アニメ・コミック

2008.05.22

山下友美:5/30発売の「ぱふ」にて特集

5/30発売の「ぱふ」にアルジャンの特集が載ります。 (ほらふき山日記)

山下友美さんのblog「ほらふき山日記」にて情報がリリースされました。今月の漫画情報誌「ぱふ」では薬師アルジャンと山下先生の特集が組まれるそうです。

元薬剤師兼業漫画家であったこともある山下先生の経験を生かしつつ描かれる、毒と薬を巡る神秘の物語。連載も現在クライマックスに向けて大変スリリングな展開となってきており目が離せません。

ああ、そろそろ「ひみつのゴードン博士」のシリーズも単行本になって欲しいです。これはSFでもありコメディーでもあり、同時に泣けるハートフルな珠玉の作品なのです。はい。編集部にお便りしましょう(笑)。

「薬師アルジャン」の近刊6と7の表紙
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2008.01.18

気になる漫画の話でも

このところ、著作権法改正関係周りの話題ばかりで、筆者のみならず読者の方も暗澹たる気分かとも思い、久しぶりにマンガの話でも書こうかと思います。

きっかけは、今週の週刊モーニングを読んだら、「じょなめけ」が次回で最終回というのに驚いたから。

じょなめけ 1巻 2巻

これって、江戸時代の版元、蔦谷重三郎の物語なんです。若き日の喜多川歌麿や山東京伝も出てきます。なんだか物語としては、やっと導入部というか第一部が収束するくらいのような気がするのですが・・・。単行本もなかなか出なかったので、ずっと連載切り取って保存してたんですよね~。

第2部開始を切に望みます。

最近気になるニューフェイスと言えば、昨年はなんと言っても「当世白波気質」の杉山小弥花さんですが、他にも初単行本&期待の作家さんがいます。

まずはLaLaDXで読み切りが載って、それが連載になって、連載5回mには単行本化が決まったという、知る人ぞ知る超期待作、「赤髪の白雪姫」をご紹介しましょう。

赤髪の白雪姫 あきづき空太 著

赤髪の白雪姫

いや、この本手に入れるの苦労しました(笑)。

12/5発売だったのですが、ちょっと出遅れたら12月中旬にはもうどこにも在庫がなくて、Amazonで取り寄せたら12/20の第二版だったという・・・。やっぱり自分以外にも、連載読んでた人はみんな単行本を待ってたんだなあと感心。すごくきりっとした主人公がとてもいい感じ。絵もお見事。

続いて、今年1月に目出度く2巻が出た「本屋の森のあかり」。

本屋の森のあかり 磯谷友紀 著

本屋の森のあかり 1

本屋の森のあかり 2

作者 磯谷友紀さんのblog

書店が舞台で書店員が主人公のマンガというのも珍しいですよね。そのおかげか、東京都内でも多くの書店さんがフェアを組んでくれているみたいで、あちこちで平積みになってます。絵は若干こなれていない感じもありますけれど、出てくる本好き達が皆おとぎ話レベルにファンタジックなので、そうしたお話しにはマッチしている気がします。

他にも、読み切りが載ったばかりの新人作家さんにも気になる人は多いのですが、キリがないのでまた次の機会に・・・。
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2007.11.21

山内規子:今月は2冊出てます!

山内規子さん、今月は新作掲載雑誌が2冊出てます。


ミステリー・サラ 12月号 「霊感動物探偵社」
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ローズ・ミステリー Vol.2 「シークレット・マーダー」 ”君の優しい手”シリーズ? 続き物ですが、シリーズ名はないかも・・・。
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お買い逃しなく!

ああ、バリバリ描いていただけてる間にファンレター書かなくちゃ・・・。

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2007.10.15

山内規子:「霊感動物探偵社」再開!!!

8月にあおば出版が破産、休刊してしまったサクラ・ミステリ-でしたが、この度めでたく復活しました!

グリーンアロー出版というところから、新雑誌「Mystery Sara」が刊行されました。表紙のデザインから執筆陣、作品までサクラ・ミステリーをすっかり引き継いでくれています。

ミステリー・サラ

今度こそ、編集部宛にファンレター送らなくては・・・・。


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2007.09.20

山内規子:あおば出版破産~Rose Mystery

先月8月、私はしばしうちひしがれていたのだった。
8月19日を過ぎてもサクラ・ミステリーが見つからない。どこの本屋に行ってもない。ふむ。急に扱いが減ったのだろうか? 大きめの書店に行ってもない。まさか・・・・・。

不安は的中した。調べてみると、版元のあおば出版が8月中旬に破産していた。
月初の雑誌までは出たものの、下旬以降の出版は中止になったようだ。

おいおいおい!
山内規子の「霊感動物探偵社」、相当後半まで話は進んできたのに、残りどうするんだよぉ?(;_;)。

ネットを探しても、なかなかその後の雑誌掲載情報が見つからない。
まさか、ぶ~け休刊時に見失ってしまったように、またしばらく山内規子の作品に会えなくなるのか?
しまった・・・・やはりファンレターはさっさと書いておくべきだった・・・・。

と随分ブルーになった8月だったのだが、昨日、名香智子の表紙がきっかけで目に付いたRose Mysteryという雑誌に山内規子の名前が発見されたのだった。

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宙出版 増刊

執筆陣が結構サクラ・ミステリーとも通ずるものがあるようだ。もしかしたら編集部ごと移籍したのかな?(笑)

とりあえず、山内さんが仕事再開してくれて良かった。
でも中断した「霊感動物探偵社」、なんとかして欲しいなあ・・・・。

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2007.06.07

杉山小弥花「当世白波気質」 まもなく単行本発売

今月はね、楽しみなものが多いです。

まずは待望の単行本化、杉山小弥花の「当世白波気質」。6/15発売です。

また今月発売のミステリー・ボニータに連載新作が載っています。

いや、これ好きなんですよ~。実にいい。

その翌日6/16発売のプリンセスGOLDでは青池保子さんの「アルカサル」完結編が出ます。遂に完結。

そして、しばらく単行本化が滞っていた河あきらの「Wonder」7巻もめでたく6月発売とのこと。

おまけに今月発売のサクラミステリーでは山内規子の「霊感動物探偵社」が順調に連載中。

こんなにお気に入りがダブるのは珍しいなあ。

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2007.05.19

荒巻圭子:「ジェノムス」 オンデマンドで刊行

10年ほど前にアフタヌーン誌上で掲載された、荒巻圭子の作品「ジェノムス」がオンデマンド出版で復刊されました。

コミックパーク
http://www.comicpark.net/cm/comc/detail-bnew.asp?detail=1&flag=-1&searchtype=all&keyword=COMC_AKC00598

オンデマンド本は割高だし、装丁が寂しいので今まで買ったことがなかったのですが、「ジェノムス」は即決。何しろ、1巻こそ復刊ですが、2巻、3巻は初単行本化なのです。雑誌連載が中断したままの未完作品が、こうして刊行されたのは画期的ですね。

荒巻さんは既に商業漫画家廃業を宣言されているので、残念ながらこの作品の結末が読める可能性は高くありません。実に惜しい。オープン増刊に連載された「Sphinks-王国物語-」も単行本になっていませんが、ネット上で立ち読み可能です。絵を見ているだけでどきどきする、実に魅惑的な作家さんです。

http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/7296/

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2007.04.08

祝! 杉山小弥花「当世白波気質」単行本化!

ここ数年、単行本化されるのをじっと待ちつつ、掲載号のページを保存してきたマンガが遂に単行本化されることになった。めでたい! 

杉山小弥花 「当世白波気質」(とうせいしらなみかたぎ) 2007/06発売予定 秋田書店

舞台は終戦直後の日本。復員兵の吉田虎之助は、混乱期の今こそお宝(=骨董、美術品)集めのチャンスと、放出される品々を物色していたが、ある山奥の村で、生神様として狼の花嫁に祀られている少女、真神千越(ちお)をつい盗み出してしまう。物語は、千越を側に置きつつお宝探しを続ける虎を中心に進んでいくが・・・。

一見チャラチャラした虎之助ですが、そこはそれ、復員してきた人間ですから心には闇があるのです。虎之助が骨董を追い求めるのは、失われていくものを少しでも留めたいという想いゆえかも知れません。失われていくものとはかつての日本であり、それは品物、文化にとどまらず、何より価値観、すなわち気質でもあります。

一方の千越はと言えば、何しろ生神様でしたから、子供とはいえ妙に大人びた、鋭い目をした女の子です。時々、大人もたじろぐ程の達観したセリフを吐きます。でもやっぱり15歳前後の子供なので、虎を愛おしく思いつつも手を出してはもらえません。

お互いに想いはありつつ口には出さないでこぼこコンビを中心に、戦後混乱期を生き抜く様々な人々が登場する、レトロでありつつも現代を彷彿とさせる実に面白い作品なのです。一種ミステリ仕立てのスリル有り、切なく胸を打つ想いあり、懸命さゆえの笑いさまざまあり。

6月に単行本が出たら、だまされたと思ってぜひ読んでみて下さい。大推薦!

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2007.02.17

青池保子の「アルカサル」が完結するんですよ

数ヶ月前に告知が出ているので、知っている人はとっくに知っているとは思うけれど、青池保子の漫画、「アルカサル ~ 王城」がいよいよ完結する。連載開始からは20年くらいになるようだが、ここ10数年は休載していたのだ。単行本も12巻で止まったまま。とはいえ、よくある掲載誌の都合とかそういうのではなく、おそらく作者にとって、最終部を書くのがあまりに大変だったのだ。

「アルカサル」はスペインの王、ドン・ペドロ1世の生涯の物語である。幼くして王位に就いたものの、摂政・貴族の陰謀と裏切りの渦中で辛酸をなめる。絶対王権の確立を目指し進んでいく激動の生き様を描いた超弩級の歴史物語である。

12巻までを描いた後、このあとドン・ペドロはもう落ちていくだけ・・・・という部分まで来て、作者は一旦筆を置いた。多分読者もそのことには異論は無かったろうと想像される。ただ・・・・中断が10年以上に及ぶとは私にも予想は出来なかった。エロイカが一区切りしたらまたアルカサルに戻るのだと思っていた。

昨年、ある編集者さんから「ドン・ペドロを早く成仏させてくれ」と絡まれて一念発起した(笑)、と日記にはあります。

2006年10月の日記

http://aoikeyasuko.com/phptest/index.php?date=1162304119

他にも2007年の日記などを見ていただければ、この前後200ページとなる完結編のために、アシスタントの募集、カラーインクの入手方法についてなど、通常の漫画作品とはかなり異なる制作事情をうかがい知ることができるでしょう。600年前の中世スペインのお話ですしね。もちろん少女マンガのフォーマットにあてはめつつも、こんな風に描かれた少女漫画は他にない、という破格の作品です。

休載期間が長かったので、若い読者は12巻までの物語を読んでいないかもしれませんね。この機会にぜひ手にとってみて下さい。もちろん、若い読者ならずとも未読の方は是非(笑)。

コミックのイメージアルバムも昔ありました。1986年に、キングレコードから出た物で、フルオーケストラとスペイン音楽による本格的なもの。こちらも、単なるイメージアルバムの域を超えています。これも再発して欲しいですね。

Photo

完結後編は6/16発売です。
この日、少女漫画の歴史に、大きな足跡が残されることになるでしょう。

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2006.04.15

山下友美:「代書屋佐永 3巻(完結)」&「薬師アルジャン 3巻」&プリンセスGOLD発売

山下友美さんのコミックス、新刊が出ました。
2冊とも加筆修正が加えられています。

代書屋佐永 3巻(完結)
薬師アルジャン 3巻

「薬師アルジャン」は現在もプリンセスGOLD誌上で好評連載中。
・・・というか、絶好調連載中です。今月号はページ数もたっぷりある中、意外、意外、また意外な緊迫感溢れる展開。しかもその中にしんみりも、ほろりも、ゾクッ、も、ハラハラも、ドキドキも含まれている密度の濃さ。素晴らしい!

(毎回言ってますが)さあ~~~、次は「ひみつのゴードン博士」に単行本になっていただきましょ~~。
SFとしてもファンタジーとしても少女マンガとしてもサイコーな傑作なんですから。

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