« 文化庁の物言いが面白すぎる | Main | iPhone発売の日に寄せて:ケイタイからネットに接続するコワサを改めて »

2008.07.12

F. Paul Wilson : Jack: Secret Histories

毎年秋に新刊が出続けている、F・ポール・ウィルソンの"始末屋ジャック"シリーズだが、この度番外編が出た。並の番外編ではない。なんとウィルソン初のヤング・アダルトものだという。読んでびっくり! なんと登場するジャックがヤングアダルトな年頃なのだ!!!

なんとびっくり、ここに登場するジャックはハイスクール入学を控えたお年頃なのだ。
それだけで、本編をお読みの方ならお分かりだろう。こりゃ大変だ!

もちろんジュブナイルなので、文章も割合シンプルで、1983年のアメリカならではののどかな舞台ではある。とはいえ、ジュブナイルではありつつも、やはりウィルソンの作品世界全体に組み込まれた「秘密の歴史」のお話なので、それなりにハラハラドキドキ、ちょっと不気味。

巻末にて作者は「ジャックの物語は16〜7冊になる見込み(ヤングアダルトを除いて)」であることと、Secret History Of The Worldの物語は「大幅に改訂されるNightworldで完結する」とのコメントを書いている。

ジャックシリーズは最新刊の「Bloodline」で10作となっており、今年の秋には新作「By the Sword」が出る予定。まだ6年くらいは続く見込みらしい。


Jack: Secret Histories (Repairman Jack Novels)
Jack: Secret Histories (Repairman Jack Novels) (ハードカバー)

F. Paul Wilson (著)





|

« 文化庁の物言いが面白すぎる | Main | iPhone発売の日に寄せて:ケイタイからネットに接続するコワサを改めて »

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference F. Paul Wilson : Jack: Secret Histories:

« 文化庁の物言いが面白すぎる | Main | iPhone発売の日に寄せて:ケイタイからネットに接続するコワサを改めて »