祝! TASPO崩壊!
実はこれ、法律には抵触しない???:タスポ付き自販機というエントリは、写真のおもしろさもあってか随分見ていただけた方が多かったようで驚いた。そのエントリのコメントでも情報をいただいたが、実際のところ法律上どうなっているのかはまだ調べていない。ただ警察の指導で取りやめた、ということは、やはり法律上はなんの問題もなかったということだろうと想像される。実際どうなのだろう?
・・・と悩む必要ももうすぐなくなりそうだ。
<たばこ店>タスポ貸すからブザーで呼んで 法的には問題なし(Yahooニュース〜毎日新聞)
店主のタスポを貸し出すため呼び出しブザーが取り付けられた自動販売機=2008年6月5日、遠藤雅彦撮影
佐賀県上峰町のたばこ小売店が5日から、店前の自動販売機に取り付けたブザーで店主(58)を呼び出し、店主名義の成人識別ICカード「タスポ」で購入できるようにした。タスポ導入で売り上げ激減の店が多い中での苦肉の策。カードを発行する日本たばこ協会は「成人であることを確認すれば対面販売と同じ」と話しており、この販売方法に違法性はないという。
そりゃそうである。在庫を手元に持っていようが、販売機の中に仕舞っておこうがそれは自由だろう。ただ店主が在宅していなければならないという制約があるから、自動販売機といっても店側は全然楽にならないという妙な状態ではある。
免許証方式 普及は『?』 たばこ自販機の成人識別装置(東京新聞)
予想通り、というか、普及するわけもないTASPOの状況を睨み、財務相は免許証による識別装置も認めることにした、というニュースが。しかしこれも、実際はTASPO開始前から出来ていた装置である。
「タスポがないと買えない」という宣伝のウソ(Safety JAPAN)
やはりどう考えても、TASPO推進は利権絡みだったとしか思えない。もしくは、喫煙者を個人レベルで管理するつもりのものだったのだろう。
それにちょっと冷静に考えてみれば、ここまでやって得られる成果は、未成年の喫煙防止、だけである。未成年がタバコを吸わなくなったとして、何がどう変わるのだろうか? 景気が良くなるのか? 社会が良くなるのか? 犯罪が減るのか? そもそもが、これほど大騒ぎして個人管理カードを導入し、小売店に軒並み新型自動販売機を買わせる必要がどこにあるのか?
・・・ということでももう悩まずに済みそうだ。
うっかりTASPOを作ってしまった方は、さっさと廃棄してしまおう。対人販売と免許証認証でほとんどこと足りるに違いない。そうやって、TASPO利権を狙っていた人々には、しっかりと損をさせてあげようではありませんか。
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