ファンから事前予約金を集めてニューアルバムを作るプロジェクトが進行中。
日本からでも参加できますから、ファンの方はぜひどうぞ!

http://www.sellaband.com/riyu-konaka/

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2007.10.24

こなかりゆ Sellabandに参入

以前から何度も、ポーランドのシンガー・ソングライターJulia Marcellがらみの記事で、オランダのSelllabandの話題を取り上げてきました。Sellabandというのは、メジャーレコード会社との契約がないアーティストがファンから資金を募り、それによってアルバムを作成しようというためのサイトです。スローガンは"You are the record company"。つまり、資金を提供するファン一人一人がレコード会社である、というものです。

捨てられ始めるレコード会社というエントリでも書いたように、今レコード産業を巡るビジネスは大きく変わろうとしています。それでも以前からのビジネスモデルに固執する人々も多く、それが現在パブリックコメントが募集されているような、著作権法改正の裏にある問題だったりもします。まあそちらの話題は脱線になるので置いておいて・・・。

Sellabandにも日本のアーティストがぽつぽつ登録してはいるのですが、登録しただけで情報の更新もなく、資金も集まっていないというのがほとんどです。Sellabandでは投資するファン(believerと呼ばれます)とアーティストがコミュニケーションを取ることがかなり重視されており、英語でメッセージが書けない場合は大きなハンデになってしまうのは確かですが、さすがに日本勢全滅なのは寂しく感じられます。

しかし!、ついに待望のアーティストが登場しました。

こなかりゆさんがSellabandに参加したのです。


Riyu Konaka on SellaBand

どんなアーティストだかご存じない方は、下記のいろいろをどうぞ。

こなかりゆ MySpace

こなかりゆ YouTubeチャンネル

Sellabandには日本からの参加者は少ないのですが、これを機会に覗いてみてはいかがでしょうか? 日本からの参加者だけでも、$50,000集まるのではないかと私には思えるのですが・・・。

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2007.10.17

オープンフォーラム 「無許諾コンテンツのダウンロード違法化を考える -パブリックコメントに向けて-(仮)」10月28日(日)14:00-16:00

下記フォーラムが開催され、津田大介さんが講師をされるそうです。私的録音録画小委員会向けのパブリックコメントをどう書いたらいいのか迷っている方、または気にはなるけどよく分からないという方は参加してみてはいかがでしょうか。

複写と著作権メーリングリスト 第2回オープンフォーラム

「無許諾コンテンツのダウンロード違法化を考える -パブリックコメントに向けて-(仮)」

講師:津田大介氏

(IT・音楽ジャーナリスト、文化審議会著作権分科会私的録音録画小委員会・過去の著作物等の保護と利用に関する小委員会委員)

日時: 10月28日(日)14:00-16:00 (受付開始:13:30)

会場:TKP田町ビジネスセンター カンファレンスルーム3A

http://www.tkptamachi-bc.net/conference_03a.shtml

参加費: 2,000円 (予定)

定員:120名( 事前申込が必要です )

主催:複写と著作権メーリングリスト

http://www.freeml.com/copy-and-copyrig

司会:末廣恒夫(複写と著作権メーリングリスト主宰者)

申込:下記のアドレスにフォーラム参加希望のメールを送信下さい。

forum@copyright.sakura.ne.jp


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2007.10.15

山内規子:「霊感動物探偵社」再開!!!

8月にあおば出版が破産、休刊してしまったサクラ・ミステリ-でしたが、この度めでたく復活しました!

グリーンアロー出版というところから、新雑誌「Mystery Sara」が刊行されました。表紙のデザインから執筆陣、作品までサクラ・ミステリーをすっかり引き継いでくれています。

ミステリー・サラ

今度こそ、編集部宛にファンレター送らなくては・・・・。


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2007.10.12

捨てられ始めるレコード会社

思えばこのblogでも、レコード輸入権問題、AllOfMP3を巡る訴訟、音楽配信、Sellabandのような新しいビジネスモデルの話題を取り上げて来ましたが、今年から来年に掛けて、既存ビジネススキームの崩壊は加速しそうです。

すでに各種ニュースでご存じの方も多いかと思いますが、本日のビッグニュースは、マドンナがレコード会社を離れてコンサートプロモーション会社との契約に切り替えたことでしょう。

そして壁は崩れはじめた―マドンナ、レコード業界を捨てる (TechCrunch Japanese)

アメリカでも遂に始まった本格的なレコード会社離れ (what's my scene?)

最近相次いでいる、レコード会社を捨て始めた大物達のニュース。

レディオヘッド、最新アルバムをネット限定で販売--価格はファンが決定(CNET Japan)

NINが永遠にレコード会社とおさらば(what's my scene?)

こうしたセールスの大きいアーティストがレコード会社を離れるとどうなるでしょうか? レコード会社は中堅~新人のアーティストで利益を出さざるを得なくなっていきますが、これは相当困難なはず。必然的に、レコード会社が抱えていられるアーティストの数がさらに減るでしょう。これまでも、CD販売不振の影響で中堅アーティストを切り捨ててきており、さらにレコード会社自身も人員削減されているはず。どんどん儲からないビジネスになっていくでしょう。

そうなれば、音楽産業自体が変化せざるを得なくなります。新人アーティストにとっても、メジャーとの契約に漕ぎ着けることの意味が変化するでしょう。そうなれば、ますます、例えばSellabandのように、直接のファンベースから資金を得てアルバムを作る、という動きは加速するでしょう。

デジタル音楽の行方」という本をご存じでしょうか? 約2年前に翻訳が出た本ですが、現実世界は徐々にこの本の予言に近づいていっているように思います。ここで提示されている「水のように安く、手ごろで、いつでもどこでも享受できるような「水のような音楽」」は実現するのか? その時には、少なくとも現在のレコード産業地図はかなり書き換えられていることでしょう。

ただし、リスナーに取ってのメリットはかなり大きいかも知れません。少ない予算で多くの音楽に触れられる可能性が大きいからです。ただし、過去に生み出されてレコードやCDで発表されてきた音源が、その時どれくらい流通するかは別問題ですが・・・。
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2007.10.05

Julia Marcell:ファイナル・カウントダウン!!

以前からSellabandでの大健闘をお伝えしていたポーランドの女性シンガーJulia Marcellですが、いよいよ$50000へのファイナルカウントダウンが始まりました。火曜から金曜までの間に、なんと$9000以上が投資され、残りあとわずか! 日本時間の19時現在、$45520と残り$4480!!! オランダの現地時間では今はお昼休みくらいでしょうか。先ほどから、数分おきにどんどん最後の駆け込み投資が続いています。もの凄いペースです。

Julia live in Netherland
おそらくあと数時間で売り切れになると思います。

$10の投資で、$50000を資金に制作されたアルバムの限定盤が入手できます。ちょうど日本国内では金曜の夜ですから、ちょっと夜更かしするくらいで、$50000達成のお祭り騒ぎが見られるかも知れません。

急げ!

Julia Marcellオフィシャルサイト

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2007.10.04

F. Paul WIlson:「Bloodline」は凄まじかった

ここ10年、毎年秋に出版されているシリーズがある。日本では「始末屋ジャック」シリーズとして知られている、F. Paul WilsonのRepairman Jackシリーズである。ジャックは、元々は単発のモダンホラー「The Tomb」(邦題:「マンハッタンの戦慄」)として1984年に発表された作品で登場したヒーローだった。その後、「The Keep」「The Tomb」「The Touch」という独立した3つの単発作品が、実は一つの大きな物語の一部だった・・・という構想の下に3つの作品「Reborn」「Reprisal」「Night World」が書かれ、ジャックは「Night World」で再登場を果たす。それが1992年のことである。

そして1998年、「Legacies」でジャックの物語は再び幕を開けた。「The Tomb」と「Night World」の間には、作中時間として約33ヶ月が経過しているのだが、この間を埋める物語が書き続けられているのである。
Bloodline
Bloodline


この再開シリーズが今年で10作となった。近年の作品ではトップクラスにサスペンス度が高い傑作である。同時に、シリーズ中でもそのおぞましさ、不快さはトップクラスではないかと思う。時に、ジャック・ケッチャムの諸作品に通ずる不快さを感じた。ちなみに、これは誉め言葉である。

今年の新作で、未訳シリーズがまた4作溜まった。翻訳もコンスタントには出ているのだが、新作もコンスタントなので追いついていないのである。そしてこのシリーズ、一端読み始めると止まらないのだ。そして、翻訳が出るのを待っていられなくなるのだ。信じられない人は、「マンハッタンの戦慄」を是非読んでみて欲しい。

マンハッタンの戦慄〈上〉

マンハッタンの戦慄〈下

F. Paul WIlson オフィシャルサイト

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