日記・コラム・つぶやき

2008.06.12

秋葉原無差別殺人を生み出したもの

週末の秋葉原歩行者天国を襲った無差別殺人事件は衝撃的だった。これからしばらくはさまざまな余波を生みそうな事件であり、使用されたナイフの規制に関する報道も目立つ。その一方、実行犯を生み出した環境についてはまだ多くは語られていないように思う。

マガジン9条に連載されている、雨宮処凛がゆく!というコラムの第57回にて、秋葉原の無差別殺人事件を取り上げている。同氏の著作「生きさせろ! 難民化する若者たち」の他、「雇用融解—これが新しい「日本型雇用」なのか」風間 直樹 (著) 、「労働ダンピング—雇用の多様化の果てに」中野 麻美 (著) といった書籍を見てみれば、派遣労働者として工場に勤務するという生活の過酷さをイメージできるかも知れない。

だとするならば、私たちは悠にあと100万人ほどは、自暴自棄になっても一概には責められないような過酷な生活を送る人々を生み出していることになる。このツケは誰が払うのか。利益を上げた企業か。安い製品を喜んで買った消費者か。このような労働市場を生み出した政治家か。その政治家に投票した有権者か。

異常犯罪・猟奇事件というのは、社会から見ればガン細胞に似た突然変異にも思える。しかしガンも結局は本人の身体が生み出したものである。また病気である以上、それは他の病気と同様、宿主に対する危険信号である。「このままの生活をしているとヤバいぞ」と無理やりストップを掛けているものなのだ。そして、ガンは切り取っても直らない。生活自体、生き方自体を変えるしかないのだ。

2008.06.14 追記
秋葉原通り魔殺傷事件(その9)「加藤の乱」就職氷河期世代の叛乱→追記あり(天漢日乗)

私のエントリでは、刊行されている単行本情報から想像される事情を書いてみたのだが、上記blogでは企業広報やネット掲示板からの情報も含め、さまざまな声が記録されている。掲示板への書き込みについては信憑性100%とは思わないが、政治・日本社会・地域社会・職場などに絶望した人間が突発的にテロ行為に走ったとしても理解できる、と感じる人が多いことはどうやら確かなように私には思える。

年間3万人が自殺し続けているというのが今の日本の状況である。これが本当に社会に絶望してということだとしたら、年間3万人が国会議事堂前で焼身自殺するようになる日も遠くないのかも知れない。ただ、地方から東京にくる旅費がすでにないという可能性も高そうだ。今までは自分を責めて孤独に死んでいた人々が、無差別に隣人に当り散らし始めているのが近年の特徴だとすれば、次は一揆・革命・テロとも予想できる。

ただ・・・・何があっても人間は人間を殺してはいけない。
それが人類共通の歴史的教訓ではなかったのだろうか?
けれど、ベルトコンベア式に法務大臣が死刑執行している政府では、仮にそう言ったとしても説得力は生まれないだろうな・・・。

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2008.06.01

地元ブランド大いに結構:でも熱帯性果実は身体を冷やすのだよね・・・

マンゴーバブル?2個20万円 東国原知事もびっくり(Asahi.com)

 宮崎でマンゴー栽培が始まったのは85年。減反で野菜が生産過剰となり、その代替で導入された。


 生産農家8戸から始まった。最初の収穫は4年後。1キロ2千〜3500円で東京の青果店に持ち込んだが、結果は散々。店内に並ぶ外国産は数百円で、「そんなに高いマンゴーはいらない。メキシコ産で十分」とまで言われた。


 東京への売り込みは2年続けて失敗。生産者らは地元・宮崎での試食販売に切り替え、毎年街頭で呼びかけた。温度や湿度、摘花時期など品質管理も試行錯誤
を重ねた。努力は実を結び、04年まで1キロ2千円台だった完熟マンゴーの平均単価は05年に3千円を突破。去年は東国原知事の宣伝で火がつき、4900
円にまで達した。東京・日本橋の高級果物店ではいま、1500円の外国産を尻目に、太陽のタマゴが1個約1万〜2万5千円で中心に並ぶ。

国内の名産品が増えていくこと自体はうれしく思います。また、苦労しながらここまで栽培を続けてきた方々の努力にも胸が熱くなります。農業大事だから、応援したいし。

ただ・・・・・・

マンゴーは熱帯性果物なので、基本的に身体を冷やす食べ物です。食べすぎなければ問題ないですし、九州で食べる分にはまったく大丈夫そうな気がしますが・・・。


食べ物の「陰・陽」を知って冷えを防ごう!!
(東西総合医療研究所)

身体の冷えはさまざまな病気の元になる、という話は最近あちこちでされていますから目にしたこともあるのではないでしょうか? 現代人にやたら病気が多いのは、多分に食生活に原因があるとされています。

高齢者医療費をめぐってごたごたしているのも、高齢者が多いことが問題なのではなくて、病人が多いことがそもそも問題であるはずです。

乳製品や小麦粉の値上がり、輸入食品汚染問題(ギョーザを思い出す前に、そもそもアメリカ牛肉とか・・・)いろいろありますが、なんか大部分は第二次大戦後に諸外国から売り込みかけてきた食材が多いような・・・。それで病人が増えて医療費高騰とか言われても、自業自得、という気がします。それまでに食材・食品産業は相当新市場を開拓して利益を上げてきたのではないでしょうか。

製造物責任という意味では、誤った食生活を推進してきた人たちこそが、病人だらけの国を作ってしまった責任を取るべきでしょう。いや、マンゴーにはまったく罪はないのですが・・・。マンゴーには罪はないけど、化学調味料とかインスタント食品とかスナック菓子を作ってきたメーカーには責任ありそうな気がするなあ・・・。学校給食で牛乳飲ませてきた栄養士さんにも責任ありそうな気がするなあ・・・。行き着くところは厚生省なのかなあ・・・。

ところで、考えてみれば遠くから生鮮食品を運ぶのって燃料も使う訳ですし、本当は遠くへは運ばない方がエコですよね?(笑) 食料をムダに遠くへ運ばない、ってしただけで、多分CO2排出権なんて買う必要がないくらいの削減になるでしょう。所詮排出権なんて、環境問題ではなく経済政策に過ぎないのですよね。

だけどガンバレ宮崎マンゴー(笑)。美味な贅沢品で居てください。
贅沢品なら食べすぎることもないし、食べる機会を貴重なものとして楽しめますからね。

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2008.05.05

統計でウソをつく方法 実例

いや、騒ぐほどのことではないのですが、実例として。

子供の数 過去最低を更新(読売新聞)


 「こどもの日」にあわせて総務省が4日に発表した推計人口(4月1日現在)によると、日本の子供の数(15歳未満)は、昨年より13万人減って1725万人となり、27年連続の減少となり、過去最低を更新した。

 総人口(1億2773万人)に占める割合も13.5%と34年連続で低下し、少子化がさらに進んでいる実態を浮き彫りにした。

 男女別では、男性884万人、女性841万人。年齢層が下がるほど少なく、中学生(12〜14歳)は359万人、小学生高学年(9〜11歳)358万人、小学生低学年(6〜8歳)351万人、3〜5歳332万人、0〜2歳が324万人だった。

 都道府県別(07年10月1日現在)の割合では、沖縄県が18.1%で最も高く、最低は東京都の11.7%だった。ただ、前年比では、東京都のみ増えた。
(2008年5月5日 読売新聞)

この記事で使用されているグラフを一見すると、2008年における15才未満の人口は1950年の1/10に見えますね。本当は半分までは行かず、1/2よりちょっと多い程度のはずなのに。

2008050523082691l

これは縦軸が1500万人から始まっているからです。
数値としては半分だ、と分かっていても、これほど減少を強調したグラフを見ると、つい危機感を覚えてしまいますよね。

統計でウソをつく法—数式を使わない統計学入門
(ブルーバックス 120) (新書)

印象操作とプロパガンダへの自衛策として、分かりやすくてとても勉強になる本。古い本ですが、やはり名著かと。実におもしろいですし。

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2006.01.10

古いラジオ番組詰め込みまくりのCD・DVD

著作権が切れるととてもいいことがあるなあ。

Old Time Radio Program
http://www.thegoodolddays.ca/

他のサイトのバナー広告で知ったのだが、ちょっとグラっとくる・・・。
例えば、イギリスコメディー番組の古典(ピーター・セラーズも出ていた) The Goon Showが168回分、Groucho Marx(だよな?)のYou Bet Your Lifeが201回分、その他昔のラジオドラマ、例えばSherlock Holmesが273回分、などをMP3にしてCDに詰め込んで1枚$5。DVDに詰め込みまくったのもあってそちらは$15。5枚買うとボーナスであと2枚、10枚買うとあと5枚もらえるキャンペーン中だったりもする。トーク番組が多いが、1920-50の音楽番組を詰め込んだDVDもある。くわぁ・・・。

日本の番組でもこういうの出してくれたらかなり押さえておきたくなるなあ。というより、こういうのはあと少しすればインターネット上のどこかにデジタルアーカイブが出来て、無料でアクセスし放題になると思う。

いや、これは久々にくらくら来た。
とりあえず、ピーター・ウィムジイ卿もの、ネロ・ウルフもの、ペリー・メイスンものなんかは申し込まずにいられませんでした・・・。

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2005.08.23

50円アルバム、始末屋ジャック、そして私的録音補償金

忙しい時の逃げ道。
クリップのみにて失礼・・・・。

激安?ミス?アルバムが50円 アップルの音楽配信(朝日新聞)
はい。そういうことがありました。
ありましたけど、この件続報って出るんでしょうかね? 出なそうな気がしてますが・・・。

短編小説など1編54円、ネットで販売 米アマゾン(朝日新聞)
あ、これは知りませんでした。
ちょっと見てみたら、おお、なんと!、F. Paul Wilsonの短編がありますよ! "始末屋ジャック"ものの新作短編です。

iPodに印税、上乗せ?――もめる私的録音補償金(CDV-NET)
各地のblogでも話題沸騰!

「アップルさん、iPodで絶好調じゃないですか。補償金、覚悟して下さい」

というのが文化庁の役人の台詞だというあたりからしてなかなか凄いです。
9月のパブリックコメントでは、音楽ファンの立場から意見をぶつけてあげたいです。
権利金搾取団体の方々には早々にお引き取りいただきましょう!

「1曲100円以下で」6割超す ネット音楽配信(朝日新聞)
iTMSの150円でも高いと思う人が多いよ、という話で、個人的には全く同感。
「圧縮音源で」「ジャケット・歌詞カードも無く」「処分してなにがしかを回収出来るわけでもない」ダウンロード音源の場合、1曲30~50円くらいが妥当じゃないのかな?

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2005.07.07

多忙に付きクリップのみにてあしからず

誤りを正すには、一時醜態をさらさざるを得ないのだろう。
「自ら醜態をさらしてでも警告したかった」,住基ネットに関して国立市長(日経 ITPro)

何が大反撃なのか分からないところが思わず失笑を誘う。
中身はコンパクト外側にインパクト、CD業界大反撃(夕刊フジ)

法律違反なのでしょうがないのだが、レコード売上ダウンは別にこのせいじゃないと思う。単にバブル前に戻ってきただけでしょう。
ファイル交換で、5人が賠償支払いに合意 平均48万円(asahi.com)

既に旧聞に属するが、知らなかった人は映画を見る前に見ておきましょう。

オレの書いた「スターウォーズ」評を配給会社が検閲!
(ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記)

どうしてここまでやられても、相変わらず都議会選挙が盛り上がらないのかな?不思議でしょうがない。
各種控除の縮小、廃止で、大増税が来る!(asahi.comトップ > 暮らし > コラム > 荻原博子の”がんばれ!家計”)

だから、みんな死にかけてるんだってば(笑)。
所得7年連続減、「生活苦しい」56%…厚労省調査(読売新聞)

かつ、既に自由に動けない人からも、さらに金を取りますとな。一旦死にかけたら、ひたすら死に向かって加速させられるようです。
改正介護保険法が成立 施設入所者の食費など自己負担に(asahi.com)

駄目押しで、「共謀罪」関連の報道を。びっくりするほどマスコミ露出が少ないことから、明らかに政府はひっそりと成立させることを狙っているのが透けて見えます。下記必読!
“治安立法”へ条約を曲解? 「成立すれば拡大解釈当然」(東京新聞)

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2004.12.26

今年最大の贅沢:東プレのキーボード買ってしまった

いや、一太郎2005発売のお知らせが来たのでジャスト・システムの通販サイトに行ったら、限定100個売りに出てました。

東プレ Realforce106キーボード
https://www.justmyshop.com/app/servlet/mypage?tag=32

キーボードマニアの間ではあこがれの一品、"打ちやすく疲れない"と評判の高級キーボードです。
東プレ 製品情報
http://www.topre.co.jp/products/electric/keybord/catalog.html


物書きなら万年筆などの筆記用具にこだわるわけですが、コンピュータユーザーにとってはキーボード、およびマウスというパーツはもっともつきあう時間が長い道具です。ショップブランドのPCセットなどだと300円くらいの安物が付いていることが多いのですが、初心者ほど付いてきたものをそのまま使ってしまう傾向があるように思います。実際にはキーボードというのは実に多くの種類があって、多くの人が様々なこだわりをもって選んで居たりもします。

私はここ数年はずっとJustyのJKB-106Sという機種を愛用していた。
http://www18.big.or.jp/~fujiwara/ikki/keyboard/photo/jkb106s.shtml
ネットや中古で同機種の予備を何台か購入し、同型の日立製PC-KB3500も何台か入手して、仕事場、自宅など全ての作業場所で使っていた。

しかし残念ながらこのキーボード、耐久性はそれほどなく、3年も使っているとあちこちにガタが来る。ミスタッチが増えてくるようになると余計なストレスもあるし、作業効率も落ちるのでちょっと困っていた。

東プレのRealforceは高価な上に生産量が限られているので、秋葉原でも常に買えるわけではない。それがジャストマイショップの年末企画で売り出されていたのでつい注文してしまったのだった。

現在この文章は、届いたばかりのRealforceで打っているけれど、キータッチが大変心地よい。私はそれほどタイピングが早いほうではないのだけれど、ペンに例えるならば水性ボールペンでさらさらさらとかる~く書いているような感触だ。触っていて気持ちが良い感じ。

PC本体が3万円以下で買えるようになっている時に、キーボードが1万6千円というのは相当高価だが、まあ私の場合は仕事関係の道具だしということで思い切って贅沢してしまった。本当はパソコンが苦手な人ほど、最初はいいキーボードとマウスが必要なはずなんですけどね。これって楽器と似てますね。初心者にはいいものを与えよ、という点が。

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2004.11.08

三波伸介を思う

ウェブで突然三波伸介の名前を見て驚いた。
これで笑ったとどめの一言:てんぷくトリオ=油井雅和 (日曜くらぶ)

私は、有名人が死んだって、ほとんどの場合何ら感興を抱かないことがほとんどである。そりゃ「ああ、残念だ」とか「惜しいなあ」くらい思うことは多いけれど、面識のない有名人が死んだって、悲しいと思うことはほとんどない。

まれな例外が、坂本九の事故死と三波伸介の死だ。

坂本九は、なにより「新八犬伝」のナレーターとして、そして「夕焼けの空」を歌っている歌手として、個人的には思い出深い人だ。悲しかった。

三波伸介の死は、どういうわけだか、無性に悲しくて、ちょっとだけ泣いてしまった。

「笑点」の大喜利は、司会が円楽になってからすっかり気が抜けたビール状態で、どうにもやりきれなかった。
もう「減点ファミリー」の、子供相手の当意即妙なやり取りが見られない、というのが信じられなかった。

思えば、太陽みたいに輝いている人だったなあ、と思う。コントを演じていても、大喜利で不機嫌そうな顔をしていても、なんだか暖かい、ポジティブなエネルギーをずっと出し続けていたような気がする。

思わず、新聞記事で紹介されていた評伝を古本で注文してしまった。
Easyseekあたりに行くと、値段はいろいろだが結構在庫がある。

月並みな言葉だが、こんな人は以来現れていないような気がする。
本当に惜しい。

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2004.11.04

近況など

大分更新が滞っていますが、本人が死亡したわけではありません。
まあ1/3くらい死にかかっているかも知れませんが(笑)。

今年は妙に体調が優れない時期が多いのですが、特に10月後半からは調子悪いです。その調子の悪い時期に、著作権改正法に関するパブリックコメントはあるわ、期待の音楽配信サービスrecommuniはスタートするわ、レコード還流防止の輸入禁止期間は4年間になってしまうわ、その後の、著作権分科会法制問題小委員会では全然議論が進んでいないっぽいわと、かなりいろいろな動きがありました。

しかし、輸入禁止期間に関するパブリックコメントの数が、文化庁の発表によれば323件だったそうなのですが、これ、もの凄く少ないように思います。もうこの問題が皆さんの関心から外れてしまったんでしょうか?

いや、確かに、すぐには生死に関わらない問題です。イラク人質殺害事件とか、次々やってくる台風とか、新潟大地震とか、アメリカ大統領選挙とか、狂牛病とかに比べれば相当優先順位は低い問題である、と言えるかも知れません。たかが音楽、たかがレコードの問題になんて関わっていられないよ、という人が多いのも予想できます。

でもねえ・・・・放っておくとかなり悲惨な未来が待っていそうな気がするんですよね。
他にもいくらでも心配の種はあるわけですけど、「音楽なんてどうでもいいよ! それより生き延びることの方が今は大事!」って人がどんどん増えている今の日本って、相当ヤバイですよ。

このところ、どちらかというと出版物関係で「やった!出た!」というのが多いのですが、この辺は体調が上向いてきたらぼつぼつご紹介していきたいと思ってます。まあ多分11月の中盤くらいから、という希望的予測をもって予告編、とさせていただきます。

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2004.08.25

コピーコントロールが全てを台無しにしているんじゃないの?

日経BizTech掲載のコラム、柔らかいデジタル 第18回~睡眠不足にさせる、罪なデジタルハイビジョンテレビは是非是非読んでみて欲しいです。業界のエゴ、それによって一般ユーザーが味わう馬鹿馬鹿しいまでの不便がと~ってもよく分かります。そしてさらに笑っちゃうのが業界人も不便を被っているというところ。こんなにはっきりした書き方の記事って、あんまり知らないのですがどうでしょう?

つい、ジョゼフ・ヘラーの小説「キャッチ22」、なんてあたりのタイトルが頭に浮かんできてしまいました。不条理な世界。

デジタル・コピーワンスとか、コピーコントロールCDとか、制限だらけのオンライン楽曲購入とか、鳴り物入りのダメダメ製品が増えていくのを見ていると、ますますアナログレコードを集めたい気持ちが募るのでした(笑)。実際、ここしばらくは、CDを購入して未開封で積んでおいて、アナログレコードを聞いてることがちょっと増えて来ました(笑)。

夏だからなのかなんなのか、あちこちでコンピュータのディスクが壊れていまして、ずっとあちこちのサーバーやら業務端末の修復をしています。先月自分のディスクが死んでから、結局2ヶ月の間、直す作業が途切れることなく続いていまして、そんな状況がさらにアナログ指向を後押ししているのかも知れませんね。

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2004.08.16

イタリアものなど:ジャンボ、カルヴィーノ

お盆の時期だというのに、妙に仕事に追われている。

今日知って驚いた再発もののニュースを覚え書き。

イタリアのロックグループ、ジャンボの1stアルバムが世界初CD化。しかも紙ジャケ。こういうマニアックなものは、なぜか日本のお家芸な気がするのは何故だろう?

ジャンボ (紙ジャケット仕様) [LIMITED EDITION] ジャンボ 

この1枚目は、有名な3rdみたいなジャズ&カンツォーネなプログレじゃなくて、もっと泥臭い内容らしいんですが・・・。実物は、昔店頭で手に取ったことはあります。でもいきなりはやっぱり買えませんでしたからね・・・・。

でこれってStrange Days監修のシリーズなのだけれど、今回のラインナップは凄い!
まずアース&ファイアが3枚含まれてます。そしてそして、個人的には大好きで、再発CD全部集めて新譜も買ってるSavage Roseというデンマークのバンドが3枚再発! どうかなあ、2ndアルバムのオリジナルは、金地に黒印刷のとても美しいものなのだけれど、そこまで再現してくれるのかな? でも金ぴかじゃなかったら紙ジャケじゃなくていい。今回出る3枚、どれもいい!

あー、それと本屋の店頭で見ておどろいたのが、イタロ・カルヴィーノの「レ・コスミコミケ」新装版。一応翻訳に多少は手を入れたようです。

レ・コスミコミケ ハヤカワ文庫 epi  イタロ・カルヴィーノ (著), 米川 良夫 (翻訳)

筒井康隆が「みだれ撃ち涜書ノート」とかで紹介してたよなあ、確か。前回はハヤカワSF文庫で出てましたね。SFと文学の境界自由自在の怪快作。

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2004.05.27

CD価格をハンバーガー換算してみる

大分前から気にはなっていた。気にはなっていたが、調べるのが面倒で後回しにしていた。
CDの価格に関してである。
ずばり、「日本のCDは本当に高いのか?」

輸入権を巡る議論でも、「日本のCDは世界でも最も高い」という意見が多く見られる。これは、例えば同一の音楽CDが、アメリカなら$13、日本盤が2500円、といった価格の比較で語られることが多い。つまりは、為替レートで換算して、金額を比較している訳である。しかし、こうした比較で良いのだろうか、というのがずっと抱いていた疑問である。

海外旅行はほんの数回経験があるだけだが、物価の比較をしようと思うと、生活費を考えないと実際のところは分からないのはないか、と思う。1ドルが100円だった頃、実際にアメリカ国内にいると1ドルという貨幣は日本での100円よりずっと使いでがあるように感じた。例えば、ホテルのチップで1ドルというのは結構多い方で、50セントあたりが普通だと言われた記憶がある。

購買者の事情を考えるなら、CD1枚購入することが、生活上どのくらいのインパクトがあるのかを含めて検討しなければ、一概に「高い」とは言い切れないのではないか? そんな疑問から、取り敢えず、各国でのCD価格をマクドナルドのハンバーガーに換算してみたい。

レギュラーのハンバーガー、1個の値段は、どうやら以下のようである。
日本:84円
イギリス:69p(131.4円)
アメリカ:$0.99 (116.4円)
(本当はもっと並べたいのだが、なかなか簡単には分からない。マクドナルド公式サイトからはメニューの価格が分からないのだ!マイッタ)

とりあえず、これで、Amazon.co.jpでトップに出てきた、アヴリル・ラヴィーンの「アンダー・マイ・スキン」を比較してみる。

日本盤:2300円=27.38バーガー
アメリカ盤:$13.49=13.63バーガー
イギリス盤:8.49ポンド=12.30バーガー

ありゃ。ホントに2倍くらいしているぞ(笑)。あとイギリス盤の方がアメリカよりちょっと安い。
しかし、これだけでは日本のCDが高いとは言い切れない。単に日本マクドナルドが現在低価格戦略を取っているだけとも考えられるからだ。

ここで本当は、「マクドナルドでアルバイトした時の時給換算」というのが出来るといいのだが・・・。

農産物や乳製品はアメリカ、イギリスではかなり安い。タバコはイギリスではむちゃくちゃ高い。
何をモノサシとして使うべきか、っていうのがなかなか難しいのですが。
住宅事情も相当異なるから、アパートの家賃でも較べにくい。そもそも部屋数や広さが違うしなあ。
あとは大学卒新入社員の初任給とか?
でも所得上許されるこづかいの額は、税金とか生活費を除いてみないと分からないし。

生きていくのに必要なお金、という点からは、新入社員の可処分所得でCDが何枚買えるか、というような較べ方をすべきなのかな、とも思います。
やってみたら、すぐには終わらないことが分かったので、この続きはいずれまた・・・・・。

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2004.05.09

これから若者たちは・・・・

日本レコード協会の声明文はこう読むの記事に対して、多くのトラックバックをいただきました。淡々と好き勝手なことを書かせていただいているこのblogでの、今のところ最も多いトラックバックであります(笑)。病人の付き添いで、朝まで病院にいた日の明け方あたりに書いたもので、今読み返すと微妙に言葉足らずだったという反省もあります。

時々思い出したように書いてはいますが、もともとこのblogを始めた目的というのは、個人的に好きな音楽や本のことを書き残しておこう、というものでした。blogのサブタイトルも「本と音楽に関する個人的備忘録」となっています。最近すっかり内容が偏ってしまっています・・・・。偏らざるを得ない、今の日本の状況は、かなり私にとって気に入らないものであります。音楽だと小説だのの話に夢中になるなんて、そんな平和ボケでいいのか、とかつい考えてしまうくらいです。

これって、相当危険な兆候だと思うのですよ。つまり、働いて、報酬を得て、それで好きなものを買う、という生活自体が脅かされている、ってことですよね。反対に、70年代から90年代前半の日本が、如何に平和な時代だったか、ということなのかも知れません。

最近「金で買えるアメリカ民主主義」グレッグ・パラスト (著)とか、「「非国民」のすすめ」斎藤 貴男 (著)、とか、「一本の鎖―地球の運命を握る者たち」広瀬 隆 (著)とかを立て続けに読んだんですが、つまりはそうした大きな動きが背景にあるからなんだろうなあ、と。あれ、なんか出版も音楽も、妙に窮屈な感じがしてきたぞ?、という感覚はきっと正しいのです。

20年ぶりのわいせつ裁判で書いた松文館事件や、皆さんの記憶にも新しいだろう週刊文春の販売差し止め、そして今回の著作権法改正などを同時期の社会問題と並べてみましょう。それは例えば、イラクへの自衛隊派遣だったり、住基ネット問題、東京都立学校における国旗掲揚と君が代斉唱時不起立教員処分、青少年保護条例の相次ぐ強化、そして軍備拡張をにらんだ憲法改正論議などだったりします。「「非国民」のすすめ」を読むと、国のために命を捨てられる人間を育てようとしているらしき文部科学省OBの発言なんてものが存在したことなどが分かりますしね。

ついでに「アカシックファイル―日本の「謎」を解く! 」明石 散人 (著) あたりを併読すると面白いと思いますよ。真実の吟味ってどうやればいいんだろう、という点について、さまざまな示唆が得られますから。「アカシック・ファイル」の中で、

もうこの国の庶民レベルの若者に未来はないよ
と書かれているのが、恐ろしいほどの真実味をもって迫ってきます。

さてさて、前置きがすっかり長くなりましたが、今日書こうと思ったのは、中学生~高校生くらいの若者のことなんです。

私は本日、最近買ったLPを聴きながらCDの整理をしてました。プラケースをソフトケースに移行、という作業の続き。最近しばらくやってなかったんですが、LP置き場がなくなってきたので、LP棚にあったCDボックスセットを取り出して、そのCDボックスの置き場を作るためにプラケースからソフトケースへの移植を進めた、という次第。

10年以上前に買ったCDを見ながら、それを買った頃のことを思い出したりしていました。よくもまあこんなにいろいろ買ったよな、というものが出てくるんですが、それって私が社会人成りたての頃のものです。でそういうものを買うに至る前の10年というのは、限られた小遣いで中古レコードをせっせと買い集める日々だったわけです。

あー、でも中学の時って、とにかく洋楽聴いてる人間って少数派だったよなあ、と思い出したりします。TVの歌番組と歌謡曲、というのが主流派で、一部に日本のロック(矢沢永吉とか)ファンがいて、一部にビートルズファンはそれなりにいて、っていう感じ。高校になると洋楽ファン自体は結構いたけど、持ってるレコードがだぶるような友達はやっぱり数人だったし。大学になると圧倒的にいろんな人間がいたんですけど、話を聞いてみると、みんな地元の中学・高校時代には趣味の友達が周辺にはいなかった、って言ってますね。

今回の海外CD輸入規制問題に関しても、例えば次のような指摘がありますよね。
 ・別に普段CD買ったり音楽聴いたりしてない人間も多いし、
 ・輸入盤なんて今まで買ったことない人だって多いだろうし、
 ・そもそもCCCDだって気にせず買ってる人はいるわけだし、
という指摘。
これは真実だろう、と私は思っています。
けれども、だからと言って、「困るヤツは少数派なんだから」などという理由で法改正を許してはいけないよな、と強く思うのです。

なぜならば、環境の変化に対してもっとも抵抗力をもっていない弱者は若者だからです。
「いざとなれば個人輸入だ!」なんて言えるのはオトナです。自分で収入を得ているオトナです。
日本語解説がついていなくても、外国語のライナーがあれば足りる、というのは外国語の勉強までした一部のオトナだけです。
こうした社会環境に対する抵抗力が弱く、与えられた環境を受け入れざるを得ないのは、基本的に若者です。
社会環境が次の世代を作るんです。

70年代、80年代に、日本では驚くほどの洋楽レコードが紹介され、発売されました。多くの間違いを含みながらも、歌詞を掲載し、解説を付けて発売されてきました。中古LPをいろいろ漁っていると痛感しますが、売り手側もさまざまな工夫をして、海外の文化を紹介してきたのです。だからこそ、私みたいなレコードバカが育っちゃったわけで・・・・。

もしも今回の海外CD輸入規制が通ってしまったら・・・・、短期的には目に見える違いは出ないかも知れません。
文句を言うのは、オトナの中の少数派かも知れません。
けれど本当の違いは10年、20年後に現れるでしょう。
多様性が減少した社会は、画一化を進めやすい社会でもあります。
同時に個人情報保護をお題目に掲げたメディア規制や、教育カリキュラムの改訂を複合的に処方すれば、20年以内には、完全軍国主義国に出来ちゃうくらいの差が生まれているでしょう。

世界中のさまざまな音楽に対してどん欲にアンテナ張ってると、どうしたってリベラルになっちゃいますから、政府はそういう人間、キライなんでしょうねぇ(笑)。

手持ちのレコードを生きている間にもう一回全部聴く、というのがかなり困難なくらいの量を所有している私なんて、実は輸入規制かかってもひどくは困らないのです。諦められます。ストックは十分ありますし、残りの人生、中古LP漁って過ごすことも出来ます。
でも、これから広大な音楽世界を探索していく若者は違うでしょう。出会いの可能性は大きいに超したことはないはず。
今回の輸入規制に反対している中学生とか、反対している父兄、という方がどのくらいいるのか全く不明ですが、子供の将来を考えるだけでも、この法案には反対する価値があると思います。
もちろん、ご自身が軍国主義者で、自分の息子を早く戦場に送り出したくてしょうがない、という方は別なのですが。

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2004.04.18

法律の作り方、使い方

国会の審理は迅速と題した記事で、海外盤輸入禁止問題に関して小倉弁護士が、立法と司法の処理スピードの違いについて書かれていました。「裁判は時間が掛かりすぎる!」という批判は私もしばしば耳にしますし、新聞に載るような事件については、「やっと判決が出たのか?!」と驚くこともあります。

しかし、文教科学委員会 4月15日審議の様子を書くために、1時間50分の審議を通して見てみた感想は、「民間企業における企画プレゼンに較べても、あまりに杜撰で拙速」との印象を受けました。というより、「だれそれがこの場でこう言っているから、それでよしとしよう」とでもいうのか、全然裏を取らないで済ませているではありませんか・・・・。

誰も「それホント?」って突っ込まないのはどうしてなんでしょう? 
質問されたことに対して、全く筋違いのことをしゃべっても、誰からも非難されないのはどうしてなんでしょう?
それとも、この日は単なる参考人質問の日だからでしょうか?

いい加減な法律を作られてしまったら、その後始末をするのは司法になってしまうのでは?
司法機関の仕事に時間が掛かるのは、もしかしたら、「立法時点で手を抜きすぎたから」ということもあるのでしょうか?
ソフトウェア開発のデス・マーチが、不十分な要件定義によって引き起こされるように・・・・・。

デスマーチよ!さようなら! 深沢 隆司 (著) を読んだばかりなのでそういう連想が働いたのかも知れません。
ところでこの本はとても真っ当で、実践に裏打ちされたノウハウがぎっしり詰まったいい本です。
オススメ。

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2004.03.09

消化する暇がない・・・

このところ仕事が結構忙しく、入手した音源や映像をちゃんと鑑賞出来ていない。

ナンバーガール映像集「NUMBER GIRL」が届いたのがもう数週間前かなあ。その時はかろうじて1枚目を見る時間は作れた。面白かった。というのは、一度も中断せずに一気に見てしまったから。

その後いろいろ入荷しているが消化出来ていない。

例えば、The Old Grey Whistle Test - Vol. 3というのが出ている。待望の第3集。続いてくれてて嬉しい。
あと出てくれてとっても嬉しいSqueezeのビデオクリップ集「Greatest Hits」。これ入手が凄く難しくて、苦労してビデオ入手したんだけど・・・・。日本ではレーザーもあったんですよね。

THE ELECTRIC RECORD FOR CHILDREN」を含んで5枚のアルバムが日本発売されたBruce Haackの、子どものための電子音楽アルバムなどというものもある。日本では不思議なものが出るよね。

なんとなくだが、Gerry Raffertyが聴いてみたくなって検索したら、2003年作品の「Another World」とか何故かDVD-Audioで出ているBest盤「Can I Have My Money Back?」とかを手に入れてみる。

イタリアのバンド、Matia Bazarの元ボーカリストであるAntonella Ruggieroのソロアルバム「Sospesa」が届いた。もう廃盤だと思っていたが、バックオーダーで入手できた。ラッキー。

ピーター F.ハミルトンのSF「マインドスター・ライジング」というのを本屋で見かけて買ってみる。確か数年前にAmazon経由でペーパーバック買ったような気がする。こんな名前の作家じゃなかったかな。
・・・と引っ張り出してみたら、持っているのは「The Reality Dysfunction」という、マインドスター3部作の次に出たシリーズだった。なるほど。というか、まるでダン・シモンズの「ハイペリオン」かい、と言いたくなるような、分厚いのが2冊で1部、6冊で3部作、というのが多いな・・・・。
「マインドスター・ライジング」は今上巻を読み終える位だが、夢中になれるくらいには面白い。
”SF+イアン・フレミング”という評価もあるそうだが、なんとなくうなづける。

じわじわ復刊が進んでいる森脇真末味だが、今月はハヤカワ文庫から「天使の顔写真」が発売になった。
もうすぐ「おんなのこ物語」も復刊されるはず。こいつはロックマンガとしても最高な1作なので、ロックファンは是非とも読んでください。
ブルー・ムーン」はとっても豪華な本で、かつ描き下ろし表紙で復刊が進んでいる。あ、今復刊コム見てたら、ティム・パワーズの「アヌビスの門」が復刊されてるのを発見! 破天荒な冒険奇想ファンタジーの傑作。訳者がジーター「悪魔の機械」と同じく大伴墨人さんだ。いいぞお。

まあそういうことで、いろいろ引っかき回してはいるのだが、あまりゆっくり鑑賞できていないのであります。
購入とほぼ同スピードで消化できているのはかろうじてマンガくらいだなあ。それでもしばらくは積読にならざるを得ないことが結構あるんですけどね。

川原泉のコメント付きアンソロジー、「川原泉の本棚2」というのも出ている。考えてみると、一種の短編集で、選者の名前を全面に出して売れる本って凄いと思います。さすが川原。

同じ時期に出たのが遠藤淑子の新刊「空のむこう」。独特でね~、ホントいいわ。もうすぐ傑作「いつか夢の中で」も文庫になるので、是非読んでぶっ飛んでください。

そういえば、「ワイルド7」の続編とも言える「飛葉」ってマンガもしばらく前に出てましたね。全2巻。
40歳くらいになった飛葉が活躍するマンガというのは、読んでてなかなか心中複雑なものがありました。

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2004.02.28

子どもがゲーム離れするのって悪いこと?

子どもたちにTVゲーム離れ? 高価・遊びの多様化で(朝日新聞)という記事が。コンピュータエンターテインメント協会という団体は、

「遊びの選択肢が広がっており、危機意識を持つべきだ」と業界に自戒を呼びかける。
という動きに出たようです。気持ちは分かるけど、ちょっと引っかかりますね。

3年前より5%下がって、「自宅でゲームをしている小学生」は79%だそうですが、これ十分高い割合ですよね? ゲーム、特にコンピュータゲームと限定してしまえば、それは遊びの一種、おもちゃの一種に過ぎないし、遊びとして好まない子どもがいたって不思議はないです。業界が危機感を持つのは悪いことではなくて、そりゃ将来的に業界規模が縮小するのはイヤでしょう。ただここには、「子どものための遊び」という観点があまり感じられないのですよね。

ところで、多分この資料が情報源かなと思えるのですが、新聞記事とは微妙に数字が違うような気も。
まあ資料の方が本当なのでしょうけど。

ビジネスはビジネスとしても、次世代を託す子どもたちをどう育てるか、って観点はおもちゃとか子ども向けエンターテインメント全般に必要なものだと思います。70年代後半以降、多分80年代くらいから、TVアニメからもそうした要素が希薄になっているような気がします。70年代までのアニメや特撮、マンガをひっくり返しているとどうもそういう印象を受けます。

音楽聞いたり、映画見たり、本を読んだりするのもいいし、スポーツでも散歩でも、歌ったり踊ったりしてもいいはず。試してみたいことは山のようにあって子どもは忙しいんだから、ゲーム業界が縮小しても、しょうがないんじゃ、とか思ってしまいますね。とりあえず、一度は黄金時代を作れたんだから、それでよしとしませんか?

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トントン・マクート

ブリティッシュ・ロックファンならTonton Macouteというバンド名を聞いたことがあるかも知れない。1971年にNeonレーベルからアルバム1枚だけリリースしたバンド。ちょっとジャズ風なところもある鄙びた雰囲気の音の名盤。

さて、このトントン・マクートという妙な名前を全然別のところで今日見かけた。「月光浴―ハイチ短篇集」という小説本の解説で。実はこのTonton Macouteという名前は、ハイチのデュヴァリエ独裁政権における体制側民兵組織、「国家安全志願隊」の俗称であったらしい。

ハイチと言えば、ちょうどここ数日首都で暴動が発生している。カリブ海、ドミニカのお隣の小国。

入手した短編集をきっかけに、私はこれからハイチのことを少しは知ることが出来るだろうか。

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2004.02.20

頭痛の週末

頭痛がひどい。全然仕事にならないので早めに切り上げて帰ってきた。

このblogでもいろいろ書きたいネタはあるのだが、今日はお休み。
まもなく連続リリースが始まるUK NEW WAVE 2004に絡んでのお話とか、と~っても良かった柵原望の新刊「とりかえ風花伝 1」のこととか。

でも今日はお休みです。
すみません。

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2004.02.02

手持ちのCDをMP3に変換してくれる有料サービス

手持ちのCDをMP3に変換してくれる有料サービスが登場(hot wired)はなかなか興味深い。高速マシンが手元になかった数年前からこつこつデジタル化を進めてきた私には、その手間が十分理解できる。

ところで、記事に登場する方は、ずっとデジタル音楽を聴き続けているようだ。しかしやってみると分かるが、CDですら長時間聴き続けると疲れると言われているのに、MP3での疲れ方はその上を行く。デジタル化した音楽は、検索して曲を思い出すにはこの上なく便利だが、鑑賞用とするにはまだ技術的に未成熟である。LPの再生環境がある方は、ぜひ長時間の聞き比べをしてみるといい。LPを聴いていると体が休まる。CDだと耳と頭が疲れる。

ところで、音楽ファイルを圧縮するという技術は、ストレージ節約のためのものだ。ではそもそもCD1000枚の容量は?
1枚700MBとして、700Gで足りてしまうのだ。可逆圧縮のMonley's AudioやFLACを使えば、400Gくらいで足りる。
300Gのハードディスクが25000円で買えることを考えると、既にそれほど大したコストではないと言える。

CDを1000枚以上持っている人だってもちろんいるわけだが、1000枚以下の人の方が圧倒的多数だろう。
ということは、300Gのディスク1コでほとんどの人は自分が所有するCDを全て同音質でディスクに収めることが出来るのだ。
ただし、携帯プレーヤーに入れるなら問題は別である。

もうすぐ、圧縮音楽とは携帯するための技術である、という位置づけになるだろう。
そして家庭では無圧縮もしくは可逆圧縮フォーマットでライブラリを構築するようになるだろう。
それはCDと同音質のコレクションとなる。

SACDやDVD-AUDIOになると、再び容量問題が浮上する。
またアナログソースから、24bit 192KHzなどの高音質デジタル化を進めている人にとってもやはり容量問題が目の前にある。

ストレージがあと2世代くらい進んだ時、その頃になると音楽とのつきあい方は今とは相当違ったものになるだろうという予感がする。

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2004.02.01

横浜:みなとみらい線開通

長かったですねぇ、工事。

みなとみらい線が本日開通。渋谷から中華街まで直通の路線が出来た。このところ中華街には新しいスポットが増えてきているし、ますます混むのかなあ。

横浜って意外に名物はあるようで、ない。とくに食べ物はない。崎陽軒のシュウマイとか中華街くらい?・・・って似たような感じだなあ(笑)。銘菓とか特産物とか、あまりないような気がします。まあ手に入れる分にはなんでも買えますけど。

どのくらい有名かは分かりませんが、喜月堂の喜最中は、和菓子好きの方にならぜひ試して頂きたい逸品ですね。ああ、あとは鶴見・清月のよねまんじゅうとか。探せばいろいろあるのでしょうが・・・。

とにかく、新線開通の記念日、ということで。
開通は前から知ってましたが、横浜~桜木町間の東横線がなくなるのは知りませんでした。
そうだったのかあ。

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2004.01.30

もー1月も終わるなあー

ここ数日忙しかったので、ウェブ上で見つけた話題は特になし。

・数年間積読しておいたローレンス・レッシグ「CODE ― インターネットの合法・違法・プライバシー」を読み始める。現時点で読むと、多くの部分で結果的に予言の書になってなってしまっているのがこわい。まだ手遅れではないと思いたいが。読み終えたらやはり積読されている「コモンズ」を読もう。

・「CODE」を読みかけの間に読み始めて読み終えたのが「クリティカルチェーン―なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか?」。前作「チェンジ・ザ・ルール」よりは内容が少なかったように感じたが、それは単に小説としての出来の部分かも。進捗状況をどう測るか、という点に革命的な転換がある。

・先週あたりからCaravanばかり聴いている。なんとなあ。初めて聴いてから20年近く経ってまたはまるとは予想しなかったなあ。

・「未来世紀ブラジル スペシャルエディション」というDVDが出た。ブラジル狂いの私は日本盤LD、日本盤ワイド版LD、米クライテリオン版LD、米クライテリオン版DVDを既に持っている。バカである。しかし並べてみると分かるように、国内版は随分しばらく再販されていなかったのだ。また買うことになるんだろうなあ。バカ。

PostgreSQLってWindows上でもちゃんと動くんだっけ?、というテストをちょっと始める。Cygwin上で動かすことになるんだけど。

Pentangleファーストアルバムセカンドアルバムが手元に届く。先日Napsterで試聴して気に入ったもの。楽しみ。

こんな感じで、新しい年の1/12は終わろうとしているのだった。

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2004.01.19

ブライアン・メイ曰く 「CCCD? ナンセンス!」

レコード・コレクターズ2004年2月号上での音楽評論家の萩原健太氏コラムによると、ソニーが今年から邦楽についてはすべてCCCD化する方針を発表したというのは本当らしい。萩原氏はCCCDのライナーノーツは一切断るというように、一貫してCCCDに反対されてきている方だ。要するに、「著作権保護は大事だが、こんな欠陥コピーガードはダメ」というのが主張ポイントでしょう。レコード・コレクターズ誌上でも、常に明確な反対を表明しています。このあたりでも、もうウンザリというのがよく分かります。

いろいろ探していたら、「だからWinMXはやめられない」の著者である津田大介氏のサイトで、Queenのブライアン・メイも、彼のオフィシャルサイトで「CCCD? ナンセンス!」と答えていることを知りました。

なるほどね。海外アーティストの場合、「あなたのCDが、日本ではCCCDというヘンなコピーコントロールフォーマットで出るそうだが、アナタは知っていますか?」って問い合わせを入れる、という方法もあるのですね。

なるほど。ソニーも、邦楽は全部CCCDだが洋楽は除く、としているのは、こういうことが起こって、外圧が掛かるのを恐れているのかも知れませんね(笑)。つまり、国内のアーティストなら、絶対抑え込めると踏んでの決断なのでしょう。

ははは。
なめてるなあ。

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2004.01.15

レンタルコミックでも著作権料徴収か?

著作権法改正の動きについて昨年も書いたが、また動きが出ている。文化審議会では昨年12月に中間報告書に対する意見募集を行っていたが、1月14日に報告書を提出したそうだ。


貸本にも著作権料を義務付け 文化審分科会が報告
(産経新聞)

複製が容易に行えるCDやビデオと違って、書籍の複製は難しい。それをCD等と同じくレンタル料金に上乗せする方向の改正には少々疑問がある。コミック文化の成熟とは関係ないのでは? 個人事業の貸本業を除外している点にはうなづけるところもあるが・・・。

ただそもそも本が売れない時代で、かつ分野もファンも恐ろしく細分化した(成熟?)コミック界で、いったいどれだけの数が売れれば真っ当だと言えるのだろうか?

休刊間近の雑誌・