日記・コラム・つぶやき

2008.06.12

秋葉原無差別殺人を生み出したもの

週末の秋葉原歩行者天国を襲った無差別殺人事件は衝撃的だった。これからしばらくはさまざまな余波を生みそうな事件であり、使用されたナイフの規制に関する報道も目立つ。その一方、実行犯を生み出した環境についてはまだ多くは語られていないように思う。

マガジン9条に連載されている、雨宮処凛がゆく!というコラムの第57回にて、秋葉原の無差別殺人事件を取り上げている。同氏の著作「生きさせろ! 難民化する若者たち」の他、「雇用融解—これが新しい「日本型雇用」なのか」風間 直樹 (著) 、「労働ダンピング—雇用の多様化の果てに」中野 麻美 (著) といった書籍を見てみれば、派遣労働者として工場に勤務するという生活の過酷さをイメージできるかも知れない。

だとするならば、私たちは悠にあと100万人ほどは、自暴自棄になっても一概には責められないような過酷な生活を送る人々を生み出していることになる。このツケは誰が払うのか。利益を上げた企業か。安い製品を喜んで買った消費者か。このような労働市場を生み出した政治家か。その政治家に投票した有権者か。

異常犯罪・猟奇事件というのは、社会から見ればガン細胞に似た突然変異にも思える。しかしガンも結局は本人の身体が生み出したものである。また病気である以上、それは他の病気と同様、宿主に対する危険信号である。「このままの生活をしているとヤバいぞ」と無理やりストップを掛けているものなのだ。そして、ガンは切り取っても直らない。生活自体、生き方自体を変えるしかないのだ。

2008.06.14 追記
秋葉原通り魔殺傷事件(その9)「加藤の乱」就職氷河期世代の叛乱→追記あり(天漢日乗)

私のエントリでは、刊行されている単行本情報から想像される事情を書いてみたのだが、上記blogでは企業広報やネット掲示板からの情報も含め、さまざまな声が記録されている。掲示板への書き込みについては信憑性100%とは思わないが、政治・日本社会・地域社会・職場などに絶望した人間が突発的にテロ行為に走ったとしても理解できる、と感じる人が多いことはどうやら確かなように私には思える。

年間3万人が自殺し続けているというのが今の日本の状況である。これが本当に社会に絶望してということだとしたら、年間3万人が国会議事堂前で焼身自殺するようになる日も遠くないのかも知れない。ただ、地方から東京にくる旅費がすでにないという可能性も高そうだ。今までは自分を責めて孤独に死んでいた人々が、無差別に隣人に当り散らし始めているのが近年の特徴だとすれば、次は一揆・革命・テロとも予想できる。

ただ・・・・何があっても人間は人間を殺してはいけない。
それが人類共通の歴史的教訓ではなかったのだろうか?
けれど、ベルトコンベア式に法務大臣が死刑執行している政府では、仮にそう言ったとしても説得力は生まれないだろうな・・・。

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2008.06.01

地元ブランド大いに結構:でも熱帯性果実は身体を冷やすのだよね・・・

マンゴーバブル?2個20万円 東国原知事もびっくり(Asahi.com)

 宮崎でマンゴー栽培が始まったのは85年。減反で野菜が生産過剰となり、その代替で導入された。


 生産農家8戸から始まった。最初の収穫は4年後。1キロ2千〜3500円で東京の青果店に持ち込んだが、結果は散々。店内に並ぶ外国産は数百円で、「そんなに高いマンゴーはいらない。メキシコ産で十分」とまで言われた。


 東京への売り込みは2年続けて失敗。生産者らは地元・宮崎での試食販売に切り替え、毎年街頭で呼びかけた。温度や湿度、摘花時期など品質管理も試行錯誤
を重ねた。努力は実を結び、04年まで1キロ2千円台だった完熟マンゴーの平均単価は05年に3千円を突破。去年は東国原知事の宣伝で火がつき、4900
円にまで達した。東京・日本橋の高級果物店ではいま、1500円の外国産を尻目に、太陽のタマゴが1個約1万〜2万5千円で中心に並ぶ。

国内の名産品が増えていくこと自体はうれしく思います。また、苦労しながらここまで栽培を続けてきた方々の努力にも胸が熱くなります。農業大事だから、応援したいし。

ただ・・・・・・

マンゴーは熱帯性果物なので、基本的に身体を冷やす食べ物です。食べすぎなければ問題ないですし、九州で食べる分にはまったく大丈夫そうな気がしますが・・・。


食べ物の「陰・陽」を知って冷えを防ごう!!
(東西総合医療研究所)

身体の冷えはさまざまな病気の元になる、という話は最近あちこちでされていますから目にしたこともあるのではないでしょうか? 現代人にやたら病気が多いのは、多分に食生活に原因があるとされています。

高齢者医療費をめぐってごたごたしているのも、高齢者が多いことが問題なのではなくて、病人が多いことがそもそも問題であるはずです。

乳製品や小麦粉の値上がり、輸入食品汚染問題(ギョーザを思い出す前に、そもそもアメリカ牛肉とか・・・)いろいろありますが、なんか大部分は第二次大戦後に諸外国から売り込みかけてきた食材が多いような・・・。それで病人が増えて医療費高騰とか言われても、自業自得、という気がします。それまでに食材・食品産業は相当新市場を開拓して利益を上げてきたのではないでしょうか。

製造物責任という意味では、誤った食生活を推進してきた人たちこそが、病人だらけの国を作ってしまった責任を取るべきでしょう。いや、マンゴーにはまったく罪はないのですが・・・。マンゴーには罪はないけど、化学調味料とかインスタント食品とかスナック菓子を作ってきたメーカーには責任ありそうな気がするなあ・・・。学校給食で牛乳飲ませてきた栄養士さんにも責任ありそうな気がするなあ・・・。行き着くところは厚生省なのかなあ・・・。

ところで、考えてみれば遠くから生鮮食品を運ぶのって燃料も使う訳ですし、本当は遠くへは運ばない方がエコですよね?(笑) 食料をムダに遠くへ運ばない、ってしただけで、多分CO2排出権なんて買う必要がないくらいの削減になるでしょう。所詮排出権なんて、環境問題ではなく経済政策に過ぎないのですよね。

だけどガンバレ宮崎マンゴー(笑)。美味な贅沢品で居てください。
贅沢品なら食べすぎることもないし、食べる機会を貴重なものとして楽しめますからね。

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2008.05.05

統計でウソをつく方法 実例

いや、騒ぐほどのことではないのですが、実例として。

子供の数 過去最低を更新(読売新聞)


 「こどもの日」にあわせて総務省が4日に発表した推計人口(4月1日現在)によると、日本の子供の数(15歳未満)は、昨年より13万人減って1725万人となり、27年連続の減少となり、過去最低を更新した。

 総人口(1億2773万人)に占める割合も13.5%と34年連続で低下し、少子化がさらに進んでいる実態を浮き彫りにした。

 男女別では、男性884万人、女性841万人。年齢層が下がるほど少なく、中学生(12〜14歳)は359万人、小学生高学年(9〜11歳)358万人、小学生低学年(6〜8歳)351万人、3〜5歳332万人、0〜2歳が324万人だった。

 都道府県別(07年10月1日現在)の割合では、沖縄県が18.1%で最も高く、最低は東京都の11.7%だった。ただ、前年比では、東京都のみ増えた。
(2008年5月5日 読売新聞)

この記事で使用されているグラフを一見すると、2008年における15才未満の人口は1950年の1/10に見えますね。本当は半分までは行かず、1/2よりちょっと多い程度のはずなのに。

2008050523082691l

これは縦軸が1500万人から始まっているからです。
数値としては半分だ、と分かっていても、これほど減少を強調したグラフを見ると、つい危機感を覚えてしまいますよね。

統計でウソをつく法—数式を使わない統計学入門
(ブルーバックス 120) (新書)

印象操作とプロパガンダへの自衛策として、分かりやすくてとても勉強になる本。古い本ですが、やはり名著かと。実におもしろいですし。

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2006.01.10

古いラジオ番組詰め込みまくりのCD・DVD

著作権が切れるととてもいいことがあるなあ。

Old Time Radio Program
http://www.thegoodolddays.ca/

他のサイトのバナー広告で知ったのだが、ちょっとグラっとくる・・・。
例えば、イギリスコメディー番組の古典(ピーター・セラーズも出ていた) The Goon Showが168回分、Groucho Marx(だよな?)のYou Bet Your Lifeが201回分、その他昔のラジオドラマ、例えばSherlock Holmesが273回分、などをMP3にしてCDに詰め込んで1枚$5。DVDに詰め込みまくったのもあってそちらは$15。5枚買うとボーナスであと2枚、10枚買うとあと5枚もらえるキャンペーン中だったりもする。トーク番組が多いが、1920-50の音楽番組を詰め込んだDVDもある。くわぁ・・・。

日本の番組でもこういうの出してくれたらかなり押さえておきたくなるなあ。というより、こういうのはあと少しすればインターネット上のどこかにデジタルアーカイブが出来て、無料でアクセスし放題になると思う。

いや、これは久々にくらくら来た。
とりあえず、ピーター・ウィムジイ卿もの、ネロ・ウルフもの、ペリー・メイスンものなんかは申し込まずにいられませんでした・・・。

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2005.08.23

50円アルバム、始末屋ジャック、そして私的録音補償金

忙しい時の逃げ道。
クリップのみにて失礼・・・・。

激安?ミス?アルバムが50円 アップルの音楽配信(朝日新聞)
はい。そういうことがありました。
ありましたけど、この件続報って出るんでしょうかね? 出なそうな気がしてますが・・・。

短編小説など1編54円、ネットで販売 米アマゾン(朝日新聞)
あ、これは知りませんでした。
ちょっと見てみたら、おお、なんと!、F. Paul Wilsonの短編がありますよ! "始末屋ジャック"ものの新作短編です。

iPodに印税、上乗せ?――もめる私的録音補償金(CDV-NET)
各地のblogでも話題沸騰!

「アップルさん、iPodで絶好調じゃないですか。補償金、覚悟して下さい」

というのが文化庁の役人の台詞だというあたりからしてなかなか凄いです。
9月のパブリックコメントでは、音楽ファンの立場から意見をぶつけてあげたいです。
権利金搾取団体の方々には早々にお引き取りいただきましょう!

「1曲100円以下で」6割超す ネット音楽配信(朝日新聞)
iTMSの150円でも高いと思う人が多いよ、という話で、個人的には全く同感。
「圧縮音源で」「ジャケット・歌詞カードも無く」「処分してなにがしかを回収出来るわけでもない」ダウンロード音源の場合、1曲30~50円くらいが妥当じゃないのかな?

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2005.07.07

多忙に付きクリップのみにてあしからず

誤りを正すには、一時醜態をさらさざるを得ないのだろう。
「自ら醜態をさらしてでも警告したかった」,住基ネットに関して国立市長(日経 ITPro)

何が大反撃なのか分からないところが思わず失笑を誘う。
中身はコンパクト外側にインパクト、CD業界大反撃(夕刊フジ)

法律違反なのでしょうがないのだが、レコード売上ダウンは別にこのせいじゃないと思う。単にバブル前に戻ってきただけでしょう。
ファイル交換で、5人が賠償支払いに合意 平均48万円(asahi.com)

既に旧聞に属するが、知らなかった人は映画を見る前に見ておきましょう。

オレの書いた「スターウォーズ」評を配給会社が検閲!
(ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記)

どうしてここまでやられても、相変わらず都議会選挙が盛り上がらないのかな?不思議でしょうがない。
各種控除の縮小、廃止で、大増税が来る!(asahi.comトップ > 暮らし > コラム > 荻原博子の”がんばれ!家計”)

だから、みんな死にかけてるんだってば(笑)。
所得7年連続減、「生活苦しい」56%…厚労省調査(読売新聞)

かつ、既に自由に動けない人からも、さらに金を取りますとな。一旦死にかけたら、ひたすら死に向かって加速させられるようです。
改正介護保険法が成立 施設入所者の食費など自己負担に(asahi.com)

駄目押しで、「共謀罪」関連の報道を。びっくりするほどマスコミ露出が少ないことから、明らかに政府はひっそりと成立させることを狙っているのが透けて見えます。下記必読!
“治安立法”へ条約を曲解? 「成立すれば拡大解釈当然」(東京新聞)

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2004.12.26

今年最大の贅沢:東プレのキーボード買ってしまった

いや、一太郎2005発売のお知らせが来たのでジャスト・システムの通販サイトに行ったら、限定100個売りに出てました。

東プレ Realforce106キーボード
https://www.justmyshop.com/app/servlet/mypage?tag=32

キーボードマニアの間ではあこがれの一品、"打ちやすく疲れない"と評判の高級キーボードです。
東プレ 製品情報
http://www.topre.co.jp/products/electric/keybord/catalog.html


物書きなら万年筆などの筆記用具にこだわるわけですが、コンピュータユーザーにとってはキーボード、およびマウスというパーツはもっともつきあう時間が長い道具です。ショップブランドのPCセットなどだと300円くらいの安物が付いていることが多いのですが、初心者ほど付いてきたものをそのまま使ってしまう傾向があるように思います。実際にはキーボードというのは実に多くの種類があって、多くの人が様々なこだわりをもって選んで居たりもします。

私はここ数年はずっとJustyのJKB-106Sという機種を愛用していた。
http://www18.big.or.jp/~fujiwara/ikki/keyboard/photo/jkb106s.shtml
ネットや中古で同機種の予備を何台か購入し、同型の日立製PC-KB3500も何台か入手して、仕事場、自宅など全ての作業場所で使っていた。

しかし残念ながらこのキーボード、耐久性はそれほどなく、3年も使っているとあちこちにガタが来る。ミスタッチが増えてくるようになると余計なストレスもあるし、作業効率も落ちるのでちょっと困っていた。

東プレのRealforceは高価な上に生産量が限られているので、秋葉原でも常に買えるわけではない。それがジャストマイショップの年末企画で売り出されていたのでつい注文してしまったのだった。

現在この文章は、届いたばかりのRealforceで打っているけれど、キータッチが大変心地よい。私はそれほどタイピングが早いほうではないのだけれど、ペンに例えるならば水性ボールペンでさらさらさらとかる~く書いているような感触だ。触っていて気持ちが良い感じ。

PC本体が3万円以下で買えるようになっている時に、キーボードが1万6千円というのは相当高価だが、まあ私の場合は仕事関係の道具だしということで思い切って贅沢してしまった。本当はパソコンが苦手な人ほど、最初はいいキーボードとマウスが必要なはずなんですけどね。これって楽器と似てますね。初心者にはいいものを与えよ、という点が。

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2004.11.08

三波伸介を思う

ウェブで突然三波伸介の名前を見て驚いた。
これで笑ったとどめの一言:てんぷくトリオ=油井雅和 (日曜くらぶ)

私は、有名人が死んだって、ほとんどの場合何ら感興を抱かないことがほとんどである。そりゃ「ああ、残念だ」とか「惜しいなあ」くらい思うことは多いけれど、面識のない有名人が死んだって、悲しいと思うことはほとんどない。

まれな例外が、坂本九の事故死と三波伸介の死だ。

坂本九は、なにより「新八犬伝」のナレーターとして、そして「夕焼けの空」を歌っている歌手として、個人的には思い出深い人だ。悲しかった。

三波伸介の死は、どういうわけだか、無性に悲しくて、ちょっとだけ泣いてしまった。

「笑点」の大喜利は、司会が円楽になってからすっかり気が抜けたビール状態で、どうにもやりきれなかった。
もう「減点ファミリー」の、子供相手の当意即妙なやり取りが見られない、というのが信じられなかった。

思えば、太陽みたいに輝いている人だったなあ、と思う。コントを演じていても、大喜利で不機嫌そうな顔をしていても、なんだか暖かい、ポジティブなエネルギーをずっと出し続けていたような気がする。

思わず、新聞記事で紹介されていた評伝を古本で注文してしまった。
Easyseekあたりに行くと、値段はいろいろだが結構在庫がある。

月並みな言葉だが、こんな人は以来現れていないような気がする。
本当に惜しい。

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2004.11.04

近況など

大分更新が滞っていますが、本人が死亡したわけではありません。
まあ1/3くらい死にかかっているかも知れませんが(笑)。

今年は妙に体調が優れない時期が多いのですが、特に10月後半からは調子悪いです。その調子の悪い時期に、著作権改正法に関するパブリックコメントはあるわ、期待の音楽配信サービスrecommuniはスタートするわ、レコード還流防止の輸入禁止期間は4年間になってしまうわ、その後の、著作権分科会法制問題小委員会では全然議論が進んでいないっぽいわと、かなりいろいろな動きがありました。

しかし、輸入禁止期間に関するパブリックコメントの数が、文化庁の発表によれば323件だったそうなのですが、これ、もの凄く少ないように思います。もうこの問題が皆さんの関心から外れてしまったんでしょうか?

いや、確かに、すぐには生死に関わらない問題です。イラク人質殺害事件とか、次々やってくる台風とか、新潟大地震とか、アメリカ大統領選挙とか、狂牛病とかに比べれば相当優先順位は低い問題である、と言えるかも知れません。たかが音楽、たかがレコードの問題になんて関わっていられないよ、という人が多いのも予想できます。

でもねえ・・・・放っておくとかなり悲惨な未来が待っていそうな気がするんですよね。
他にもいくらでも心配の種はあるわけですけど、「音楽なんてどうでもいいよ! それより生き延びることの方が今は大事!」って人がどんどん増えている今の日本って、相当ヤバイですよ。

このところ、どちらかというと出版物関係で「やった!出た!」というのが多いのですが、この辺は体調が上向いてきたらぼつぼつご紹介していきたいと思ってます。まあ多分11月の中盤くらいから、という希望的予測をもって予告編、とさせていただきます。

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2004.08.25

コピーコントロールが全てを台無しにしているんじゃないの?

日経BizTech掲載のコラム、柔らかいデジタル 第18回~睡眠不足にさせる、罪なデジタルハイビジョンテレビは是非是非読んでみて欲しいです。業界のエゴ、それによって一般ユーザーが味わう馬鹿馬鹿しいまでの不便がと~ってもよく分かります。そしてさらに笑っちゃうのが業界人も不便を被っているというところ。こんなにはっきりした書き方の記事って、あんまり知らないのですがどうでしょう?

つい、ジョゼフ・ヘラーの小説「キャッチ22」、なんてあたりのタイトルが頭に浮かんできてしまいました。不条理な世界。

デジタル・コピーワンスとか、コピーコントロールCDとか、制限だらけのオンライン楽曲購入とか、鳴り物入りのダメダメ製品が増えていくのを見ていると、ますますアナログレコードを集めたい気持ちが募るのでした(笑)。実際、ここしばらくは、CDを購入して未開封で積んでおいて、アナログレコードを聞いてることがちょっと増えて来ました(笑)。

夏だからなのかなんなのか、あちこちでコンピュータのディスクが壊れていまして、ずっとあちこちのサーバーやら業務端末の修復をしています。先月自分のディスクが死んでから、結局2ヶ月の間、直す作業が途切れることなく続いていまして、そんな状況がさらにアナログ指向を後押ししているのかも知れませんね。

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