書籍・雑誌

2008.07.12

F. Paul Wilson : Jack: Secret Histories

毎年秋に新刊が出続けている、F・ポール・ウィルソンの"始末屋ジャック"シリーズだが、この度番外編が出た。並の番外編ではない。なんとウィルソン初のヤング・アダルトものだという。読んでびっくり! なんと登場するジャックがヤングアダルトな年頃なのだ!!!

なんとびっくり、ここに登場するジャックはハイスクール入学を控えたお年頃なのだ。
それだけで、本編をお読みの方ならお分かりだろう。こりゃ大変だ!

もちろんジュブナイルなので、文章も割合シンプルで、1983年のアメリカならではののどかな舞台ではある。とはいえ、ジュブナイルではありつつも、やはりウィルソンの作品世界全体に組み込まれた「秘密の歴史」のお話なので、それなりにハラハラドキドキ、ちょっと不気味。

巻末にて作者は「ジャックの物語は16〜7冊になる見込み(ヤングアダルトを除いて)」であることと、Secret History Of The Worldの物語は「大幅に改訂されるNightworldで完結する」とのコメントを書いている。

ジャックシリーズは最新刊の「Bloodline」で10作となっており、今年の秋には新作「By the Sword」が出る予定。まだ6年くらいは続く見込みらしい。


Jack: Secret Histories (Repairman Jack Novels)
Jack: Secret Histories (Repairman Jack Novels) (ハードカバー)

F. Paul Wilson (著)





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2008.06.25

要は海外文学豊穣の時代なのか

大きめの書店に行って海外文学の棚を眺めてみると、こちらも随分興味深いものが並んでいる。前回はちょっとだけ気になったSFジャンルの本について書き留めておいたのだが、気がつけばSFのみならず、文学ジャンルでも豊穣の時代を迎えているような気がしてきた。

緑のヴェール
緑のヴェール
 ジェフリー・フォード (著)
「白い果実」「記憶の書」に続く3部作完結編。幻想的というか寓話的というか、ファンタジーのようでもあり、SFのようでもある物語。なかなか一筋縄ではいかない作者なのであります。

白い果実記憶の書
白い果実
 ジェフリー フォード (著)
記憶の書 ジェフリー・フォード (著)

歌姫コンシュエロ 上 愛と冒険の旅 (ジョルジュ・サンドセレクション 3)歌姫コンシュエロ 下 愛と冒険の旅 (ジョルジュ・サンドセレクション 4)
歌姫コンシュエロ 上 愛と冒険の旅 (ジョルジュ・サンドセレクション 3)
歌姫コンシュエロ 下 愛と冒険の旅 (ジョルジュ・サンドセレクション 4)
全9巻+別冊1で刊行されるジョルジュ・サンドセレクションもいよいよ大詰め。書簡集以外の小説8冊はこれで出揃った。これまで未訳の作品を中心に選ばれた作品が大半を占めている。本作はショパンとの交流を元に生み出された、女性声楽家を主人公とした作品で、実はサンドの最重要作だという。「愛の妖精」だけが紹介されてきたサンドの作家像を大きく変えるセレクションだと思う。

私は、第一回配本分だったセレクション2の「
スピリディオン—物欲の世界から精神性の世界へ ジョルジュ・サンドセレクション 2」をなにげなく読んでぶっとんで以来このシリーズは続けて購入している。豊かな物語性と寓話性をもつ作品が多く、実に味わい深いのである。


アブサロム、アブサロム!(世界文学全集1-9)
アブサロム、アブサロム!(世界文学全集1-9) ウィリアム・フォークナー (著)
実はしばらく前にヘンリー・ジェイムスを読んでみたら、これが思いのほか面白く、せっかくなので改めてフォークナーも読んでみようかと「Sound And Fury」とか「Absalom, Absalom!」などを原書で買ってみたのであった。特に「難解」と言われるフォークナーという作家はどういう英語を書いたのか、実際に確認してみたい、という思いが強かったのだが・・・。筒井康隆がエッセイで、「アブサロム、アブサロム!」が日本で出たときすごいすごいと夢中で読んだ、と書いていたのもずっと気になっていた。

一度は絶滅したと信じられていた世界文学全集という形の出版物が、つい最近息を吹き返しているという現象も興味深い。何かの雑誌で「読んでびっくりのトンデモ小説!」と絶賛されていたのが次に紹介する「巨匠とマルガリータ」。

巨匠とマルガリータ (世界文学全集 1-5) (世界文学全集 1-5) (世界文学全集 1-5)
巨匠とマルガリータ (世界文学全集 1-5) ミハイル・A・ブルガーコフ (著)

SF、ミステリ、コミック、演劇、さまざまなジャンルの魅力が混淆するシュールでリアルな大長編。ローリング・ストーンズ「悪魔を憐れむ歌」にインスピレーションを与え、20世紀最高のロシア語文学と評される究極の奇想小説
いや、まずもって私は「奇想小説」と言われただけで手が伸びてしまう方だし、実はずっと昔から翻訳が存在していたこの小説を知らなかったというのも負い目になり、これは読まねば!、とちょっと張り切っているわけで・・・。

活字離れ、ケータイ小説などの潮流とは別に、「読んで飽きない、面白さ保証付き」の古典作品が改めて脚光を浴びているようにも思う。「カラマーゾフの兄弟」がせっかくヒットしたのだから、面白い小説がブームになってもいいではないか。本というのは一見高いように思えても、時間あたり単価は極めて安い娯楽でもある。間もなく来るだろう大不況時代に向けて、熱中できる作品を見つけておくのは悪い考えではないだろう。

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2008.06.24

なぜか海外SF豊穣のこの頃

理由はよく分からないが、ここ数年海外SFの翻訳書が大豊作状態だ。それも未訳の名作、絶版の名作が目白押し。

最近のものだけちょっとピックアップしてみても・・・・

拷問者の影(新装版 新しい太陽の書1) (ハヤカワ文庫 SF ウ 6-5 新しい太陽の書 1)調停者の鉤爪(新装版 新しい太陽の書2) (ハヤカワ文庫 SF—新しい太陽の書 (1664))
拷問
者の影(新装版 新しい太陽の書1)
調停者の鉤爪(新装版 新しい太陽の書2)  ジーン・ウルフ (著)

ファンタジーという羊の皮を被った恐るべき4部作。凄い密度、凄いアイディア。


ハローサマー、グッドバイ

ハローサマー、グッドバイ マイクル・コーニイ (著)

サンリオSF文庫で出ていた名作、ようやくの復刊!


氷

アンナ・カヴァン (著)

極北のSFと言われる1作。こちらもサンリオSF文庫で出ていたもの。改訳版。


蒸気駆動の少年 [奇想コレクション] (奇想コレクション)

蒸気駆動の少年  ジョン・スラデック (著)

あまりにもマッドで、もうSFなんだかどうだか分からないくらいの特殊な天才による作品集。
当然最高なんである。

スタージョン、スラデック、ラファティなど、個人的にお気に入りの作家の本が、本当にここ数年増えてきた。こんな豊穣時代がいつまで続くか分からないから、あるうちに買っておきましょう(笑)。

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2008.06.02

蟹甲癬じゃなくて蟹工船の方

短篇集「宇宙衛生博覧会」に収められた筒井康隆の短篇「蟹甲癬」を読んだことはあっても、プロレタリア文学の代表作でもある小林多喜二の「蟹工船」を読んだことはない、という方は多かったに違いないのだが、ここへ来て「蟹工船」は文庫が増刷され売れているという。

1953年に製作された映画の上映会を行えば、そちらもまずまず盛況だという。

映画「蟹工船」を見て(JanJan)

思えば、教科書に載っていたような日本文学を、自由な読み方で読めばこりゃすごい!、と楽しめるというのはこの本で紹介された読み方だった気がする。

プロレタリア文学はものすごい (平凡社新書)  荒俣 宏 (著)

ところで、「カラマーゾフの兄弟」が新訳で85万部いったというのも凄いと思う。これは確かに無茶苦茶面白い小説で、「戦争と平和」に比べれば断然読みやすいし、異様な熱気が充満している。そういう意味では異形の小説だが、そもそも有名になるほどの小説はみな異形であるとも考えられるから、まあ気にせず読んで楽しめばよいのだろう。

それにしても、21世紀の現在において「蟹工船」を読んで共感する若者が多いというのも凄い。異形の現実だ、とでもつい言いたくなるが、これが事実は小説より奇なりなのか。

半年位前に神保町で小林多喜二全集なるものを売っていて、確か4000円くらいだったので喜んで買って帰ってきた。実はその時まで全集があるのを知らなかった。外装こそ色が変わっていたが中は大変綺麗だった。こんなに安く買えるのか、とちょっと驚いた。もしかしたら多喜二人気がこれから高まり相場も変わるのだろうか。それとも「蟹工船」以外にまで手を出す人はそれほど生まれないのだろうか。

「多喜二虐殺に匹敵する事件」 蟹工船ブームでマンガも売れる (J-Cast)

蟹工船:今年20万部超す ワーキングプア問題で社会現象(毎日)

80年前のプロレタリア文学「蟹工船」再ブームの背景
(ダイヤモンド・オンライン)

すぐに読んでみたくなった方は、白樺文学館・多喜二ライブラリーへどうぞ。
マンガ化された「蟹工船」の無料ダウンロードもあります。
マンガ蟹工船 ダウンロード (PDFファイル 約40MB)


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2008.02.08

思わぬ復刊!書店にゴー!

久しぶりに少し大きめの書店に立ち寄ったら、思わぬアイテムが。

エンブリオ 1

エンブリオ2

この「エンブリヲ」という作品、月刊アフタヌーン連載で読んでました。その時はコミックスは買わなかったのですが、年月が経つにつれ、忘れがたい作品としてよく思い出し、また読みたいと思っていました。古本でも3巻揃いは滅多になく、入手できないでいたものです。

可愛い女の子とかなり不気味でコワイ昆虫、キレイな場面とグロテスクな場面が交錯し、類のない作品になっています。2月に3巻が出て完結。今回はちょっとですがカラーページあり。また2Pの書き下ろし後書きもありますから、旧版を持っている方でも是非。

以下のサイトで、デジタル版の立ち読みが出来ます。

ビットウェイコミック エンブリヲ/小川幸辰

星新一

全3巻に星新一ショート・ショート全編を収録した愛蔵版。わー、そんなの出たんだ~、と手にしたのでしたが、調べてみると刊行は10年くらい前なのですね。Amazonでは中古プレミア価格が付いていますが、2007年11月の4刷でした。復刊してもAmazonのカタログが更新されるとは限らないのですね。


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2007.10.04

F. Paul WIlson:「Bloodline」は凄まじかった

ここ10年、毎年秋に出版されているシリーズがある。日本では「始末屋ジャック」シリーズとして知られている、F. Paul WilsonのRepairman Jackシリーズである。ジャックは、元々は単発のモダンホラー「The Tomb」(邦題:「マンハッタンの戦慄」)として1984年に発表された作品で登場したヒーローだった。その後、「The Keep」「The Tomb」「The Touch」という独立した3つの単発作品が、実は一つの大きな物語の一部だった・・・という構想の下に3つの作品「Reborn」「Reprisal」「Night World」が書かれ、ジャックは「Night World」で再登場を果たす。それが1992年のことである。

そして1998年、「Legacies」でジャックの物語は再び幕を開けた。「The Tomb」と「Night World」の間には、作中時間として約33ヶ月が経過しているのだが、この間を埋める物語が書き続けられているのである。
Bloodline
Bloodline


この再開シリーズが今年で10作となった。近年の作品ではトップクラスにサスペンス度が高い傑作である。同時に、シリーズ中でもそのおぞましさ、不快さはトップクラスではないかと思う。時に、ジャック・ケッチャムの諸作品に通ずる不快さを感じた。ちなみに、これは誉め言葉である。

今年の新作で、未訳シリーズがまた4作溜まった。翻訳もコンスタントには出ているのだが、新作もコンスタントなので追いついていないのである。そしてこのシリーズ、一端読み始めると止まらないのだ。そして、翻訳が出るのを待っていられなくなるのだ。信じられない人は、「マンハッタンの戦慄」を是非読んでみて欲しい。

マンハッタンの戦慄〈上〉

マンハッタンの戦慄〈下

F. Paul WIlson オフィシャルサイト

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2007.06.21

うひゃあ、朝日ソノラマが解散するとな!

朝日ソノラマ、9月末で解散 債務超過続く(asahi.com) 2007年06月21日20時12分

 出版社の朝日ソノラマ(資本金2億円、飯田隆社長)は21日、9月末で会社を解散し、業務は同社の株式を100%保有する朝日新聞社が引き継ぐ、と発表した。9月の臨時株主総会で正式に決める。債務超過が続いているうえ、社員の高齢化が進み、経営再建は難しいと判断した。朝日新聞社は、希望する社員の職場も確保する。

うあー、大ショック!
朝日ソノラマの単行本とかマンガ文庫は貴重なものが多いのだよ。
サンリオSF文庫の時みたいになっちゃう?

 59年に設立され、ソノシートと雑誌を合わせた「月刊朝日ソノラマ」を発刊。現在はコミックを核に、ノベルスや一般書などを出している。

 10月以降は朝日新聞社から書籍、コミックの単行本などを刊行する。隔月刊コミック4誌のうち「ほんとにあった怖い話」「ネムキ」「ネムキ増刊 夢幻館」も発行を続けるが、「ほんとにあった笑っちゃう話」は9月発売号までで休刊する。

 朝日新聞社の篠崎充・出版本部長補佐は「優良なコンテンツを引き継ぎ、発展させていきたい。コミックは、これまでの朝日新聞にはなかったもので魅力を感じる」と話している。

うむ。とりあえず、すぐに雑誌や単行本が消えることはなさそうだ。
その点、いきなり消滅したサンリオの出版事業とは事業が違いそう。

波津彬子「雨柳堂夢咄」、今市子「百鬼夜行抄」あたりが人気作品で有名だが、他にもTono「チキタ★GUGU」(連載は終了)、諸星大二郎の「栞と紙魚子」シリーズ、かまたきみこ「空中飲茶飯店」(早く単行本化してくれ~)、高橋葉介などなど、ネムキ周辺の作家さんは豊饒なのであります。



それと、他社雑誌掲載作品を単行本化する時にも特色があって、山内規子の「少年A」のように、今はなきぶ~け(集英社)からと、近年のサクラミステリー(あおば出版)掲載作品を単行本にまとめたものも出たりするので実にあなどれないのだ。

出版不況だとか、こうした出版社の解散とかを聞くたび、「どこがコンテンツ立国なんだ?!」と思ってしまうことしばしば。もちろん、全ての出版社が好況になるのははなはだ難しかろうが。

ところで、昨日から始まったパブリックコメント「通信・放送の総合的な法体系に関する研究会 中間取りまとめ」(総務省)というのがあるのですが、これすごい危険かも知れません。ポイントは、個人のblogやウェブサイトがどう扱われるか、という点にあります。

ネット配信番組もTV並み規制必要 国の研究会が将来像(asahi.com)
通信・放送の融合に対応する新法体系案、総務省が中間とりまとめ公表(Internet Watch)

個人のHPやblogは「公然通信」というジャンルに分類されそうです。つまり、個人メディアとしてのネット上情報を一緒くたに「放送」の一種にしてしまい、規制可能対象にしようとしているように見えます。総務省管轄ですしね。明らかに、近未来を想定した情報統制法を作ろうとしているようです。うわ~、これはヤバイ!!!!

暴走するデタラメ立法を止めるには、まずはパブリックコメントで意見送っておくことでしょうね。

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2005.12.17

山下友美:「代書屋佐永 2巻」&プリンセスGOLD発売

山下友美さんのコミック「代書屋佐永 2巻」が16日に発売となりました。同日、プリンセスGOLDの最新号も発売です。今月号ではキャラクターグッズのプレゼントもあるらしいです。

繰り返しになりますが、「代書屋佐永」コミックス化に至るまでには結構いろいろな経緯があったようです。復刊ドットコムでもかなりのリクエストを集めながら、なかなか実現しなかった単行本なのです。

「代書屋佐永」の次は、いよいよ「ひみつのゴードン博士」か? これは山下作品としても、SFとしても、コメディーとしても、少女漫画としても傑作だと思います。是非多くの方に読んで欲しい作品です。

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2005.11.09

マイケル・スレイド:「カットスロート」11月に復刊!

カナダのスプラッタ・ミステリ作家、マイケル・スレイドの3作目、「カットスロート」が11月に復刊されます!
これで「グール」、「ヘッドハンター」と続いて復刊されるべき作品が揃います。

復刊ドットコム
 カットスロート

初期3作が10年ぶりに揃います。最新翻訳である第6作「斬首人の復讐 」までが同時に入手可能な状態となります。

続き物なので、初期3作を読まないとその先が読めないのですよね・・・。私は4作目の「髑髏島の惨劇」が出たときに買ったものの、シリーズだと分かったのでその後半年かけて初期3作を読み、それからようやく4作目が読めるようになりました・・・。もうあんな無駄な苦労は要りません。とりあえず今は・・・(笑)。

第5作「暗黒大陸の悪霊」も含め、揃えるなら今! 揃えてからゆっくり読み始めましょう。

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2005.01.20

山内規子:「霊感動物探偵社」無事完結

2005年1月19日発売のサクラミステリ2月号にて、山内規子の「霊感動物探偵社」シリーズが無事最終回を迎えました。結局全6話にて完結したわけですが、近年の作品としては、ようやく中編と呼べる長さですし、伏線も展開もいろいろあって、とても充実した1作になったと思います。

あおば出版ホームページ

しかし、上記あおば出版HPは、リニューアル後非常に見にくくなってしまいました。
ブラウザのサイズ変更させられるし、ページ内の一部がフレームになっていてスクロールしたりで、妙に一覧性を欠いた作りに変わってしまいました。

さー、また単行本未収録作品が増えたことですし、あおば出版にも「単行本出せ~!」というお手紙を書きましょうか(笑)。

単行本化といえば、山下友美作品も切実に単行本化して欲しいんですけれどね。こちらも「薬師アルジャン」はなかなか快調にプリンセスGOLDで連載中です。復刊ドットコムの山下友美特集ページを見て頂ければ分かりますが、復刊要望は相当累積していますが、まだ復刊もしくは単行本化に辿り着かないんですよね・・・。「ひみつのゴードン博士」とか大傑作なんですけどね~。もったいないなあ~。やっぱり雑誌の編集部にファンレター出すとか、読者アンケートにマメに応えるとかしたほうがいいんでしょうか。

こうして、欲しくても買えない本のことで長年やきもきしている身としては、貸与権を振り回してなんとかあちこちから利益をかすめ取ろうとしているようにしか見えない人気作家の発言などを目にすると、ついカチンと来てしまいますね~(笑)。

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